ウィルスや風邪が気になる季節、空気清浄機が気になるという人も多いのではないでしょうか。今回は、空気清浄機の特徴や空気をきれいにする以外の機能、オススメ空気清浄機をピックアップしてご紹介します。ぜひ、購入する際の参考にしてみてくださいね。
空気清浄機のメリット
空気清浄機は、エアコンなどと違い必ず必要な家電ではありません。でも、アレルギーがあったり、赤ちゃんや子どものいる家庭では持っていた方がいいもの。具体的にはどんなメリットがあるのでしょう。
空気清浄機の効果とは?
空気清浄機の大きなポイントは、花粉・ハウスダストなどのアレルギー物質、菌やウィルス、PM2.5などの有害物質を集塵・除去してくれるところ。また、吸収した空気を、イオンやフィルター性能で清潔にし、部屋の空気を入れ替え浄化してくれます。小さな子がいる家庭やペットを飼っている家庭では必須の家電と言えます。
空気清浄機の選び方
空気清浄機には、さまざまな機能が搭載されたものが揃います。迷ってしまいがちなので、選び方のチェックポイントをご紹介します。
空気清浄機の性能から選ぶ
基本の機能は、花粉やハウスダスト、においの対策。空気清浄機は、お部屋の空気を吸い込み、細かなフィルターを通すことで花粉やほこりをキャッチしてくれます。高密度HEPAフィルターやTAFUフィルターなど、高性能なフィルターが搭載された製品が一般的になり、気になるPM2.5もしっかり対策できるようになりました。
また、ナノイーやプラズマクラスターなど独自のイオン効果でウィルスやカビを抑制してくれるものもあるので、チェックすべきポイントです。
さらに、空気清浄機能だけでなく、加湿機能も一体となったタイプが人気。適度な湿度を保つことはウィルスや風邪の予防に効果が期待できます。
使う場所や部屋の広さに合わせて選ぶ
空気清浄機には適応畳数があり、適応畳数が多い機種は早い速度で部屋の空気を清浄することができます。そこで、部屋の畳数よりも2倍程度大きい畳数に適応している機種を選ぶのがおすすめ。
掃除のしやすさはどうか
きれいな空気を保つには、空気清浄機自体を清潔に扱う必要があるので、購入する際には掃除のしやすさや頻度も合わせてチェックしたいもの。
空気清浄機にはフィルターが付いていますが、独自のイオン効果で汚れが付着するのを抑制してくれるものもあります。また、フィルターを外しやすいものの方が、お手入れがしやすいですよね。フィルターによって、掃除機で吸えばOKなもの、水洗いできるものなどの違いも。また、加湿機能が付いたものは、水垢やカビ対策も必要に。加熱式であればカビの心配がなかったり、銀イオンパーツを取り付けることでカビを抑制したりと機能もさまざま。
ランニングコストはどれくらいか
電気代が気になる人も多いと思いますが、実は空気清浄機の電気代はかなり抑えめ。静音運転であれば1日運転しても約4円程と言われています。これなら1ヶ月連続運転していても約125円程。24時間運転しても大きくは気になりません。ただ、大きいもの、機能が多いものほど、ランニングコストは上がるので、本当に必要な機能なのかを見極めて選ぶのがポイントです。
加湿・除湿の機能付きの製品も
空気清浄機には加湿機能が付いているものがたくさんあります。カビやウィルスを防ぐためには湿度も大きく関連してきます。適度な湿度をキープしてくれるものもあるので、よりきれいな空気を求めるのであれば、加湿機能が付いたものを選ぶのも手。また、除湿機能が付いたものは、部屋干しをすることが多い場合や、梅雨や長雨の季節にぴったり。部屋の湿度を抑えることでカビを抑制してくれます。
赤ちゃんがいても安心な製品は?
大人より床に顔が近くなってしまう赤ちゃんは、床付近のほこりやアレル物質を吸い込んでしまうことも。本体の下部からも吸塵する空気清浄機を選ぶのもオススメ。また、お昼寝を妨げないように、おやすみモードなどの静音機能が付いているものも。つかまり立ちができるようになった赤ちゃんには、チャイルドロック機能があると安心ですね。
空気清浄機の人気メーカー
空気清浄機を選ぶ際にまず決めたいのがメーカー。メーカーごとに独自の空気清浄フィルターやイオンを開発しているので、重視する点を見極めてから具体的に商品を絞っていくのがオススメです。
ダイキン
「うるるとさらら」で有名なダイキンの最新機能はストリーマ空気清浄機。ほとんどの製品が花粉対策製品認証を受けています。吸着したにおいはストリーマが分解、再生するので脱臭能力がしっかり持続。有害物質も抑制するので、本体内部を清潔に保つことができます。汚れやにおいを三方向から吸い込み、素早くパワフル吸収。花粉症などのアレルギーに有効なHEPAフォルターよりも、さらに集塵効果を高めたTAFUフィルターでキャッチしているのが特徴。0.3μmの微小な粒子を99.97%除去し、アクティブプラズマイオンを含んだきれいな空気と入れ替えてくれます。
★ダイキンの空気清浄機を選んだママパパのコメント
「フィルターの交換時期も長く、コストパフォーマンスが良かったから」(30代・奈良県・子ども2人)
シャープ
シャープ独自の空気浄化技術、プラズマクラスターNEXTが搭載されているのが特徴。菌やウイルスに対し、表面の細胞膜のタンパク質を切断して分解・除去。またイヤなニオイ成分を、気にならないレベルまで消臭。付着ニオイ原因菌の作用も抑制します。お肌にツヤまで与えてくれるので、ママにも嬉しい機能。静電HEPAフィルター、脱臭フィルター、ホコリブロックプロテクターの3つで、しっかり脱臭・集塵してくれます。
★シャープの空気清浄機を選んだママパパのコメント
パナソニック
日本アトピー協会から推薦された、独自の高濃度ナノイーテクノロジー、ナノイーXを搭載しているのがパナソニックの空気清浄機。空気中や壁、床などに付着したアレル物質、菌やウイルス、においを抑制してくれます。また、部屋に侵入する手ごわい花粉を3方向に吹き出す独自の気流で汚れをしっかり吸引してくれます。床上の低い位置の吸引力が高いのもポイントです。
★パナソニックの空気清浄機を選んだママパパのコメント
日立
他にはない薄型コンパクトなのがポイントの日立の空気清浄機。空気を一気に吸い込む6方向吸引で機能はしっかり。脱臭・集塵一体型のアレルオフHEPAフィルター搭載で、アレルギー物質やにおいをしっかりキャッチしてくれます。空清・脱臭・ひかえめの3つの自動モード、空気の汚れを感知して自動運転を行います。加湿は気化式なので熱くならず安心。リモコンで離れた場所からも操作できるのが便利です。
★日立の空気清浄機を選んだママパパのコメント
おすすめの空気清浄機8選
ママ・パパがオススメするメーカーを中心に、優れた機能が搭載された空気清浄機をピックアップ。加湿機能や除湿機能が付いたものもあるので、必要に応じて選ぶのがポイントです。
シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター NEXT(50000)
プラズマクラスターNEXT搭載。外から持ち込みやすく、フィルターだけでは取りきれない浮遊花粉アレル物質の作用を抑制。大容量加湿実現し、人がいるときはたっぷり加湿、人感センサーが人の不在を感知し、ムダな加湿を抑制。お部屋の加湿のしやすさをAIが学習し、加湿スピード優先や運転音を抑えた制御など、最適な加湿制御を自動で判別・設定します。キレイな水で加湿してくれ、Agイオンカートリッジでカビが発生しにくいのもポイント。PM2.5濃度デジタル3桁表示(目安)/ デジタル温度・湿度・電気代モニター / きれいモニター / ニオイモニター / ホコリモニタで分かりやすいのも高ポイント。
ダイキン ストリーマ空気清浄機 MC55W
充実の集塵・脱臭機能・静電HEPAフィルター搭載で0.3μmの微小な粒子をしっかり除去。ニオイをフィルターに吸着させて、ストリーマが分解。しかも吸着能力が再生するので脱臭能力が持続します。高さ50cm、横幅27cmとコンパクトなモデルなので、ローチェストの上に置くという使い方も。ワイドな吹き出し口とファンをフィルターの下部に配置することで防音効果にも配慮されています。
パナソニック 加湿空気清浄機 高濃度ナノイーX・エコナビ搭載
日本の主要な13種類の花粉を抑制してくれる「ナノイー X」搭載。3方向への立体的な気流で部屋全体を効率よく循環する「3Dフロー花粉撃退気流」で、花粉の集じん量が従来比約1.5倍に。インテリアに馴染むキュービックフォルムが魅力的。本体横下部に配置された高感度ハウスダストセンサーが、花粉が溜まりやすい床上30cmの大きな粒子もしっかり検知してくれます。加湿機能は、吸水・保水・通気性に優れたダブルラッシェル構造のフュージョン素材を採用。汚れがつきにくく、洗浄に強く、たっぷりの水をすばやく気化させ部屋がしっかりうるおいます。
アイリスオーヤマ 空気清浄機
1台で360°という広い空間を浄化してくれる空気清浄機。集塵・脱臭フィルターは花粉やPM2.5はもちろん、0.3㎛の微細な粒子もしっかり除去。ホコリセンサーで空気の汚れを常にチェックし、素早く清浄。自動モードに設定すれば、汚れに応じて風量を自動で調整してくれます。加湿機能がないのでカビの発生を防げます。
シャープ 空気清浄機 プラズマクラスター 7000 FU-L50
シャープ独自の空気浄化技術、プラズマクラスター7000を搭載した空気清浄機。静電HEPAフィルター搭載で、浮遊花粉アレル物質の作用を抑制します。部屋全体に風を素早く行き届けるスピード循環気流で、遠くのホコリも引き寄せて大きな背面全体の吸込口でパワフルに吸引。プラズマクラスターイオンが静電気を除去しながら、効率良く集じんします。静電HEPAフィルター、脱臭フィルター、抗菌・防カビプレフィルターの3つのフィルターで、ニオイやホコリをしっかりキャッチ。プレフィルターについた大きなホコリは、後ろパネルをつけたまま掃除機で吸い取るだけで、簡単に掃除ができます。
ダイキン MCK70W-W 加湿ストリーマ空気清浄機
高速電子を放出するストリーマが2つつくツインストリーマで除菌スピードが2倍になった加湿空気清浄機。TAFUフィルターで、微小な粒子のホコリや花粉を吸着。また、加湿フィルター、水の細菌もストリーマで除菌・抑制、小林製薬の持続性抗菌剤を採用した抗菌フィルターを使用しているので、清潔で安心感のあるうるおいで部屋を満たしてくれます。
ダイソン 空気清浄機能付ファンヒーター Dyson Pure Hot + Cool Link
高い密閉性をもつ360°グラスHEPAフィルターで花粉、バクテリア、ウイルス、PM2.5、PM0.1レベルの微細な粒子を除去。活性炭を3倍に増やし、トリス緩衝液を浸透させた活性炭フィルターでVOC(揮発性化合物)やニオイなども除去してくれます。室内の空気の状態をモニタリング、反応して風量を自動で調整します。夏は扇風機としてパワフルで涼しい風を届け、冬はヒーターとしてより早く均一に部屋を暖めてくれます。
パナソニック 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ
次亜塩素酸で空気を洗うという発想の空気清浄機。次亜塩素酸で浮遊・付着ウィルスや菌を抑制。介護環境や頑固なペット臭などの連続的なにおい環境でもしっかり脱臭してくれます。水道水と塩を電気分解することで次亜塩素酸を生成。塩タブレットの自動投入機能で使いやすいのもポイント。
アイリスオーヤマ 加熱式加湿 空気清浄機 HXF-C40
3方向吸引で広い空間をパワフルに清浄。床の空気まで吸引するので、ペットのいる家庭にもおすすめ。HEPAフィルターと活性炭フィルターで、いやなニオイを吸着・脱臭、0.3マイクロメートルの微細な粒子も除去してくれます。また、加熱式の加湿機能なので冬でも部屋を冷やさず温かく加湿。蒸気の吹き出し口の温度は約45度と低めなのでやけどの心配がありません。自動運転モードなら、高感度ホコリセンサーで空気の汚れを測定。空気の汚れに応じて運転を切り替えてくれます。また、湿度センサーでお部屋の湿度を測定。加湿ON/OFFを切り替えながら加湿量を調節し、目標湿度50%をキープします。床面積がほぼA4サイズのコンパクト設計。
シャープ 除湿・加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 7000
高濃度プラズマクラスター7000を搭載した加湿も除湿もできる空気清浄機。5つのセンサーで見張り、おまかせワンボタンを押すだけで、部屋の空気の汚れやにおい、湿度・温度、明るさに応じて、除湿・加湿・空気清浄を自動でコントロール。快適な空気環境にしてくれます。プラズマクラスターと広角自動スイングルーバーで、生乾き臭を抑えてくれる洗濯物に嬉しい効果も。遠くのホコリも引き寄せるスピード循環気流&大面積で吸い込む背面ワイド吸引、パワフル吸じんモード、微小な粒子を集塵できる静電HEPA フィルター、気になるにおいを脱臭する脱臭フィルター、と頼れる集塵機能が。また、冬のリビングに役立つ結露抑制モード、きれいな水で加湿Agできるイオンカートリッジと、部屋が乾燥しているときは、加湿フィルターが回転して加湿。湿度が高い時は、回転を停止して加湿をストップします。オールシーズン頼れるのが魅力的。
機能満載の空気清浄機選びは使う機能を吟味して!
空気清浄機と一言で言っても、フィルター性能や加湿付き、除湿付きと同じものはないほど機能がさまざまでしたよね。困っているポイントや、改善したいこと、あったら嬉しい機能など、使いたい機能を書き出してから選ぶのがオススメ。ぴったりの空気清浄機を選んで、快適で安心なお部屋空間を作ってくださいね。
文・構成/HugKum編集部