ケース③ 自由がない生活につかれる
その自由がどうしても必要なものならば、とことん家族と交渉して説得してみる
結婚して夫を支える立場になろうと、自分や夫の親に子育てを手伝ってもらっていても、自分の生活を築くのは自分自身で、その決定権は自分とパートナーがしっかりと握っていたいですよね。それがあると確信できれば子育て中のメンタルもかなり違ってくるのではないでしょうか。子どもがいるからとなんでも自分のことを後回しにせず、自分らしくいるためには主張だってしたっていいんです!
誰もがしている子育ても、一人として同じ子育てはない
子どもやパートナーが違えば抱える問題もまた違います。それでもこの本では、国籍や性別が違っても子育て中の親たちは同じように悩んで、苦労を感じている姿が見て取れ、まずはホッと安心することができました。そのうえで、それぞれのカップルが壁を乗り越えた様子をマンガで見ていると、感心の中に新たな視点も見つけることもできました。
家庭の問題点は、たいていの場合当事者である自分たちで解決するしかありませんが、この本で気づかせてくれたことは視点を変えることの大切さでした。5組のカップルのように、問題を抱えたときに今見えている物だけで解決策を探すのでなく、視野を広げ、または俯瞰して見れば、今まで立ちはだかっていた大きな壁を回避する新しいルートが見えてくるかもしれません。
今回紹介したのはほんの3例のお話です。実際の本にはマンガだけでなく取材をしたハラユキさんがそのときに感じた思いも存分に込められています。
新しい年を迎えた今、この本をきっかけに新しい「つかれない家族」の形を考えてみてはいかがでしょうか。
著者・ハラユキさんからのメッセージ
家事育児をめぐるパートナーへの不満、
だからこそ、私はこの本をつくりました。
この本は、
なので、オススメは、
みなさんの家庭のつかれが少しでも減ることを祈っています!
ポストコロナ時代を生きる、新しい家族のトリセツ。
東洋経済オンラインの人気連載を書籍化。ワンオペ家事&育児の絶望から、夫を巻き込みストレスレスな家庭づくりをめざして立ち上がった著者の奮闘記。
イラストレーター&コミックエッセイストとして活躍する著者。夫は仕事人間の会社員。ワンオペ家事&育児に奮闘し、楽しく子育てしていたつもりが、いつの間にか疲弊し、体調を崩したことから一念発起。
息子のためには自分がすべて抱えていてはいけない! と、「夫をいかに巻き込むか?」「家族全員がストレスなく過ごすにはどうしたらいいか?」……海外を含め様々な家族を取材し、ヒントを得ながら、「つかれない家族」について考え、実践していきます。
文・構成/HugKum編集部