■作品は苦労を重ねた結晶
どんなに楽しい動画でも、その裏には苦労がつきもの。
パパは「がっちゃんが自由に遊んだり、体験したりしている自然な瞬間を見逃さないように撮っているので、撮影した素材が膨大になる」のが悩みなのだとか。
視聴者が楽しめるように「どの部分を選び、どの部分を捨てるか」は編集の最大のポイント。取捨選択を繰り返してようやく「完成品」が世に送り出されるのです。
それでも「もうちょっとこういう風に編集すればよかったかな、というのはあります」と、プロのこだわりが感じられます。
一方、がっちゃんは「どういう気持ちで表現したらいいかわからないとき」があるそう。視聴者に伝えることに懸命な姿勢には、もはやプロ意識が芽生えているようです。
■動画を公開してよかったこともたくさん
苦労だけではありません。「YouTubeに動画を公開してよかったと思うことは?」という質問にパパは「小さい時の記録が瞬時に見れること」を挙げました。
「あのときこんなことを言ってたんだなとか、こんなことができるようになっていたんだなと、成長を再確認する瞬間でもある」のだそうです。
YouTubeだからこそ、いつでもどこでも過去のわが子に接することができる。
多くの人に視聴してもらいながら、子どもの身近な記録として残せるのが動画配信の醍醐味かもしれません。
また、YouTubeがきっかけでいろいろな体験ができ、出会いがあったことも大きな収穫なのだそう。
2017年6~8月には人気子ども番組「おはスタ」(テレビ東京系)に三回も出演。がっちゃんも「初めて『おはスタ』に出て、すごくうれしかった!」と大喜びでした。
■これからやりたいこととは?
さて、これからの「がっちゃんねる」はどんな動画づくりを考えているのでしょうか。
がっちゃんは「みんなが笑ってくれる動画」と、サービス精神いっぱいです。
一方、パパは「がっちゃんがやりたいことを前提に新しいことにチャレンジしたい」と、あくまで子どもの意志を尊重するようです。
小学校高学年、中学生…と成長していきますが、「幅広い年代から支持されるような健全なチャンネルでありたい」とも展望を語ってくださいました。
多種多様な動画サイトが存在するなかで、子どもが自分を見失わないように。パパからはそんな親の心情が伝わってきます。
最後に、がっちゃんにあこがれてYouTube動画公開を始めようという子どもたちに向けて、パパは「動画を観てくれる人が必ずいるので、みんなを笑顔にさせる動画を作ってください」、がっちゃんも「みんながんばってね!」とメッセージを送ってくれましたよ。
第二のがっちゃんを目指して親子で挑戦するのも楽しそうですね。小学館の学習雑誌『小学一年生』サイトでは、「ユーチューバー一年生」という応援企画を掲載しています。参考にしてみてくださいね。
https://sho.jp/sho1/yt1
そして、がっちゃん、パパ、これからも楽しい動画をたくさん作ってくださいね!
(ライター/菅原裕佳子)
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