映画になった『100⽇間⽣きたワニ』。神木隆之介と木村昴が16年ぶりの再会を明かす!

6月20日開催『100⽇間⽣きたワニ』公開直前イベント

全員でフォトセッション

Twitterで話題を呼んだきくちゆうきの4コマ漫画「100⽇後に死ぬワニ」をアニメーション映画化した『100⽇間⽣きたワニ』(7⽉9⽇より公開)のヒット祈願イベントが、6月20日にスペースFS汐留で開催。

声優を務めた神⽊隆之介、⽊村昴、ファーストサマーウイカ、上⽥慎⼀郎監督、ふくだみゆき監督が登壇し、中村倫也がVTR出演しました。イベントはLINEライブで配信され、オンライン祈祷も行われました。

神木隆之介たちが仕上がりに感無量の表情!

主⼈公のワニを演じた神⽊隆之介

主⼈公のワニを演じた神木さんは、映画を観た感想について「キャラクターが可愛いですし、とても愛おしかったです。また、そのなかに込められたメッセージが、すごく僕のなかでは刺さった作品で、終わったあとに、あまりうまくしゃべれなかったです。出演者のみんなで一緒に観たんですが、各自違うメッセージを受け取ったんだろうなと思いました」と感慨深い表情で語りました。

親友モグラ役の⽊村昴

親友モグラ役の木村さんもうなずき「語弊を恐れずに言うと、できれば1人で観たかった」とつぶやくと、神木さんも「うるうるしてたもんね」と、木村さんが感涙していたことを明かしました。

木村さんは「めちゃくちゃ(涙を)こらえました。1人で行って、トイレで爆泣きしたかった。1人で考える時間が欲しかったなと。それくらい映画にパワーがありますし、頭と心を使って消化したいなというすばらしい映画でした」と感動しきりの様子でした。

イヌ役のファーストサマーウイカ

イヌ役のファーストサマーウイカさんは「映画がほぼ半分がオリジナルストーリーなので、最初はかなり驚ききました」と言ったあとで、映画オリジナルキャラクターであるカエルについて「身に覚えがあるようなキャラクターで、わかるわあと共感してぐっときちゃった。まさかこんなやられ方をするとは思わなかったです」とかなり感情移入したとか。

イヌ役のファーストサマーウイカ

また、ワニの親友ネズミ役を演じた中村さんもVTRで登場。
「僕は身近な気分になりました。想像はしていたし、そういうふうに観てもらえたらと思って芝居をしましたが、思っていたよりも、ぐっとくる瞬間が多かったです。最後のいきものがかりさんのエンディング曲まで、いろんな思いが続く作品になっていたんじゃないかなと」と感想を述べました。

最初に上田監督は、実写映画化しようと思っていた!?

上⽥慎⼀郎監督

監督は『カメラを止めるな!』(17)で大旋風を巻き起こした上田慎一郎とふくだみゆきという夫婦の名コンビです。

上田監督は、Twitterでの連載が始まってから2日目に読み始めたそうです。
「30日目くらいの時にもう企画書を書いていました。最初は実写映画として考えていたんです」と言って周りを驚かせたあと「いや、ワニの被り物でやるとかじゃなくて、人間に置き換えて考えていたんですが、東宝さんからふくだと一緒にアニメで映画化するのはどうでしょうかと提案されました。今はアニメにして良かったなと思います」

ふくだみゆき監督

ふくだ監督も「私たち自身も初めての体制で作ったし、アフレコの録り方もちょっと違った感じでしたが、自分たちのやりたいことをやらせていただき、ギリギリまで粘らせていただいたので、楽しくもあり大変でもありました」と言うと、上田監督も「ものづくりって大変なところが楽しいんですが、本当に大変でした」と苦労を述べました。

神木隆之介と木村昴が16年前に『映画ドラえもん』で共演してた!

神木隆之介

神木さんと中村さんは『屍人荘の殺人』(19)で共演していて、公私共に仲がいいとのことでしたが、会見では、神木さんと木村さんの15年前の共演作が明かされ、反響を呼びました。

神木さんが「僕が小6の時、お世話になっているんです」と言った共演作が『ドラえもん のび太の恐竜2006』(06)だったのです。本作で神木さんは恐竜のピー助役を、木村さんがジャイアン役を演じていました。

神木さんは「唯一、歳が近くて、頼るべきお兄ちゃんだったので、当時から『昴くん』と呼んでいました」と当時を振り返りましたが、2人の共演はそれ以来だったようです。

すると木村さんが16年ぶりの再会時について「でも、神木くんは、コミュニケーションおばけというか、コミュ力モンスターで、僕が『ご無沙汰してます』と言ったら、神木くんが『ういっす!昴くん、久しぶり!』と言ってくれました」と、再会した時のフレンドリーなノリに驚いたとか。

神木さんは「僕のなかでは時間が止まっていたので。だから木村さんも『久しぶり!隆ちゃん』とか言ってくれるのかなと思ったんですが、『お久しぶりです』と言われて、うわ!となりました(笑)。あれ、時間が止まっていたのは俺だけ?と思ったんです」と苦笑い。木村さんは「俺もどっちだろうと思っていたけど、賭けにいって負けました」と笑いを取りました。

サプライズのバースデーケーキに感激する木村昴

また、木村さんが6月29日に31歳の誕生日を迎えるということで、サプライズのオリジナルケーキも登場しました。
木村さんは「本当にびっくりしちゃった!光栄な気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」と大喜び。神木さんは気を利かせて、木村さんとケーキのフォトセッションを仕切り、会場の笑いを取りました。

最後に神木さんは「当たり前のことは当たり前じゃないんだよと、改めて思わせてくれる映画だと思います。今あるもの、周りにいる人だったり、些細な日常でもいいけど、それを愛おしんでほしい。また、映画を観て、改めて『大事に過ごせたよ』と言ってくださる方がいてくれればうれしいです」と本作をしっかりアピールしました。

『100⽇間⽣きたワニ』作品概要

©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会

桜が満開の3⽉、みんなで約束したお花⾒の場に、ワニの姿はありませんでした。映画はそこから時間を100⽇前に戻し、ありし日のワニと仲間たちの平凡で穏やかな日常を振り返っていきます。その後、再びお花⾒から100⽇後となり、それ以降、仲間たちがワニとの思い出と向き合えてない日々が描かれていきます。そんななか、ネズミたちの前に現れたのは、かなりフレンドリーで積極的なカエルで、彼らは⼾惑いながらも、カエルと交流していきます。「100⽇後に死ぬワニ」から『100⽇間⽣きたワニ』とタイトルを変えた本作は、人と人が会いづらいコロナ禍だからこそ、胸に響く感動作に仕上がりました。

『100⽇間⽣きたワニ』は7⽉9⽇(金)より全国公開
原作:きくちゆうき「100⽇後に死ぬワニ」監督・脚本:上⽥慎⼀郎、ふくだみゆき
声の出演:神⽊隆之介、中村倫也、⽊村昴、新⽊優⼦/ファーストサマーウイカ、清⽔くるみ、Kaito、 池⾕のぶえ、杉⽥智和/⼭⽥裕貴…ほか
公式HP:100wani-movie.com/

©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会

文/山崎伸子

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