羽毛布団で寒い冬も快適!
今回は、冬を快適に過ごせる羽毛布団についてリサーチ。肝心の選び方やおすすめメーカーなどをご紹介します。
羽毛布団の選び方
羽毛布団は安いお買い物ではないし、買ったら長く使うもの。ふらりと布団コーナーに行っても悩んでしまうことがほとんどのはず。まずは事前に選び方をチェックしておきましょう。
羽毛布団の種類
羽毛ぶとんに使われるのは大きく分けて2種類。ダック(あひる)かグース(がちょう)になります。最近ではそこにマザーグースという種類も増えています。また、羽毛ぶとんの詰め物の、ダウンとは「芯の無いダウンボール」のこと、フェザーとは「芯のある羽根」(よくイメージする縦型の羽根)のことを指します。
フェザー自体は吸湿性に優れていますが、膨らむことができないので羽毛布団の素材としては劣ります。そのため、ダウン率の高い羽毛布団の方が、軽くて暖かい冬におすすめの羽毛布団となります。
品質
基本的に、ダックはダウンボールが小さく、ボリュームを求めると重みがあり、またアヒル自体が雑食なので、グースに比べてニオイが気になることも。価格は安め。
グースはダックに比べてダウンボールが大きいため、軽量でもボリュームが出ます。またガチョウは草食なので、ダックに比べてニオイが気になりません。ダックに比べて高価ですが、ダックよりもダウンパワーが弱いこともあり。
マザーグースは、いちばん高価。理由は、グースに比べて飼育期間が長く、ダウンボールが大きくなり、とても軽くてボリュームのある羽毛布団と言えます。
お手入れ方法
羽毛布団は1ヶ月に1、2回天日干しをすることでフワフワ感を維持できます。ただ、外側の生地が傷むと中の羽毛が飛び出してしまう原因にも。裏表でそれぞれ1時間ずつがちょうどいい頃合いです。
また、羽毛布団は洗えないと思っている人も多いですが、元が水鳥なので、水洗いOKなのです。ただ、乾かし方が重要。完全に乾かさないとカビや悪臭が発生することも。冬用の布団は厚みもあるのでさらに要注意。また、羽毛布団はほとんどの場合、家庭用の洗濯機には入りず、入ったとしても脱水のときに摩擦で側生地を傷めたり、乾燥機能も十分でないことがほとんど。最近では、布団丸洗いサービスがクリーニング店や専用の業者がいますので、そこに依頼するのが間違いのないケア方法です。せっかく買った羽毛ぶとんは長く使いたいですものね。
使う季節で選ぶ
冬に絶対使いたいのが本掛け布団という普通の羽毛布団です。それと違い、季節ごとに使い分けたいのが、2枚掛け布団。こちらは薄い羽毛布団と厚い羽毛布団が合わさっているもので、冬には2枚に、夏には薄いものを1枚でと調整できるのが便利。また、その間に、合い掛け布団というものがあり、こちらは、本掛け布団よりも薄い年間通してちょうどよく使えるものになっています。普通の羽毛布団より軽いので、赤ちゃんや高齢の人に向いています。用途によって買い分けるのがオススメ。
羽毛布団の人気メーカー
羽毛ぶとんを買うならどこ?と初めて買うなら迷うママ・パパも多いですよね。そんな人たちのために羽毛ぶとんのメーカーの人気メーカーを聞きました。
西川
羽毛布団に限らず、布団と言えば西川、と考える人は多いですよね。実際に、たくさんの種類が揃い布団のプロフェッシェナルも多いので、いい布団に出会えること間違いなし。
昭和西川
もともとは西川グループの製造部門だったという昭和西川。現在は別会社ですが、西川同様の高品質な羽毛布団を扱っています。
ニトリ
商品が豊富なうえ、手頃な値段で買えるので一度はチェックすべき。また、合いがけ布団などニトリならではのアイディア商品もあります。
無印良品
無印良品も品質のよい羽毛ぶとんを扱っているブランド。高品質のものからコスパのいいものまで扱っているので、のぞいてみるのがオススメ。
高級羽毛布団のおすすめ
ダウンの値段はピンからキリまであるもの。せっかく買うものなので、ワンランク上の高級な羽毛布団を買いたいという人も多いはず。こちらをぜひチェックして。
西川 羽毛布団 ハンガリー産 マザーグースダウン93%
高品質なシルバーマザーグース ダウンが93%と暖かさとフワフワ感は間違いなし。値が大きいほど、羽毛に力があり暖かい空気をたくさん包むことができ保温力もある数値、ダウンパワーは430。表面は綿100% 超長綿で吸湿性に優れた素材。キルトのマチは、従来の均等配分ではなく、ボリュームや暖かさの欲しい位置に多めに配置するよう、工夫された特別仕様。
昭和西川 羽毛布団 ハンガリー産ホワイトマザーグースダウン93% 二層式キルト
昭和西川独自のパワーアップ加工が施され、よりふんわりしたダウンに加工された羽毛布団。ワイトマザーグースダウン93%と上質な温かさ。また、立体キルトの中でも、工夫の施された二層式キルトを採用。上層と下層のキルトマスを違えることで、体へのフィット性を高め、暖かさが逃げにくいこだわりの構造に。高級ダウンの保温力と機能性を損なわない高品質キルトと言えます。
タンスのゲン 羽毛布団 純ポーランド産 ホワイトマザーグースダウン 95%
純ポーランド産のホワイトマザーグースダウン95%で、同じ重さでの保温力を証明するCILブラックラベルの6つ星を取得で軽いのに温かいのが魅力。 ダウンパワーも440dp以上。また表生地はダニプルーフ加工が施され、薬剤を使用せずにダニをシャットアウト。抗菌防臭加工も施されており、清潔に使うことができます。
眠りのプロショップSawada アイスランド・アイダーダック羽毛合掛布団
年間通して使える合い掛け布団。アイスランド産アイダー ダックダウン100%使用。羽毛充填量:500gと厚みもありながら軽く掛けられる羽毛布団です。
ディノス羽毛掛け布団 真心ロイヤルダック2枚合わせ羽毛掛け布団
毎冬人気のディノスがが自信をもっておすすめする「まごころUMOU FUTON(羽毛布団)」。日本羽毛協会が制定する、品質推奨ラベルのロイヤルゴールドラベル5つ星クラス。その中でも「真羽毛」の称号を与えられた希少性の高い羽毛を天然由来のマルセイユ石鹸で徹底的に洗浄、上質な綿サテンで包み込んでいてオールシーズン使い分けられる2枚合わせタイプ。
コスパがいい羽毛布団のおすすめ
羽毛布団は気になるものの、家族分の何枚も買うのであれば、コストパフォーマンスがいいものをチェックしたいですよね。おすすめの羽毛布団をピックアップしました。
山善 羽毛布団 高級羽毛使用 ダウン混合率85%
ダウンは日本で選別、天然水で洗浄、充填を行っている安心ブランド。全国から羽毛布団を回収し、人の手で再生可能な羽毛を選別、新毛よりチリやホコリが少ない“クレンジングダウン”を使用。日本羽毛製品協同組合が定める2倍の清浄度まで洗いあげた、清潔でサステナブルな羽毛布団です。パワーアップ効果を施すことで、350dp相当のダウンパワーに。かさ高が増し、厚い空気層を生み、高い保温性を作りだします。秋から冬の使用にぴったり。
ニトリ 2枚掛け羽毛布団
季節によって使い分けのできる二枚掛け布団。どちらもホワイトダックダウン80%使用。ダウンパワーもそれぞれ330cm³/g以上としっかりとした保温力。制菌、防カビ(側生地)、防ダニ(側生地)加工が施され衛生的。また、羽毛布団につきものの消臭加工も。
昭和西川 羽毛布団 ドイツ産ホワイトダック90%
オリジナルのコンフォートマイスター羽毛布団。ドイツダックダウン90%、ダウンパワー370と十分な保温力。また、平均的なダウンボールの約1.2倍の大きさがその秘密。コストパフォーマンスにこだわった羽毛布団です。
アイリスプラザ 羽毛布団 ホワイトダックダウン85%
日本の職人の手で丁寧に作られた、極上の羽毛布団。日本で唯一の羽毛専門の公的検査研究機関よる厳格な実験と審査に基づき発行される「CILギャランティーラベル」を取得。保湿性や弾力性に富み、優れた吸収力・発散性をもつホワイトダックダウンを85%使用。ふわふわの羽毛にたっぷりの空気を含むことで、温かさを保ってくれます。アレルGプラス加工で、花粉やダニ・ハウスダストなどに反応、アレルゲンを低減してくれます。天然のミネラルを使用した加工なので子どもにも安心。生地の織り目を熱とローラーでつぶす目詰め加工を施し、羽毛の抜け出しを防止してくれるので長く愛用できます。
グッドフェザー いいはねふとん店 羽毛布団 2枚合わせ
ダウンパワー350dp以上の上質なダウンを、合掛布団には1.0kg、肌布団には0.3kgも使用した高品質な羽毛布団。軽くてふっくらボリューミーな羽毛は、きれいに洗浄した原毛をパワーアップ加工により不純物を取り除いたからこそ。また、ダウンプルーフ加工で羽毛の飛び出しを防ぎ、長く安心して使えます。
西川 羽毛布団 合掛け布団 ダウン85%
上質な羽毛布団を扱う西川のお買い得な羽毛布団。春秋に丁度いい羽毛合掛け布団。冬用羽毛布団より薄く、肌布団より厚手です。ダウンパワーは350、西川厳選のダウン85%を0.7kg充填しています。また、使い心地や暖かさにこだわって、1マスごとのダウン量を考えた“ぬくもり仕上げ”を採用。従来の均等配分ではなく、ボリュームや暖かさの欲しい身頃の位置に多めに配置するよう、工夫された仕様です。
軽くて暖かい羽毛布団でよい睡眠を
羽毛布団の魅力は分かりましたか?軽いのに抜群の暖かさはほかの毛布にはかないません。ぜひ、よい睡眠を取るためにもお気に入りの羽毛布団を見つけてくださいね。
文・構成/HugKum編集部