一気に髪の毛をカットできるバリカン。最近では好みの長さで切り揃えることのできるアタッチメントがついたタイプも多いので、いろいろな髪型にトライすることができます。男の子だけではなく、女の子の髪の毛をすくときにも使えます。
人気美容室「ZACC」（ザック）のパパ美容師にテクニックをお教えていただきました！
子どものヘアカットに使うバリカンの選び方は？
アタッチメントありのバリカンの場合
アタッチメントなしの状態
じかに刃がカットするので、仕上がりは１㎜以下に。襟足のうぶ毛をカットするときや、もみ上げの形を整えるときなどに使います。
短めのアタッチメントをつけたときは
髪をすくときや、前髪を軽くしたいときなどに使います。刈り上げやもみ上げなどをカットするときにも使うことができます。
切りたい長さでセレクトしよう！
このバリカンはアタッチメントを３～１５㎜の５段階に変えられ、刈る高さを調節できます。メーカーによってアタッチメントが違うので、長めのカットをしたい場合は、３０～４０㎜などの設定があるものを選ぶとよいでしょう。
子どもにおすすめのアタッチメント付きバリカンの種類
サイドや襟足を短く刈り上げるとき、髪の毛が多く一本一本が太い場合はアタッチメントを３～４㎜に合わせます。やや細めで毛量も多くないときには、アタッチメントを５～６㎜に合わせるとよいでしょう。
アタッチメントなしのバリカンの場合
アタッチメントの役割はコームでも代用できます。切りたい長さの位置にコームを当て、はみ出した髪の毛にバリカンの刃先を当てれば同じようにカットすることができます。コームより上は切れることがないので、失敗の少ないカット方法ともいえるでしょう。
※ここで紹介するのは貝印株式会社の場合です。商品によって仕上がりの長さは異なります。詳しくは商品の取り扱い説明書をご覧ください。
子どもにバリカンをあてるときの注意点
こまでカットするかを決めてから、毛の流れと逆向きに、下から上にゆっくりと刈っていきます。
スタートは頭皮部分にアタッチメントの底辺を密着させて切り始め、上に行くにつれ、頭皮から徐々に刃先を浮かせていきます。
後ろ髪カットの際のあて方
毛の流れと逆向きに襟足から頭頂部に向かってバリカンを進めます。矢印のように、上に行くにしたがって頭皮から徐々に刃先を浮かせます。頭皮に密着させたまま進んでしまうと、グラデーションがつかずに丸刈りヘアになってしまいます。
NG
刃が頭に直角に向いてしまうと、その部分だけが極端に短くなり、まだらになってしまいます。
サイド髪カットの際のあて方
もみ上げの下からスタート。最初はアタッチメントの底面を頭皮に密着させます。もみ上げの上に行くにつれ、少しずつ頭皮から離れていくようにカットしていきます。
NG
アタッチメントの底面が浮いてしまうと、その部分だけが極端に短くなってしまいます。
襟足のうぶ毛処理は？
うぶ毛はアタッチメントなしでカットします。刃を直接軽く肌に当てて、少しずつ切ってみましょう。
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