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キッチンのDIYには壁紙シール・壁紙シートがおすすめ
キッチンのDIYやイメージチェンジには、今の壁紙の上から貼るだけでOKの壁紙シールや壁紙シートがおすすめ。壁紙シールや壁紙シートのメリット、おすすめ理由を紹介します。
簡単に貼ってはがせる
壁紙シール・壁紙シートの最大のメリットは、簡単にトライできること。通常の壁紙を貼る場合には、接着剤(のり)や刷毛、ヘラ、ローラーなど、多くの道具が必要です。また、きちんと貼るためには技術が必要で、施工には時間もかかります。
ですが、壁紙シール・壁紙シートなら、接着面がシールになっているので、シールの紙をはがして、ぺたっと貼るだけ。簡単に貼ることができ、失敗しても楽にはがせるので、やり直すことができます。
賃貸でも自分好みの壁紙に
賃貸住宅だから壁紙を変えるのは難しい…。そんな風に思っている人も多いでしょう。賃貸住宅では退去時に入居したときの状態に戻す「原状回復」の義務がありまし、そもそも、壁紙を変えるには大家さんの許可が必要になるでしょう。
壁紙シールや壁紙シートであれば、きれいにはがせるので、壁や壁紙を傷つけることはありません。賃貸住宅で壁紙をイメージチェンジしたい人には特におすすめです。
掃除しやすい
壁紙シールや壁紙シートの多くは、防汚加工が施されています。壁紙シールや壁紙シートを貼ると、拭き取るだけで汚れを落とすことができ、掃除が格段と楽になります。
初心者でも簡単
DIYが苦手という人にも、壁紙シールや壁紙シートなら簡単に扱えるはず。裏面の紙をはがして、貼るだけでOKだからです。特にキッチンの壁は面積がそれほど広くないので、初めての人でも簡単に貼れるはずです。
バリエーション豊富
壁紙シールや壁紙シートには、さまざまなデザインのものがあることも大きな魅力です。単色はもちろん、木目調、レンガ調、大理石調、タイル調など、お好みのものを選んで、気軽にイメージチェンジができます。
キッチンの壁紙シール・壁紙シートの選び方
キッチンの壁紙シール・壁紙シートを選ぶときに注意したいポイントを紹介します。
汚れ防止タイプは必須条件
キッチンは油や水はねなどでどうしても汚れやすくなります。なので、壁紙シール・壁紙シートには汚れ防止タイプがおすすめ。汚れ防止タイプなら、簡単に汚れを落とすことができ、お掃除が楽になります。
耐熱性能に優れているものを
コンロ周辺の壁紙には、耐熱性能に優れているものを選びます。コンロ周辺の壁紙シール・壁紙シートは、耐熱性能に優れたものでなければ焦げたり、最悪の場合は、火が燃え移る危険性があります。安全面を考慮し、耐熱性能に優れた製品を選ぶようにします。
防水効果がある壁紙を
キッチン、特に水周りの壁紙シール・壁紙シートには、防水効果のあるものを選びます。防水加工をしていないものを使うと、水はねなどによって濡れてしまい、壁紙シール・壁紙シートがはがれやすくなってしまいます。必ず防水加工が施されたものを選ぶようにしてください。
ニオイを防ぐタイプもキッチンにぴったり
キッチンのお悩みに多いのが、ニオイの問題。料理のニオイや生ゴミのニオイなどは、思いのほか、他の場所まで広がっていきます。そんなときにおすすめなのが、ニオイを残りにくくする、消臭機能のある壁紙シール・壁紙シートです。消臭剤が施されたタイプなら、ニオイが広がることを防いでくれます。
アクセントクロスには単色を
キッチンの印象をガラリと変える方法のひとつが、壁の一部を違う色や違う柄にすることです。アクセントクロスなどと言いますが、おすすめは、鮮やかな単色のアクセントクロスにすること。キッチンの壁の一部が変わるだけで、一気に華やかな、おしゃれな空間に生まれ変わります。
キッチン空間に合ったデザインを
防水や汚れ・ニオイ防止などの機能的な壁紙シール・壁紙シートをキッチンに使うことも大切ですが、それと同時に、キッチンの設備と壁紙シール・壁紙シートの色・デザインのバランスを考えることも重要です。冷蔵庫やシステムキッチンのワークトップ、棚の扉などと調和するデザインの壁紙シール・壁紙シートを選びましょう。
キッチンの壁紙シール・壁紙シートの貼り方・手順
壁紙シール・壁紙シートをキッチンに貼る際の手順を紹介します。
材料
・壁紙シールまたは壁紙シート
・メジャー
・カッター
・ヘラ
準備しておくこと
壁紙シール・壁紙シートを貼る前に、やっておくことがあります。それは、現状の壁や壁紙の汚れを取っておくことです。汚れをとらずに壁紙シール・壁紙シートを貼ると、しっかり貼り付けることができず、はがれてしまうことがあります。
壁の採寸
まずは壁紙シール・壁紙シートを貼る壁のサイズをメジャーなどを使って採寸します。
シートの貼り付け
壁紙シール・壁紙シートの裏面の紙を50cm程度はがし、天井部分を5cmほど上に長めに出して貼りつけます。その後は、裏面の紙を少しずつはがしながら、貼り付けていきましょう。このとき、ヘラを使って中心から外に向かって空気を抜いていきます。
2枚目のシートを貼る
面積が広い場合は、2枚目のシートを貼ります。このとき、1枚目のシートの端と2枚目のシートの端を5mmほど重ねて貼り付けてください。そうすると仕上がりがきれいになります。
シートの余った部分を切る
シートの上、下の余った部分をカッターで切ります。
キッチンの壁紙シール・壁紙シートを貼るときの注意点
壁紙シール・壁紙シートを貼るときには、次のことに注意しましょう。
タイルの上に貼るなら立体的なシートを
タイルの上に壁紙シール・壁紙シートを貼ると、タイルの目地が目立ち、うまく貼れないことがあります。目地を目立たなくするためには、立体加工が施された壁紙シールを選ぶとよいでしょう。
空気が入らないように貼る
壁紙シール・壁紙シートを貼るときに一番気をつけたいことは、空気が入らないようにすることです。空気が入ると仕上がりが悪くなるだけでなく、壁紙シール・壁紙シート自体がはがれやすくなることもあります。貼るときは空気を抜きながら貼っていきます。
もし、シートを貼り付けたあとに空気が入ってしまったことに気がついた場合は、針などで小さな穴を開けて、空気を抜きます。
耐熱・防水タイプか確認
キッチンでは火や水を使います。必ず、耐熱・防水加工が施された壁紙シール・壁紙シートを使うようにしてください。とくに、ガスコンロ周りでは耐熱加工のものにしないと、火が燃え移る可能性があります。
キッチンの壁紙シール・壁紙シートの上手な使い方アイデア
SNSで見つけたキッチンの壁紙シール・壁紙シートのアイデアを紹介します。
100均のリメイクシートでアクセント
ブルーの模様が美しい100均のリメイクシートを、壁の下の部分だけに貼ってアクセントに。上品さが漂うキッチンとなっています。
2種類のシートでセパレートに
壁の上部をボタニカル柄の壁紙に、下部をタイル柄のシートにしてセパレートにしているのがおしゃれ!
色を合わせてネイビーキッチンに
ネイビーのタイルの色に合わせて、模様が素敵なブルー系のリメイクシートを貼っています。柄物のシートなら、一気に雰囲気が変わりますね。
レンジフードを煙突に
レンジフードにレンガ柄のシートを貼って、煙突のような雰囲気に。絵本から飛び出したような、かわいらしいキッチンです。
大理石風シートで高級感
大理石柄のリメイクシートを壁と食器棚の前面に。高級感に加えて落ち着いた雰囲気も演出しています。
おしゃれなキッチンの壁紙シール・壁紙シートのおすすめ
キッチンに使える壁紙シール・壁紙シートのおすすめをピックアップしました。
「リアルストーンタイルシール(チェッカーブラウン)」(ニトリ)
日常に高級感をプラスできるストーンシール。本物の石を使用して作られており、天然素材ならではの質感を楽しめます。シールタイプなので、のりやテープなどが不要。手軽に貼ることが可能です。
「リアテック 粘着フィルム カッティング用シート」(サンゲツ)
裏面に粘着フィルムが付いている「粘着剤付化粧フィルム」。熱や湿気に強く、リビングはもちろん、キッチン、浴室など、さまざまな場所に利用できます。最大の特徴は、印刷技術にこだわった本物のような質感。木目柄のシートはエンボスの凸凹によってリアルに見えます。
「モザイクタイルシール スノー」(Dream Sticker)
自然な光沢、 鮮やかな発色性、手触りが良く、ぷっくりした凹凸感が特徴のタイルシールです。シールタイプなので、台紙から剥がせばそのまま使えます。素材には、公的検査をクリアした耐熱アルミニウム素材を用いているため、コンロ周りにも安心。また、粘着力もあり、水ではがれ落ちる心配がありません。
「壁紙 シール リメイクシート 木目」(Rabbitgoo)
明るい色目の木目調がおしゃれ。空間をナチュラルな雰囲気にイメチェンできます。また、生活防水・生活耐熱機能に優れているシールタイプのシートなので、水周り・キッチンにも最適です。
「大理石シート リメイクシート 40×400cm」(貼れるゾー)
大理石柄がエレガントさを演出。シワ・気泡が入りにくく、初めてでも簡単・手軽に施工ができシールタイプの壁紙シートです。防水・防油・耐熱性を備えているため、キッチンのレンジ周りにも使えます。
壁紙を変えればキッチンが素敵に変身
壁紙シール・壁紙シートを使えば、手軽なDIYで、キッチンが簡単におしゃれに変身します。お好みの壁紙シール・壁紙シートを使って、居心地のよいキッチンを作ってみてはいかがでしょうか。
文・構成/HugKum編集部