14歳でプロのまんが家に! ときわ藍さんの〝夢の叶え方〟とは?

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HugKumでは、俳優、声優、アーティスト、作家など、子どもたちが憧れる職業で活躍する方々にインタビュー連載を行なっています。 今回のゲストは、14歳でプロのまんが家デビューしたときわ藍さん。第一線で活躍している人は、どんな〝小学1年生〟時代を過ごしていたのでしょうか。当時憧れていたもの、夢中だったものとはー。

ときわ藍さんが小学1年生だったころ

絵を描くことが大好きな子どもでした!

絵を描きはじめたのは2〜3歳のとき。保育園では、友達の絵を描いたりもしていたようです。

小学校に入ると、最初は「勉強も頑張ろう」と意気込んでいたものの、頭の中はさらに絵のことでいっぱいになっていました。よく描いていたのは、当時流行っていた〝たまごっち〟などのキャラクター。しかも、〝泣いている〟とか〝遊んでいる〟とか、そのキャラクターの顔や動作を俯瞰して描くことにこだわっていました。

このころにはすでに周囲も私が絵を好きなことを知っていたし、私自身も〝私が得意なのは絵〟という感覚はあったと思います。

 

まんがとの出会いもちょうどこのころ。

自宅の本棚には両親が集めていたまんががたくさんあって、時おり眺めていたのですが、小学3年生のときに私の人生を変える『ドラえもん』に出会うことになります。『ドラえもん』の中に出てくる話はどれも夢がつまっていて、読めば読むほどワクワクし、想像が止まらなかったんです。

すると今度は、藤子・F・不二雄先生ってどんな人なんだろう? どのようにしてこのまんがを描いているのだろう? というところに興味をもちはじめました。見よう見真似で先生のタッチでまんがを描いていくうちに、「自分でもひとつ作品を作りたい」と思うようになったのです。

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『ドラえもん』との出会いが、私の人生を変えました

そんな私の姿を見て、母がまんがを描くための道具を買ってくれました。そうとなればと火がつき、人生で初めて32ページの作品を描きあげ、『月刊コロコロコミック』の読者投稿コーナーに初投稿しました。

しかし、結果は20点満点中4点と惨敗。その後何度も投稿しますが、なかなか点数をもらうことができずにいました。そしてようやく中学2年生のときに、小学館新人コミック大賞の少女・女性部門で大賞を受賞することができ、プロのまんが家としてデビューすることができたのです。

こう振り返ってみると、絵を描くことが好きだと自覚した小学1年生のころのことを思い出します。好きなことを思いっきりやっていいんだ、という気持ちが今に繋がっているような気がします。

プロのまんが家になれたものの、まだまだ夢をかなえている途中です。最初に『ドラえもん』を読んだときのあの感動を、私のまんがを読んでくれる方にも味わっていただけるように頑張りたいと思います。

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『ちゃお』で連載中!

ときわ藍小学館484円

K-POPアイドルComeT×4(コメットフォー)に憧れる14歳の主人公・ネオが、グループ追加メンバーオーディションに挑む青春ストーリー。『ちゃお』2月号より新シリーズがスタート!

  電子漫画『ちゃおコミ』で連載中!

ときわ藍

小学3年生で『ドラえもん』に出会い、母や兄妹に背中を押されながら、まんが家を目指すまでの話を描いたときわさんの自伝的ストーリー。エピソード0では『夢のポッケ』の中学時代の漫画も掲載。

 夢をかなえるヒントがつまった一冊

ときわ藍小学館750円

幼少期から夢をかなえるまでのリアルストーリーを、描き下ろしまんがとエッセイで初告白した一冊。

まんが家

ときわ藍

2001年1月28日うまれ 愛知県出身/ 2015年、「第77回 小学館新人コミック大賞 少女・女性部門」にて大賞を受賞。翌年、No.1少女まんが誌『ちゃお』でまんが家デビュー。2019年『夜からはじまる私たち~ナイトスクールダンサー~』、2020年『映画 ドラえもんのび太の新恐竜〜ふたごのキューとミュー〜』を連載。現在、『ちゃお』で『カラフル!』、『ちゃおコミ』で『はじまりの入道雲』を連載中。


『小学一年生』2022年3月号 別冊『HugKum』より
撮影/北浦敦子 

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