狭いリビング次第で次第で、広く見せることも、狭いながらも落ち着くスペースにすることもできます。それらの快適な空間をつくるには、どんな工夫が必要なのでしょうか。
これから、狭いリビングを快適にする方法を紹介していきます。
目次
狭いリビングダイニングのレイアウト・コーディネートのコツ
狭いリビングダイニングを快適空間にするためのレイアウト・コーディネートについて、そのコツを、ダイニングの広さ別に見ていきましょう。
6畳なら多用途に使える家具を活用
6畳のリビングは、極力家具の数を減らし、コンパクトな家具を選ぶのがコツです。家具の数を減らすには、食事をするテーブルとリビングのテーブルを兼ねたり、テレビボードに収納がついたものなど、多用途に使えるものを選ぶとよいでしょう。また、収納家具もなるべくコンパクトなものを置くようにすると、圧迫感がありません。
レイアウトでは、ソファとテレビを対面型にするとスペースを取らずにすっきりとした空間にすることができます。
8畳ならロータイプの家具で統一
テーブルや収納家具などをロータイプ(高さの低いタイプ)の家具にするだけで、上の空間に広がりをもたらせ、部屋を広く見せることができます。さらに、淡い色合いのソファやラグ、カーテンなどにすることも、広く見せる効果があります。
10畳なら壁面を利用
なるべく床面を塞がないようにすると、開放感のある空間としたスペースを確保できます。
狭いリビングダイニングでのソファのレイアウト・配置のコツ
狭いリビングダイニングで困るのがソファの扱い。大きなソファは場所を取るし、かといってソファがないとくつろげない…」。そんなお悩みもレイアウトやアイテム次第で解消できます。
大きいソファは壁面にくっつける
大きいソファは壁面にくっつけてレイアウトすると、無駄なスペースを取らず、床面が広くなります。また、通路を確保できるのもポイントです。
いっそのことソファなし
ソファがなくてもくつろぎ空間をつくることは可能です。たとえば、ビーズクッションや座椅子などをソファがわりにすれば、省スペースで済み、大きなソファほどの圧迫感もありません。
シンプルなソファを選ぶ
背もたれや肘置きがないタイプのソファなら、空間を遮ることがないため、部屋を広く感じさせることができます。
狭いリビングダイニングでの、キッチンのレイアウト・配置のコツ
狭いリビングダイニングでのキッチン周りのレイアウト・配置のコツを解説していきましょう。
スリムタイプの収納棚を活用
食器やキッチンアイテム、食品ストックを置く収納スペースは、意外と場所を取るもの。そんなときには、スリムタイプの収納棚を活用しましょう。置き場所は、キッチンやダイニングのデッドスペースがおすすめ。冷蔵庫とシンクの隙間や、備え付けのカウンターの下部分などをうまく活用すると、スペースを取らずに済みます。
ダイニングはカウンタータイプに
カウンターをダイニングテーブルとして活用することで、ダイニングテーブルが必要なくなり、その分スペースを別のことに有効活用できます。
ダイニングにソファを取り入れる
スペースが狭く、ソファとダイニングテーブルを置けない場合には、ダイニングにソファを取り入れるのもアイデアです。ダイニングチェアをソファに変えれば、リビングとダイニング兼用の空間ができあがり。大きな家具の数を減らすことにもつながり、導線も確保しやすくなるというメリットがあります。
子どもやペットがいる家の狭いリビングダイニングの活用法
子どもやペットがいる家では、物が多くなりがちです。狭いリビングダイニングをどのように使うとよいのでしょうか。
背の低いソファをキッズスペースに
背の低いソファは、狭い空間でも圧迫感を与えず、部屋を広く見せることができます。フロアマット付きのソファなら、家族のくつろぎの場所としても、キッズスペースとしても使えます。
ジュイール カバーリングソファ Mサイズ
ソファとマットを一体化! 座面のマットを折りたためばソファとして、広げればプレイマットとして使えます。硬い部分がないので、子どもが遊んでも安心です。
おもちゃ収納はスタッキングが基本
子どものおもちゃは、増えてしまいがち。狭い部屋だと片付かないというお悩みがあるかもしれません。狭い部屋のおもちゃ収納は、ボックスをスタッキングして収納するのがおすすめです。スタッキングすることで1箇所に収納スペースを作ることができます。また、小さめの収納ボックスを棚状に積み上げて置くことも可能です。これなら省スペースで済みますよ。
ライクイット ( like-it ) 小物収納 コンテナー ワイド 深型×2セット
2段式のスタッキングコンテナー。子どものおもちゃもたっぷり収納できます。移動しやすいキャスター付き。
犬のケージは引き戸がおすすめ
犬のケージは、犬の大きさによって選ばなければならないため、ある程度のスペースは必要となるのを覚悟しておきましょう。ただし、少しでもスペースを確保したいのであれば、扉が引き戸のものがおすすめです。扉の開閉分のスペースが不要となり、空間に余裕が生まれます。また、圧迫感のない素材のものを選ぶのもポイント。場所は壁面にぴったりとつけるように置くとよいでしょう。
Wancage+ ワンケージプラス Lサイズ
天然木のペット用ケージです。ルーバーデザインで圧迫感がなく、どんなインテリアにも調和します。扉は引き戸式だから、開けっ放しにしてもスペースを取りません。
狭いリビングのおしゃれな収納アイデア
狭いリビングでは収納も困り者。狭い部屋でもおしゃれに収納できるアイデアをご紹介しましょう。
壁面収納を使って
壁面にくっつけて設置する壁面収納なら、家具を置くスペースを少なくでき、狭いリビングにぴったりです。壁面収納には、ディアウォールやオープンラックなどがありますが、奥行きが狭いタイプだと圧迫感が少なく済みます。
【Move】ムーブシリーズ 突っ張り壁面収納 無段階調整2枚棚オープンラック
耐久性のあるフレームと、ヴィンテージ加工が施された棚板がおしゃれ。棚板の位置を自由に変えられるのが特徴です。別売りのパーツをプラスすることでお部屋に合ったアレンジができます。
ベンチ+収納ボックス
ダイニングテーブルのチェアをベンチに変え、ベンチの下を収納スペースに。ベンチは、オープンタイプなら収納ボックスなどをプラスして。あらかじめものが収納できるベンチボックスも便利です。
無印良品 木製テーブルベンチ
オープンタイプのベンチなので、バスケットや収納ボックスを置いて収納スペースにできます。また、ローテーブルとして使うことも可能です。
ロータイプキャビネット
ロータイプのキャビネットなら、下に物を収納でき、上には物をディスプレイできます。ロータイプは部屋を広く見せる効果もあるから、狭い部屋におすすめです。
【SQUARE】シリーズ スクエアキャビネット幅104ロー 扉タイプ ホワイト ナチュラル
ナチュラルな木目柄のロータイプキャビネット。コード穴もついているから、AV機器の配線もすっきり。扉タイプと引き出しタイプの2タイプあります。
狭い部屋だって工夫次第でおしゃれで快適に
狭いリビングダイニングは、圧迫感がなく、省スペースで済むアイテムを選ぶことが重要です。また、1アイテムをさまざまな用途で使う、淡い色合いのファブリックにするなどの工夫で、広く、すっきり見せることができます。レイアウトやコーディネートで快適な空間を作りましょう。
文・構成/HugKum編集部