子どもの教育費用、どのくらいおかかるか知っていますか?
今回調査に協力いただいたのは、関東・関西在住で、小中学生の子どもを持つ30~50代のパパママ。「子どもの教育とお金」についてお聞きしました。
子ども一人を育てるのにどのくらいの金額が必要なのかを調査したところ、4割近くの方が「あまり把握していない」「全く把握していない」と回答していました。
小学校から大学卒業までの教育費は、公立か私立、文系か理系かで異なりますが、おおよそ、すべて公立の場合約730万円、すべて私立の場合約2,000万円とされています(※)。さらに仕送りや一人暮らしであれば家賃などが養育費用として発生します。
子どもを大学まで行かせることを見据えると、事前に資金を確保しておくことが重要と言えそうです。
また、教育費用は学費だけではなく、毎月の習い事も大きな金額を占めてきます。わが子の年齢や特性に合わせてより良い教育を受けさせたいと思う親の気持ちはどこも一緒ですが、では周りの子はどんな習い事をしているのでしょうか。
※出典:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」「国公私立大学の授業料等の推移」
※【小学校~高等学校(全日制)の学校教育費、給食費、学校外活動費】と【大学の在学中総額】で試算
人気の習い事ベスト5
次に現在通っている子どもの習い事についてお聞きしました。
いま通っている習い事は?
1位:学習塾(40.6%)
2位:水泳(19.2%)
3位:英会話(13.0%)
4位:通信教育(12.0%)
5位:楽器(10.8%)
という結果になりました。「何もさせていない(23.2%)」人を除く8割近い親は、何かしら習い事を子どもにさせているようです。
今後習わせたい習い事
また、今は習わせていないけれど、今後は習わせたいことを聞くとこのような結果になりました。
1位:英会話(20.6%)
2位:プログラミング(17.6%)
3位:学習塾(16.8%)
5位:楽器(6.6%)
5位:水泳(6.6%)
なんと、1位から3位まですべて学習に関する習い事がランクインしました。英会話を選んだ理由としては、「将来役に立ちそう」「英語ができた方が、自信がつく」「これからの社会で必要そう」といった意見が目立ち、プログラミングを選んだ理由としては英会話と同様に「将来必要になるから」や「論理的思考を身につけてほしい」「親が教えられないから」という声が集まりました。
今回同時に子どもの小中学校受験経験者・予定者に受験に臨むうえでやっておいた方が良いことを聞くと、いちばん多かった回答が「子どもの勉強の習慣作り」でした。そんなところからも1位~3位のすべてが学習に関する習い事であったことに納得です。
また、7割近くの親が「子どもの教育にかかる費用が高い」と感じていることが判明。子どもが大きくなるにつれ、今後の教育費確保が家庭の重要課題となっているようです。
子どもの先生になってほしい有名人は?
最後に、小中学校生の子どもを持つ親が選ぶ、「学校や学習塾の先生になってほしい俳優」ついて回答してもらいました。
わが子の先生になってほしい俳優は、こちらの10名の方でした。
1位:阿部寛(12.4%)
2位:ムロツヨシ(11.8%)
3位:北川景子(9.0%)
4位:綾瀬はるか(8.4%)
6位:石原さとみ(5.6%)
6位:長澤まさみ(5.6%)
7位:仲間由紀恵(4.4%)
8位:新垣結衣(4.0%)
9位:田中圭(3.8%)
10位:菅田将暉(3.2%)
【選んだ理由】
1位:阿部寛(12.4%)
・ドラマの影響。迫力がある(44歳女性・奈良県)
・真摯に向き合ってくれそうだから(41歳女性・東京都)
2位: ムロツヨシ(11.8%)
・熱血教師が似合っているから(50歳女性・東京都)
・ポジティブに楽しく学べそう。“学校へ行くのが楽しくてしかたない!”と思ってくれそう(46歳女性・兵庫県)
3位:北川景子(9.0%)
・綺麗で優しく頼りがいがあり、“ついていきます!”という気になれるから(44歳女性・神奈川県)
・優しく厳しくメリハリのある授業をしてくれそうだから(48歳女性・埼玉県)
1位から3位の阿部寛さん、ムロツヨシさん、北川景子さんは、優しさ(面白さ)の中にも芯があり、ブレない強さがあるというイメージを多くのパパママが持っているようです。学校や塾の先生がそうであってほしい、そんな中でわが子が見守られながら育っていってほしいと願うパパママの気持ちが伝わってくるような結果となりました。
今回「子どもの教育とお金」について、さまざまな視点から覗いてみました。子どもの年齢によってもやりたいことやそれにかかる費用は違うので、どれが正しいという回答は家庭によって異なりますが、いろいろなシミュレーションなどを頼りに、家族にとって最適なスタイルを見つけられるといいですね。
新しい生活が始まる4月、習い事や家計において、新しいことを始めてみてはいかがでしょうか。
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データ参考:auじぶん銀行(ネット銀行) (jibunbank.co.jp)
文・構成/HugKum編集部