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クレヨンの特徴
クレヨンで絵を描いた時、少しだけ重たく感じませんか?これは原材料として、固体であるワックスを多めに含んでいるからです。逆に、ワックスを多く含んでいるので紙にしっかりと乗ってくれるともいえます。
「お絵描きは紙に描くもの」と考えがちですが、クレヨンで描くことができる素材は実は紙以外にもたくさんあるのです。
そんなクレヨンの特徴を活かしてこんな遊びをしてみてはいかがでしょうか?
ポリ袋にお絵描き「風船づくり」
クレヨンはご家庭にある透明なポリ袋に絵を描くことができます。自分だけのオリジナル風船を作ってみましょう。
用意するもの
- ・クレヨン(今回はぺんてるの「ずこうクレヨン」を使いました)
- ・透明なポリ袋
作り方
- ポリ袋に好きな絵を描きます
- 袋を裏返して空気を入れます
- 空気を閉じ込めるように袋を縛り閉じます。
ポイントは作り方2で袋を裏返すこと。クレヨンでポリ袋に描いたあと、クレヨンの塗られている部分を触るとその色がついてしまいます。遊んでいる間にお洋服や周りの家具などを汚してしまうのを防ぐためにも裏返すのを忘れずに。
いろいろな形のポリ袋で作ると楽しいですよ!細長い袋ならば新幹線やチンアナゴなど形を生かしたモチーフを描いて楽しめます。大きな袋を使って作ればお子さんと同じくらい大きな風船になりますね。
クリアホルダーでメイク遊び
書類を入れて持ち歩くために使われる透明なクリアホルダー。あなたのご家庭にもありませんか?
クリアホルダーの表面のツルツルしているところに描けて、布などで簡単に拭き取ることができるクレヨンでこんな遊び方はいかがでしょうか? お子さんの写真や大好きなキャラクターの絵などを挟んで、外からかわいらしくメイクをしてみましょう!
用意するもの
- ・クレヨン(今回はぺんてるの「ずこうクレヨン」を使いました)
- ・クリアホルダー
- ・メイクしたい顔の写真や絵
- ・セロハンテープ
- ・柔らかい布やティッシュペーパー
作り方
- 用意した写真や絵をクリアホルダーに挟みます
- クリアホルダーの外側から好きな色のクレヨンでメイクをします
- 失敗した時や、初めの状態にリセットしたい時は布やティッシュペーパーでクレヨンを拭き取ります。
中に入れるものを工夫すれば、「なぞり書き」や「ぬりえ」としても楽しめますね。
他にもこんなものに描けるんです!
クレヨンは他にもこんな素材に描くことができます。
- ・アルミホイル
- ・プラスチックカップ
- ・ペットボトル
- ・牛乳パック
- ・ガラス
- ・発泡スチロール
- ・食品トレイ
- ・卵パック など
ご家庭にある、あれこれに描くことが出来るんですね!
実際に創作活動をする際には、周りのものが汚れないように新聞などを敷いて行うのがおすすめです。
なぜ、クレヨンはツルツルした素材に描けるの?
クレヨンはポリ袋やクリアホルダーなどツルツルしたものにも描くことができました。これはワックスが多く入っていて、もったりとした描き心地のクレヨンの特徴なのです。
例えば、バターをイメージしてください。料理によっては下準備としてお皿にバターを塗ることがありますよね? その時、バターはお皿の表面に擦り付けられ乗っていると考えられませんか? バター同様、クレヨンはポリ袋やクリアホルダーなどツルツルしたものの上に乗っているのです。
また、お皿に塗ったバターはキッチンペーパーなどを使うと拭うことができます。これと同様にクレヨンをポリ袋やクリアホルダーなどツルツルしたものに塗った時、布やティッシュペーパーを使って拭うことが可能なのです。
クレヨンとご家庭にあるものでお子さんの創造力を伸ばしていこう
クレヨンが描ける素材がたくさんあることがわかりました。しかも、日常生活で手にできるものも多くあります。「この素材には描けるかな?」と思ったら試してみましょう!
もうすぐ夏休みが待っています。今年の夏は熱中症アラートがたくさん出そうな予感。意外と家の中で過ごす時間も増える時期ですので、ぜひお子さんと楽しみ、創造力を伸ばしていきたいですね!
今回はぺんてる株式会社の西條さんに教えていただきました。ありがとうございました。
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文・構成/ふじいなおみ