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大ヒット上映中!「映画 パウ・パトロール 大空のミッション・パウ」
2022年8月12日より大ヒット上映中の「映画 パウ・パトロール 大空のミッション・パウ ロイヤルストーンをとりもどせ!」。
大人気アニメ「パウ・パトロール」の映画とあって、全国の劇場はパウパトファンの親子が訪れ、大入り状態が続いています。
2020年からスタートしたパウパト映画も今回で3作目。今年は、人気が高まっているスカイを中心に、ロンドンを彷彿とさせる「ロイヤル王国」の空を舞台にしたストーリーで、見応えたっぷりの話題作に!
シール付き映画本で楽しみ倍増!
今回の映画にはパンフレットがありません。かわりに、映画を観た子どもたちがスクリーンの感動を何度も味わえて、これから映画を観る子どもたちが映画をもっと楽しめるように、映画の絵本があります。
今回も映画のストーリー、ビークル、シール遊びがしっかり盛り込まれています。映画館では売り切れていることも多いですが、書店でも販売していますので、映画の記念にぜひ手にとってください!
パウ・パトロールはなぜこんなに人気なの?
アニメ放送開始から3年。あっと言う間に、子ども達のハートをがっちりつかんだパウ・パトロール。
なぜこんなに人気が出たのでしょうか? 小学館の幼児誌「ベビーブック」「めばえ」で連載がスタートした2019年からのパウ・パトロール担当者に、パウ・パトロールの舞台裏や魅力についてうかがいました。
アニメ放送開始と同時に幼児誌でも連載スタート! でも…
「パウ・パトロールは、カナダで制作されているアニメ作品。
日本で放送が始まる前に「パウ・パトロール」の紙の資料を渡されました。
海外でヒットしているものであっても、日本の幼児には海外のアニメは人気が出ないという先入観があったので、正直、その場ではあんまりピンときませんでした(笑)。
しかし、映像を見て、話の内容、デザイン、映像、音楽のクオリティーの高さに驚き、これはイケそうだ!と。放送開始(2019年4月)の直後から、幼児向け雑誌「ベビーブック」と「めばえ」で連載を開始し、幼児誌を挙げて「パウ・パトロール」を推していくことにしたんです。
でも、初めは誌面企画の人気は、連載開始時では、最下位近くでした…」
パウステーションの組み立て遊びがヒット!
「それが約半年後の「めばえ」2020年1月号の読者アンケートでは、28コンテンツ中5位にまで急成長したんです。
パウパトの萌えポイントの一つは基地からの出動シーンや変型するビークル。
出動シーンをしかけ遊びにすることで、読者がなりきってごっこ遊びができたんだと思います。
とにかく凄い勢いでパウパトファンが増えていく実感がありました」
パウ・パトロールは「子どもに見せたくなる」ストーリーが魅力
「パウ・パトロールの魅力はたくさんありますが、私がとくに好きなところは3つ」
安心して子どもに見せられる
「パウパトは、悪い奴を倒すのではなく、あくまで困っている人や動物を助けるストーリー。だから、安心して子どもに見せられます。
保護者の方からも、子どもに見せたくなるストーリーだという感想をいただくことが多く、思いやりの心や、人の役に立つ大切さを、アニメを通して知ることができるんです」
映像の作り込みがハイレベル
「映像の描写がとても丁寧でハイレベルな点も、パウパトの魅力です。
例えば、ケントのダッシュバギーがパウステーションから出動する時に急発進するのですが、急発進ぶりが伝わるよう、後輪が滑って少し左右に揺れるように描写されています。
他にも、子犬たちがケントに呼ばれると必ずシッポをふりふりしていたり、子犬たちはそれぞれのタイミングで細かく瞬きをしていたり、とにかく細部までこだわって映像を作っているところもすごいんです」
元気、勇気、友情、リーダーシップをストレートに賞賛!
「ストーリー内では、新たなことにチャレンジしたり、仲間と力を合わせて乗り越えたり、大切なテーマが詰まっています。勇気や友情、リーダーシップがストレートに賞賛されているのもパウパトらしい点です」
パウ・パトロールのおすすめ本を教えて!
「初めてのパウパトの本は、2019年8月に刊行した18ページのテレビ絵本「パウ・パトロール みんなよろしくね!」。
登場人(犬)物やおはなし、番組最後に流れるダンスを簡単に紹介したものです。
普通、本は出した直後が一番売れて、徐々に売上は下がるものなのですが、それが全く逆。
昨日より今日、今日より明日の方が売れるという状態で、市場からは「もっともっとパウパトを!」っていう渇望感を感じました」
パウパトのことが全部わかる本を作る!
「そんなパウパトファンや、パウパトのことをもっと知りたいという声に応えるために、40ページ超のテレビ超ひゃっか「パウ・パトロール だいじてん」を作ることに。
コンセプトは「パウパトのことが全部わかる本」。とは言え、パウパトのことが全部わかる人なんていない。当たり前ですが、参考にする本もない(笑)。
制作には5ヶ月ほどかかるので、その時までに放送されたものを全部見ていても、発売時には古い情報のみになってしまうんです…。
ラッキーなことに、海外では数年先行して放送しているので、英語の番組映像を半年先分ぐらい取り寄せて、とにかくメモしながら、英語が聞き取れないところは繰り返し見るという作業を何十話もやりました(泣)。(ここだけの話ですが、日本語訳される前に作り始めていたので、初版本には放送されたものと違ってるところが結構あります(笑)。)
そのお陰で、2019年12月の発売と同時に大ヒット!
読者からも「孫娘の大のお気に入りで、抱えて寝てる」「最近登場したキャラが既に載っている!」と熱い声をいただきました。
発売の勢いを見て、すぐに重版が決定。今でも勢いは衰えず売れ続けています」
「パウパッドであそぼう!ブック」は本物おもちゃがふろく!
「パウパトがヒットするスピードに比べ、玩具のラインナップがまだ少ないと感じ、プラスチック製のおもちゃを付録につけた本を出そうということになりました。
付録を何にする?と悩むこともなく「パウパッドしかないでしょ!」と即決。
パウパッドは、ほぼ毎回番組に登場するのに、日本では玩具になっていなかった。そして、子どもたちがなりきり遊びをするなら、子犬たちではなく、ケントになりたがる。パウパッドなら、ごっこ遊びを始める3歳児にウケるに違いない!
すぐに構造を考えはじめたものの、設計図もありません。番組中に映ったいろんな角度のパウパッドを写真で撮って、付録を作ってくれる会社の担当者さんと相談して形にしていきました。
音声は番組で使われているものを使用させてもらい、完成。
その完成度に周囲の評判もよく、これは売れる!という確信がありました。
発売と同時にSNSでも大反響で、すぐに初版分が完売することが予想されました。
しかし、付録は海外生産なので、重版してもすぐには店頭に届けられない! しばらく品薄で、探していた読者のみなさまにはご迷惑をお掛けしました
その後も重版を重ね、今もパウパトの本の中で1日に売れる数はトップです」
シール絵本やマグネット絵本、かるたも大人気
「その後も雑誌でのパウパト人気はぐんぐん上がっていたので、どんどん本を出版しました。
シール絵本、マグネット絵本、しかけ絵本、かるたなど、今では24タイトルが出版され、ほぼ全てが重版されています。
3年でこの数はすごいことです。部数は累計で100万部に迫る勢いです」
最新本なら「超ひゃっか ひみつずかん」
「パウパトが日本に上陸してから3年半。
エピソード(シリーズ)も4まで進み、キャラクターやビークル、道具、設定など、新しいものがどんどん出てきました。
数回しか登場しないキャラや、メンバーが増えた経緯、グッドウェイ市長の祖父はだれで、悪役のライバール市長はどこに住んでいるかなど、細かい設定も明らかになってきました。
また、ロイヤル王国を守る「ミッション・パウ」や海のトラブルを解決する「シーパトロール」など特別任務も始まりました。
最近になってパウパトを見始めた子ども達が、早く番組の世界を理解してより楽しめるように、パウパトの全情報を入れ込んだものを作りたいと思うようになりました。
そこで、3年前の初回から今年の冬まで放送されるものを全部見て、ほぼ全ての登場人物、登場ビークル、登場動物、場所などをピックアップ。全て掲載した「パウ・パトロール パウフェクト ひみつずかん」を7月に発売しました。
非常に好評で、細かい内容ながら、2歳、3歳のお子さんがかぶりついて読んでくれているというコメントも寄せられています。
ある日、読者からのお手紙がラブルのイラスト付きで届きました。本の奥付を見て編集部へ送ってくれたようです。
お手紙にはこう書いてありました。
「わたしは、パウパトロールがいちばんすきです。DVDもぜんしゅるいもっています。どうやって本をつくっているんですか?わたしはマンガかがしょうらいの夢です。」
本の作り手のことまで考えて読んでくれる子どもがいる。これはなかなか手を抜けません」
担当者推薦! パウ・パトロールの本おすすめ7選
たくさんのキャラクターが出てくるパウ・パトロール。名前や設定をより詳しく知ることができる本や、楽しく遊べる本、文字や数を学べる本など、小学館からは24タイトルが発売中です。
ここでは、特に担当者が太鼓判を押すおすすめタイトルを紹介します。
シールであそぼう! えいがパウ・パトロール 大空のミッション・パウ
★ココがおすすめ
2022年夏公開の「映画 パウ・パトロール 大空のミッション・パウ ロイヤルストーンをとりもどせ!」のシール付きボードブック。映画のストーリー、魅力ある新登場キャラ、新ビークルの情報はもちろんのこと、ステルスジェットに乗ったパウパト達のシールで遊べるお楽しみページも。
映画を観た人はスクリーンの感動をもう一度味わえ、これから映画を観る人には映画がもっと楽しめるようになる1冊です。コンパクトなA5サイズ、丈夫な厚紙合紙、カタカナにはふりがな、貼ってはがせるシール付きで繰り返し長く遊べます。
パウパッドであそぼう!ブック
★ココがおすすめ
大人気「パウ・パトロール」のケントが使うアイテム、パウパッド。子ども達のあこがれアイテムを完全ふろく化しました。その名も「しゃべる!スライドする!パウパッドDX」。ABS樹脂製で、本物感もばっちり。ケントになりきって遊べると大人気です。ケントのセリフ5種、チェイスのセリフ1種、着信音やサイレン音など効果音4種の合計10種の音声を収録しています。
テレビ超ひゃっか パウ・パトロール だいじてん
★ココがおすすめ
「パウパト」のひみつがギッシリつまった厚紙合紙42ページの“だいじてん”。どんどん増えていくキャラクターやビークル、アイテムを収録。彼らが暮らすアドベンチャー・ベイのことや、ビークル、メンバーの紹介まで、ファンの「そこが知りたかった!」情報が満載です。番組の名場面集も多数収録し、これを読めば、ますます番組が面白くなること間違いなしです!
テレビ超ひゃっか パウ・パトロール パウフェクト ひみつずかん
★ココがおすすめ
超ひゃっか第二弾は「エンターテイメント図録えほん」ともいうべき、楽しい情報がぎっしり詰まった一冊。これまで番組に登場した人や動物、乗り物などの秘密についても紹介しています。特に番組に登場する人物や動物を80以上掲載、また、「シーパトロール」などの新シリーズ情報も入っていて、パウパトファンにはたまらない内容です!
もちろん、基本的なこともしっかり取りあげ、どのページから読んでも楽しめる作りになっているので、パウパトを知って間もない、小さなお子さんも十分に楽しめます。
パウ・パトロール ぬって!かいて!おけいこブック
★ココがおすすめ
大人気のパウ・パトロールの「みずぬりえ」付きのぬりえ&おけいこブックです。おなじみのキャラクターはもちろん、新キャラ・トラッカーも登場。簡単な内容から始まって、だんだんとステップアップしていくので、ぬりえがあまり得意でないお子さんでも、気軽に挑戦できます。
運筆や、数字のおけいこも充実。ごほうびシールに加え、最後には賞状のページもあって、楽しく学べる工夫がいっぱいです。
知育ドリル パウ・パトロール もじ・かず・ちえあそび
★ココがおすすめ
パウ・パトロールのキャラクターたちと、楽しみながらひらがなや数、ちえあそびに親しむ3~5歳向け知育ワークブック。各ページに番組に出てくるキャラクターや場所、シーンが再現されているので、絵本を読む感覚で学習が進められます。ページをめくるたびにワクワクする、そんな知育ドリルです。キャラクターいっぱいのシールが93枚、「あいうえおポスター」つき。
ひらがなパウフェクト! パウ・パトロールかるた
★ココがおすすめ
家族で楽しめる「かるたあそび」と、アニメさながらのストーリーを作って遊べる「はしらせあそび」!
ひと組で2度美味しい、よくばりかるたセットです。ビークル型のキャラクターカードが48枚ついているので、決まった遊び方だけでなく、自由にアレンジして遊べるのが特徴です。
パウ・パトロールの人気の秘密や舞台裏、おすすめ本まで、たっぷりと紹介しました。アニメ放送だけでなく、パウ・パトロールを楽しめる本や雑誌はたくさんあります。ぜひお子さんのお気に入りキャラクターを見つけて、勇気と友情のストーリーを親子で楽しんでみてくださいね!
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文・構成/HugKum編集部