プリンターはどんなときに使う?
スマホで子どもの写真を大量に撮って、家でプリントができたら便利ですよね。また、小学生ともなれば塾などの勉強の資料をプリントしたい、ということも増えるはず。リモートワークが増えたことにより、資料や書類をプリントアウトする必要にかられているママ・パパも多いのでは。仕方なく、コンビニでプリントしているという方もいらっしゃるでしょう。
家にプリンターがあったら便利、でもプリンターは高いからと敬遠している人も多いのでは。今回は、お手頃価格のおすすめプリンターをご紹介します。価格からは想像できないほど、使い勝手のいい次世代型プリンターが揃いました。
安いプリンターの選び方
まずは、買ってから損をしたと思わないように、納得のいくプリンター選びのポイントをまとめました。
必要機能は最低限
写真印刷やちょっとした資料の印刷であれば、スキャン機能やコピー機能は必要ない場合も。あるに越したことはないですが、実際に自分が使うシーンを想定して、必要な機能を想定してみて。
ランニングコストが安い
プリンターのランニングコストと言えばインクの費用。本体が安くてもインクカートリッジが高ければ意味がないですよね。基本的には、それぞれのカラーの独立型がいちばんコストを抑えられます。
たくさん使う黒は大容量、その他のシアン・マゼンダ・イエロー・ブラックの4色は、それぞれが独立していると、なくなったものから購入できるので、一体型よりもコストは抑えられます。
また、発色をよくするために4色でなく6色使用しているものもあるので、安く抑えたいのであれば4色のものを選ぶのもポイント。
印刷方法を確認
印刷方法には、インクジェット印刷と、レーザー印刷の2種類がありますが、家庭用であればインクジェットプリンターがおすすめ。
大量に印刷する場合にはレーザー印刷のほうがランニングコストは安いですが、写真の印刷には不向き。家庭で使う場合には、写真の印刷はほぼマストですよね。そういった意味でも、インクジェットプリンターがおすすめです。
印刷物の大きさ
印刷できる用紙の大きさは、必須機能の写真印刷であればL判、年賀状印刷であればハガキ印刷、資料の印刷であればA4サイズが対応できればOK。A3など、大きなサイズまで印刷できるものは必要ないはず。
自ずとプリンター本体の大きさもコンパクトになるのでチェックしたいポイントです。
安いプリンターのおすすめ10選
ここでは、1万円台で、手軽に買うことができるプリンターをご紹介します。この機能があれば十分すぎるのでは? と思えるプリンターが揃いました。
キヤノン PIXUS TS203
- USB接続で手軽に使えるシンプルモデルのインクジェットプリンター。コピーやスキャン機能はないので、手を出しやすい価格となっています。
A4までプリント可能で、 写真用紙はL判、はがき、KGサイズに対応しているので、子どもの写真などを手軽に家で印刷するのに向いています。
また、うれしい機能としては、文字がくっきりと濃度の高い黒で印刷できる「文字ブラック(顔料)」を採用。コントラストが高く、細かな文字や罫線までくっきりシャープに仕上げます。はがきの宛名印刷はもちろん、筆文字などの再現性にも優れています。
エプソンカラリオ EW-052A
- コピー・スキャンにも対応したプリンター。スマホとの無線LAN接続に対応しているので、メール添付のPDF資料などをリモコンのように送信、印刷することができます。
染料3色、顔料3色とすべて独立型なので、コスパも◎。カラー染料は普通紙でもクリアで鮮やかなので、文書も写真もきれいにクリアに印刷できます。L判〜A4と文句のない使い勝手です。
キヤノン PIXUS TS3530
本体に触れなくても自動で電源ON。Wi-Fi対応しているので、プリンタに触らなくても印刷できます。
また、無料のアプリ『Canon PRINT Inkjet/SELPHY』を使えば、スマホから写真でもSNSでも印刷可能。多彩な機能をもちながら、リビングに置きやすいコンパクトボディのスマートプリンターです。
HP ENVY 6020
スマホアプリ『HP smart』を使えばリモコンのように操作できるプリンター。プリントはもちろん、スキャン画像のメールへの添付が可能。
また、印刷が完了したらクラウドストレージへの保存が可能。スマホのクラウドに保存したドキュメントやSNS上にアップされた写真も簡単に印刷ができるので、写真印刷やリモートワークにも便利に使えます。
Canon PIXUS TS3330
Wi-Fi環境でなくても接続できる、ダイレクト接続の可能なプリンター。スマホアプリ『Canon PRINT Inkjet/SELPHY』で写真はもちろん、文書やWebページも直接プリントできます。
スキャンした画像をスマホに保存したり、クラウドのデータをプリントすることも可能。写真用の染料インクと、文書用の顔料インクの4色カートリッジ使用で無駄な印刷コストがかかりません。
HP ENVY Inspire 7221
スマホアプリ『HP Smart』を使うと、クラウドやSNSと連携して保存までできるので、より効率的に作業できます。
また、デュアルバンドWi-Fi対応で、自動的に接続不具合を検出し、接続の中断を解消。使用中でも途切れずに使え、ストレスフリーな使い心地です。
プリンター本体やカートリッジに再生プラスチックを部分的に使用し、リサイクル可能な製品パッケージを使用するなど、サスティナビリティにも配慮しています。
EPSON カラリオ EW-452A
コンパクトボディながら、見やすい液晶モニター搭載。手元で確認しながらプリントが可能です。
また、多彩なコピー機能があり、例えばIDカードコピー機能を使用すると、自動でIDカード(免許証、保険証など)の画面を1枚の用紙の片面に並べてコピーできます。A4原稿への割付なども、オフィスやコンビニのプリンターの機能に引けをとりません。
さらに、iPhoneであれば、液晶画面に出たQRコードを読み取るだけで簡単に接続。リモコン感覚で操作できます。
Canon TR703A
無料アプリ『Easy-PhotoPrint Editor』を使用することで、パソコンで作業するように写真のレイアウトや加工ができます。操作画面もシンプルで、誰でも迷わずに操作できるので安心。
また、「ネイルシートプリント」で自分だけのオリジナルネイルが作れるのが楽しいところ。さらに、AIスピーカーに「キヤノンプリンターで〇〇をプリントして」と声をかけるだけで、ぬりえやチェックリストシートなどを自動で印刷できるので、必要なものが手軽に手に入ります。
EPSON カラリオ EW-M530F
プリント、コピー、スキャナに加え、ファックス機能も備えたプリンター。有線・無線LAN、どちらにも対応。また、『EpsonConnectサーバー』を使えば、登録済みのプリンターへスマホからファイル添付したメールを送るだけで印刷可能。インターネット経由なので、例えば出張先からもプリント可能という手軽さです。
iPhone、Androidの各スマホアプリを利用すれば、ローカルネットワーク上にある対応プリンターを自動検出し、印刷できます。
面倒なソフトウェアのダウンロードもインストールも行う必要がないので、誰でも簡単に使うことができるのもうれしいところ。
ブラザー工業 DCP-J926N
印刷だけでなく、コピー、スキャンも可能なプリンター。USB、SDカードからの直接印刷はもちろん、『BrotherMobileConnect』アプリを使えばスマホから簡単にプリントできます。
資料のコピーやスキャンの際には、自動原稿送り装置でストレスフリーな使い心地。全面液晶画面で、直感的に操作ができるのもポイントです。
安いエントリーモデルでも機能性は抜群
ご紹介したプリンターは、スマホとの連動が多く、家庭用なら十分な使い勝手のものが多いのも大きなポイントでした。そろそろ年賀状を用意する季節にもなりました。ぜひ、この機会に購入を考えてみてはいかがでしょうか。
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文/松川麗 構成/HugKum編集部