目次
動物のまねをしながら遊ぼう
『どうぶつまねっこたいそう』
作：大森裕子 監修：内藤久士／巣立隆宏
（交通新聞社）
<3～5歳>
さまざまな動物たちが登場し、そのまねっこをしていく絵本です。くまが来たら、のっしのっしとお尻をあげて動いたり、ぺんぎんが出てきたらかかとでぴょこたんぴょこたんと歩いたり、体をたくさん使いながらページが展開していきます。運動について研究している内藤教授が監修し、動きのコツや解説などもあります。絵本を楽しみながら動物のまねをして、体を動かしてみよう！
ことばに合わせて体をふりふり！
『ぱんだんす』
文：やまぐちりりこ 絵：すがわらけいこ
（アリス館）
<2～4歳>
ぱんだのダンスでぱんだんす。タイトルを見て分かる通り、パンダがダンスを始めます。おしりを振ったり、ごろごろ転がったり。楽しそうに踊るパンダを見て、子どもも一緒に踊りたくなってしまうでしょう。子どもたちの大好きなオノマトペたっぷりの絵本なので、耳心地も良し！ ほのぼのとした温かみのあるパンダにも注目です。
親子でそら高くジャンプ！
『ぴょーん』
作：まつおかたかひで
（ポプラ社）
<0～3歳>
ジャンプが大好きな生き物が次から次へと登場します。「○○が…ぴょーん」の繰り返しが楽しく、乳児期から楽しめる１冊です。ジャンプを中心に体を動かせる絵本で、ページをめくるたびに子どもは大喜びでジャンプを楽しみます。作者の松岡達英さんは、科学絵本の第一人者でもあります。乳児向けの絵本と思われがちですが、生き物のフォルムが正確に描かれているところも見所の１つです。
小さい子も一緒に「ぴょーん」のところでジャンプして楽しみます
忍者と一緒にハイポーズ！
『ぱぴぷぺぽーず』
作：新井洋行
（文溪堂）
<0～2歳>
子どもたちの大好きな破裂音の『ぱぴぷぺぽ』で構成された１冊です。忍者たちがぱぴぷぺぽの言葉に合わせてさまざまな動きを見せてくれます。「ぱぴぷぺぽ―ずのぱっ！」「ぱぴぷぺぽ―ずのぴっ！」などリズミカルな言葉が心地良く、ついつい体を動かしたくなってしまうのも、この絵本の魅力！ 忍者になりきって家族みんなで一緒に体を動かしてみてはいかかでしょうか？
ごろりんと転がるのが楽しくなる
『でんぐりごろりん』
作：ふくだじゅんこ
（大日本図書）
<2～3歳>
でんぐり返しで構成された食べ物絵本。でんぐり返しをするたびに食べ物の形が変化していく様子に、子どもが夢中になること間違いなし！ 食べ物の表情も豊かで、クスッと笑ってしまいます。絵本を読み終わる頃には、でんぐり返しがしたくなります。この絵本は『とりかえっこ とりかえっこ』『とらんぽりん ぽーん』などの食べ物のシリーズになっているので、気に入った方は他の絵本も手に取ってみてください。
おすもうさんと対決！
『はっけよーい』
作：ケロポンズ 絵：いぬんこ
（ポプラ社）
<2～5歳>
おすもうさんになりきって楽しむ参加型すもう絵本。絵本に登場するおうもうさんと対決していきます。「はっけよーい」「のこった」の掛け声についつい絵本に向かって張り手をしてしまいます。絵を担当するいぬんこさんの迫力あるイラストと「エビカニクス」で有名な子ども心を熟知したケロポンズの面白い発想が相まった１冊。この絵本を読めば、体もポッカポカ！
歌に合わせて手足でリズムタップ！
『しあわせならてをたたこう』
作・絵：デビッド・A・カーター 訳：きたむら まさお
（大日本絵画）
<0～5歳>
童謡「しあわせならてをたたこう」の歌に合わせて動物たちが動き出す仕掛け絵本。「てをたたこう」の歌詞で手を叩いたり、「しっぽふろう」ではしっぽを動かす仕掛けに、歌って楽しい、見て楽しいが詰まった１冊。最後は子どもも大人も驚く仕掛けに大盛り上がり！ 歌って体を動かして、親子で幸せになっちゃいましょう！
今回の絵本をおすすめした絵本専門士
大河原悠哉（保育士）
保育園で施設長を務めながら、保育者養成学校の非常勤講師や子育て支援センターや図書館で、おはなし会や絵本講座などを行う。平成29年6月に「絵本専門士」を取得。所蔵絵本は約4000冊。絵本ナビライターとしても活動中。「がっちょの絵本ブログ」https://gacchyo-ehon.comを運営。
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構成／日下淳子 HugKum編集部
