ラクマとメルカリを比較したら…上手な売り方がわかった! 使いわけるコツも解説

フリマアプリにはいくつかありますが、なかでも「ラクマ」と「メルカリ」は、利用者が多いフリマアプリです。そこでこの記事では、ラクマとメルカリの違いや特徴を比較してみました。また、2つのフリマアプリを使い分けるコツもご紹介します。

ラクマとメルカリを比較してみます!

「ラクマ」と「メルカリ」。どちらもフリマアプリですが、どのような違いがあるのでしょうか。これから2つのフリマアプリを比較し、特徴などを解説していきます。

ラクマとは

ラクマは、楽天グループ株式会社が運営する無料フリマアプリです。2012年に誕生した日本初のフリマアプリ「フリル」と楽天の「旧ラクマ」が統合して現在の「ラクマ」となりました。

特徴は、個人間売買が手軽にでき、お金のやり取りはラクマが仲介してくれることが挙げられます。また、楽天の他のサービスと連携することで、お得にポイントを貯めることもメリットです。

メルカリとは

メルカリは、不要になったものの売り買いをフリーマーケットの要領で、スマートフォンのアプリを通じて行うことができるフリマアプリです。企業創立は2013年で、「新しい価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションとしています。

利用者が多く出品数、商品ラインナップが豊富なこと、独自の配送方法があるのがメルカリの特徴です。

ラクマとメルカリの違いや特徴を比較

「ラクマ」と「メルカリ」を徹底比較!

ここでは、ラクマとメリカリの違いや特徴をくらべていきます。

累計ダウンロード数

まずはそれぞれの累計ダウンロード数を見ていきましょう。

ラクマは2022年5月時点でダウンロード数は累計3500万件を超えているのだそうです。一方メルカリは8000万件超えといわれています。

どちらもダウンロード数を伸ばし続けていますが、累計ダウンロード数に関してはメルカリに軍配が上がります。

販売手数料

販売手数料は、取引が成立した際に発生する手数料のことで、販売する人(出品者)にかかる手数料です。

ラクマの販売手数料は、6.0% +税、メルカリの販売手数料は10%です。
たとえば1,000円の商品が売れた場合、
ラクマだと受け取り金額は934円
メルカリだと受け取り金額は900円
となります。

販売手数料はラクマのほうが安いので、メルカリよりも利益を上げることができるというわけです。

売上金の振込手数料

売上金の振込手数料を見ていきましょう。

ラクマでは、楽天銀行以外の金融機関であれば振込手数料は210円かかります。ただし、楽天銀行だと1万円以上の振込手数料は無料です。

メルカリでは、どの金融機関でも売上金の振込手数料は200円となります。

発送方法

ラクマもメルカリも、発送方法はさまざまあります。それぞれの発送方法を一覧でご紹介します。

ラクマ発送方法

・かんたんラクマパック(日本郵便)
・かんたんラクマパック(ヤマト運輸)
・宅急便
・レターパック
・スマートレター
・クリックポスト
・ゆうメール
・普通郵便
・ヤマト宅急便
・ゆうパック
・飛脚宅急便

メルカリ発送方法

・らくらくメルカリ便
・ゆうゆうメルカリ便
・普通郵便
・クリックポスト
・スマートレター
・レターパック
・宅急便
・ゆうパック
・たのメル便

どちらも商品のサイズによって豊富に発送方法が用意されているので、目的や予算、サイズにあった発送方法を選ぶことができます。

サポート体制

ラクマもメルカリも、サポート体制がしっかりしています。365日24時間体制で迷惑行為や不正出品物のチェックを行っているのが特徴です。また、トラブルが発生した場合にも、問い合わせができ、サポートを受けられます。

梱包資材の購入先

梱包資材の購入先にも若干の違いがあります。

ラクマでは、ローソンで購入できます。ただし、店舗によっては、取り扱いのない場合があるので注意が必要です。一方メルカリでは、全国のコンビニやメルカリのアプリ内で梱包資材を購入できます。

梱包資材の購入先だけを見ると、メルカリのほうが必要なときにすぐに手に入れられやすいといえます。

支払い方法

それぞれの支払い方法を一覧でご紹介します。

ラクマの支払い方法

・クレジットカード
・ラクラクあと払い
・コンビニ払い
・LINE Pay
・FamiPay
・ATM払い
・キャリア決済
・売上金
・楽天ポイント など

メルカリの支払い方法

・クレジットカード払い
・コンビニ払い
・ATM払い
・キャリア決済
・FamiPay
・残高使用
・ポイント使用
・メルペイスマート払い
・チャージ払い など

商品のコンビニ受け取り

ラクマでは、商品をコンビニで受け取ることはできません。

メルカリでは、「ゆうゆうメルカリ便」を利用することで商品購入者がコンビニで商品を受け取ることができます。また、コンビニのほかに、郵便局、日本郵便の宅配ロッカーである「はこぽす」も選択できます。

ラクマとメルカリを上手に使い分けるコツ

「ラクマ」と「メルカリ」、それぞれの特徴を見てきましたが、上手く使い分けることをおすすめします。ここではケース別に使い分けるコツをご紹介しましょう。

よりたくさんの人に見てもらいたいならメルカリ

ラクマとメルカリのユーザー数を比較すると、ダントツでメルカリのほうが多いようです。

ユーザー数が多いということは、たくさんの人に出品した商品を見てもらえ、見つけてもらえやすくなります。そうすると、売れやすさにもつながるはず。多くの人に見てもらいたい場合にはメルカリを選ぶことをおすすめします。

利益を多く出すならラクマ

利益を多く出したいならラクマを選びましょう。ラクマは、メルカリに比べて手数料が安いのが特徴です。

たとえば、10,000円の商品が売れた場合、ラクマだと660円、メルカリだと1,000円の手数料が差し引かれます。この手数料は、商品の額が大きくなれば手数料の差額も大きくなるため、より高額なものを売る場合にはとくにラクマを選ぶとよいでしょう。

大型商品を売るならメルカリ

メルカリには、大きな商品を簡単に配送できるサービスがあります。それが「梱包・発送たのメル便」です。このサービスでは、梱包・搬出・配送・搬入・開梱設置・資材回収などをすべておまかせすることができます。また、匿名配送、配送時にトラブルが発生した際にはメルカリがサポートしてくれるのもメリットです。

家具や電化製品などの大型商品を売るなら、メルカリを選ぶという考え方もあります。

ファッション関連の商品を出品するならメルカリ

メルカリは、ラクマに比べて女性の利用者に人気があります。そのため、ファッション関係の商品を出品するのであればメルカリがおすすめです。多くの女性に見てもらえ、商品を見つけてもらいやすく、売れやすい傾向があります。

株主優待券や金券を出品するならラクマ

メルカリにもラクマにも出品できないものがあります。メルカリで出品できないもののひとつは株主優待券や金券です。これらは、メルカリでは出品できません。

株主優待券や金券は、ラクマであれば出品することができるので、もしこれらを売りたい場合にはラクマを選ぶようにしましょう。

出品者が購入者を選びたいならラクマ

メルカリでは出品者が購入者を選ぶことはできません。ですが、ラクマであれば出品者が事前に購入者を選ぶことが可能です。このシステムを「購入申請システム」といいます。

購入者は出品者から承認されることで取引を進めることが可能です。出品者が購入者を選ぶことができれば、怪しい相手との取引を回避でき、高価な商品を安全に取引できるというメリットがあります。

ラクマとメルカリ、上手く使い分けよう!

ラクマにもメルカリにもメリットがそれぞれあります。また、特徴、ルールなども異なるため、上手く使い分けてフリマ活動を楽しみましょう。

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文・構成/HugKum編集部

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