【祝・新1年生】入学直前・直後の親の準備、これだけはやって! To Doリストと口コミ準備カレンダー

新入学後、朝、バタバタの大騒ぎにならないようにするには? 新しい生活で緊張している子にどう寄り添ってあげたらいい? そんな不安や悩みの声に、ズバリお答え!
親が押さえておきたい心がまえや生活面でのポイントを、生活リズムやスケジュールに沿って紹介します。

入学1カ月前~1週間前

①3~4月の週末、遠出は控えよう

子どもたちにとって、新しい生活は楽しみな反面、緊張もするものです。学校生活に慣れないうちは、知らず知らずのうちに疲れがたまってしまうことも。実際、下校後、お昼寝する子も少なくありません。入学前後の週末の遠出は控えて、おうちや近所でゆったり過ごすのがおすすめです。

先輩ママ&パパの声

・入学直前に旅行に出かけました。娘はその疲れが残っていたのか、ボーっとした状態で入学式に。入学の記念旅行のつもりだったけど、GWか夏休みまで待てば良かったな。(東京都/Y・さん)

・息子は早生まれで体が小さく、しかも疲れやすいタイプなので、春休みは体力温存作戦で過ごしました。(埼玉県/T・Sさん)

②口座開設、書類提出など、入学前の手続きに注意!

書類提出が入学式前の学校もあるので「まだ大丈夫」と思っていると、あっという間に期限が来るので要注意。

また、給食費の引き落とし口座の確認も忘れないで。新しく口座を開設する場合、窓口での手続きが必要なので、日にちに余裕をもって準備しておきましょう。

先輩ママ&パパの声

・学校からの指示で、子ども名義の口座をつくりました。同時にカードの発行手続きもしたのですが、それが届くまでに結構時間がかかりました。早めの準備がおすすめですよ~。(富山県/KHさん)

・入学前にアレルギー関係の書類を提出し、面談しました。給食が始まってからだとバタバタすると思うので、事前に確認できてよかったです。(東京都/Ⅿ・Hさん)

③通学経路、集団登校のメンバーを確認

集団登校のある学校は、一緒に登校してくれる先輩や保護者にご挨拶をしておくと安心できます。その際、集合場所、集合時刻、欠席の時の連絡方法など、リアルな学校情報をもらえることも。また、ご近所で一緒に登校できそうな新1年生がいないかも確認しましょう。

集団登校のない学校の場合は、お子さんと一緒に、実際の登校時刻にご近所の先輩小学生たちのあとについて、学校まで練習登校してみましょう。可能なら、下校時刻にも学校の門から自宅まで一緒に歩きます。下校時間は、登校時間の通学路に比べて子どもがぐっと少なくなるので、個々で注意すべき場所(車が多い、人通りが少ない)を把握し、子どもに教えましょう。

先輩ママ&パパの声

・集団登校の先輩小学生には、事前に子どもを引き合わせて、「よろしくお願いね」と声をかけるのがいちばんです。(東京都/O・Hさん)

・実際の登校時間にあわせて親子で通学路を確認すると、通学路にどのくらい子どもがいるのかがつかめて安心。信号で旗を持って交通見守りをしてくれているボランティアの方にも、挨拶しておくといいですよ。(東京都/H・Mさん)

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1週間前~入学

④自分の持ち物の確認(量としまう場所を決めて、片付けの習慣をつける)

入学前に、子どもの持ち物を確認しましょう。まずは、机まわりや、リビングの学習コーナーなどにランドセルや教科書、手提げ袋などを置く場所を決めましょう。

「しまう場所を決める使った後はそこに戻す」という流れができあがれば、片付けの習慣も身に付きやすくなります。すると、朝「●●がない~!」「▲▲はどこ?」と慌てることもなくなります。

また、ノートや鉛筆など自分が管理するものの数を把握することも、片付けの習慣づけに役立ちます。

先輩ママ&パパの声

・ランドセルや教科書、鉛筆やクレヨンなどの位置を一緒に決めました。「これは、どこに置く?」と娘の意見を聞いて、自分で決めさせたのがよかったみたい。すんなり片づける習慣ができました。(富山県/Y・Hさん)

・最初は、子どもが管理する持ち物が少ない方が、負担がないと思います。ノートや鉛筆は、書棚や筆箱に入る分だけ使わせ、予備は親のほうで管理しました。(千葉県/STさん)

⑤朝のスケジュールを組み立てよう

できれば、入学1週間くらい前から朝のスケジュールに慣れておくのがベスト。というのも、早寝早起きの習慣をつけるには、1週間ほどかかるからです。

ポイントは、登校時刻から逆算して、朝食や起床の時間を決めることです。ゆっくり朝食を食べるタイプだったり、玄関での身支度に時間がかかったり、子どもによって時間のペース配分が違うので、親はその辺りも考えて「我が子のスケジュール」を立てましょう。

スケジュールの逆算の例

登校時間(800
朝の玄関での時間:上着や雨具を着る、持ち物の最終チェック、靴を履く(750
朝ごはん&歯磨きの時間(700
→起床&着替え(645

先輩ママ&パパの声

・お姉ちゃんは早食いですが、妹はゆっくり派。お姉ちゃんより20分くらい早めに起こすくらいでちょうどいいほどです。(東京都/T・Yさん)

・「今日も一日、頑張れ~!」の気持ちを込めて、登校の前にギューと抱きしめます。日によっては「ギュー」の時間がたっぷり必要なこともあるので、想定の10分ほど前に「そろそろ時間だよ~」と声をかけるようになりました。(神奈川県/K・Kさん)

・身体を「小学生時間」に整えるために、実際の集合時刻に集合場所まで一緒に行って、先輩小学生を見送りました。先に顔合わせしておくと、4月から一緒に学校へ通う先輩たちと仲良くなれます。(東京都/HMさん)

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入学後の放課後

⑥おやつ&夕ごはんでコミュニケーション

おやつや夕ごはんの時間は、子どもから学校の様子を聞くチャンスです。好きなおやつや料理を出して、リラックスモードで子どもの話を聞きましょう。

このとき、気を付けたいのは、話を無理に聞き出そうとしないこと。親としては、学校生活に興味津々で、いろいろ聞きたいものですが、「お友達、できた?」「休み時間、何していたの?」と矢継ぎ早に質問するのはNG。まずは、学校で頑張ってきた子どもの心の緊張が解けるように、ゆったりと迎えましょう。

また、聞き役に徹したほうが、子どもは話しやすいようです。子どもの話を「へえ~、そうなの」「好きなキャラクターの話をしたんだね」と受け止めましょう。

中には、あまり学校のことを話さない子もいますが、暗い表情をしていたり、ふさぎこんだりしていなければ、それほど心配しなくても大丈夫です。入学直後は、学校からのお知らせプリントも多い時期なので、それをきっかけに話をすると、学校の様子がわかることも。

そのほか、幼稚園時代の知り合いや保護者会などを通じて知り合った同級生ママやパパからも情報を得られるので、焦らないでも大丈夫です。

先輩ママ&パパの声

・息子は口が重いタイプですが、うれしいことや楽しいことがあったときは、表情に出ます。おやつタイムは、その様子を見守っている感じです。(北海道/STさん)

・「学校、どうだった?」と聞くと、最初は「フツー」と答えていた娘。でも、「音楽の時間は、何したの?」など具体的に質問すると、「歌を歌ったよ」など教えてくれるので、様子を知りたいなら子どもが答えやすいような質問するのがおすすめです。(東京都/N・Nさん)

⑦明日の持ち物を確認

明日の持ち物は、宿題が終わった後や就寝前に準備するのがおすすめです。教科書やノート、連絡帳、体操着など、持っていくものを揃えておくと、朝のバタバタを防ぐことにつながります。

最初は、親のサポートが必要な子も多いもの。また、一緒に準備をしてもらうことがうれしい子もいるので、ぜひ手伝ってあげて。ただし、少しずつ自分で出来るようにするために、親はあくまでサポート役に徹するように気を付けましょう。

先輩ママ&パパの声

・我が家は夕食が終わったら、翌日の準備タイム。私が仕事用のバッグで翌日の準備するようにしたら、その横で娘もランドセルの準備をするようになりました。(千葉県/KSさん)

・就寝前に明日の準備が出来たら、カレンダーにシールを貼ります。成果が目に見えるので、子どもも達成感があるみたいです。(栃木県/A・Sさん)

・図工や生活科では家庭で用意して持って行くものが結構あります。ラップやトイレットペーパーの芯、ペットボトル、いろいろな空き箱、プリンやゼリーのカップなど、日頃からためておき保管しておくといいですよ。(神奈川県/H・Mさん)

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入学直前・直後は、子どもも親も生活が大きく変わるとき。学校で元気に楽しく活動できるように、おうちではゆったり過ごし、生活リズムを整えていきましょう。

記事監修

オイカワヒロコ|元養護教諭
神奈川県三浦市の小学校に養護教諭として勤務し、2021年3月退職。現職時代、子どもを触発する楽しい教材を駆使した保健教育に定評があり、それらの実践は新聞や雑誌でたびたび紹介・発表される。『オイカワ流 ミニネタ保健教育』(東山書房)など著書多数。
「ちょうど一年前、1年生になる孫のために出来ることはなんでもやります!とばかりに“ばあば力”を発揮、フルタイムで働く娘の代行で奔走しました。学校近くの信号までのお迎えも継続中です」とのこと。

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文・構成/ひだいますみ

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