友達や兄弟から誘われると、勉強そっちのけで遊んでしまう
多くの親御さんが悩んでいるのが勉強と遊びの両立の仕方。ゲームや遊びの誘いをどう切り抜けて勉強の時間を確保したほうがいいのか、兄弟がいる場合の家庭での学習環境など意識すべき事を松島先生に聞きました。
【実際に寄せられたお悩み】
もう本気で勉強に向き合わないといけないのではないか、度々ケンカになる。 (小5男子母)
【松島先生のお答え】家庭でのルールを作り、子ども自身がけじめをつけられるように
遊びたい盛りのときに、学校が終わったあとに塾で何時間も勉強して、さらに学校よりもはるかに難しいたくさんの宿題に取り組む。こうしたことを3年間続けるだけでも立派なことです。まずはそれを認めてあげてほしいと思います。
大前提は家庭のルールを作り、それを徹底するということです。外で遊んでいようが、友達の家でゲームをしていようが、「5時になったら帰る」「スマホに連絡が来たら帰宅する」などの約束を本人としっかり交わすことです。また、友達の誘いの断り方を知らない子もいますから、具体的な言葉で教えておきましょう。ほかにも、友達の親に事情を話して協力してもらうという方法がありますが、まずは子ども自身でけじめをつけられるようにならないと根本的な解決にはなりません。
兄弟がいるケースでは、兄が塾の勉強をしている時間は、弟も親と一緒に勉強や読書の時間にしているご家庭が多いようです。自習室のある塾であれば、それを利用するのがいいでしょう。