余ったケーキは冷凍保存がおすすめ。崩して混ぜればアイススイーツにも変身! 冷凍の手順やアレンジ方法を解説

ほとんどのケーキは、冷凍できるのをご存じでしょうか? 誕生日やクリスマス、お祝い事のイベントなどに欠かせないケーキ。お腹がいっぱいで食べきれなかったとき、捨てるのはもったいないですよね。本記事では、ケーキを冷凍する方法や、美味しく冷凍するポイントを解説します。

ケーキは冷凍保存できる?

ショーケースに並んだ美味しそうなホールケーキを見ると、思わず買いたくなりますよね。しかし、生菓子であるケーキは、賞味期限が当日のものがほとんど。そのため「食べたいけれど食べ切れないだろう」と購入するのを諦めた、という経験がある方も多い思います。

でも食べたいケーキを、食べ切れないという理由で諦める必要はありません。ケーキもパンのように冷凍保存することが可能なんです。

しかしケーキには様々な種類があり、冷凍に向いているケーキもあれば、向いていないケーキもあります。ここからは、冷凍に向かないケーキ、冷凍しても良いケーキとはどんなものなのかを見ていきましょう。

冷凍に向かないケーキとは?

生フルーツがトッピングされたケーキは冷凍に向きません。生のフルーツ自体は冷凍することが可能ですが、解凍する際に水分がでてしまいます。そのためケーキと一緒に冷凍・解凍すると、ケーキが水っぽくなる原因に。

生のフルーツが入ったケーキは、フルーツを取り除くか、フルーツとケーキの部分を分けて冷凍保存するのがおすすめです。

冷凍しても良いケーキ

生のフルーツが多く入っていないケーキは、冷凍・解凍しても美味しく食べられます。ロールケーキ、チーズケーキ、ガトーショコラ、ティラミス、パウンドケーキなど、一般的にほとんどのケーキが冷凍することが可能。シュークリームやミルクレープも冷凍OKです。

また、ケーキにフルーツが入っていても、コンポートやジャムなどに加工してあるフルーツの場合は、ケーキと一緒に冷凍しても大丈夫です。フルーツに含まれる水分が抜けているため、解凍しても水っぽくならないでしょう。

ケーキを美味しく冷凍する方法は?

ケーキを冷凍する際に、気をつけたいのは乾燥です。しかし、ケーキには生クリームでデコレーションしてあるものなど、崩れやすいものは、ラップで包むとせっかくのデコレーションが台無しに。ではどう保存するのか、ケーキを美味しくきれいに冷凍するポイントをチェックしていきましょう。

デコレーションありのケーキ、デコレーションなしのケーキ別に冷凍方法を見ていきましょう。

デコレーションありのケーキの冷凍方法

生クリームなどでデコレーションされたケーキはラップをしてしまうと、形が崩れてしまいます。そのため、そのまま保存容器に入れて冷凍するのがおすすめです。

この場合、保存容器にそのままケーキを入れているため、空気に触れています。ラップで包んで冷凍したケーキよりも、早めに食べるようにしましょう。

【用意するもの】

・ケーキ
・保存容器(高さのあるものがおすすめ)

【冷凍方法】

1、ケーキにフルーツがある場合、取っておきましょう。

2、保存容器のフタを用意します。

3、2にケーキをのせます。

4、上から保存容器をかぶせて密閉します。

5、そっと冷凍庫に入れて保存しましょう。

デコレーションなしのケーキの冷凍方法

デコレーションがない、ロールケーキやチーズケーキ、ガトーショコラなどは、ラップで包み、保存容器に入れて冷凍します。

【用意するもの】

・ケーキ
・ラップ
・保存容器

【冷凍方法】

1、ケーキをラップで覆います。

2、1を保存容器に入れて冷凍保存します。

パウンドケーキなど崩れにくいケーキは、フリーザーバッグでも大丈夫ですが、ロールケーキなど柔らかいケーキには、ボックスタイプの保存容器に入れて保存するほうが安心です。

生フルーツが入ったケーキを冷凍する方法は?

前述したとおり、生のフルーツは解凍する際に水分が出てしまいます。生のフルーツは取り除いて、別々で冷凍するようにしましょう。

冷凍したケーキの保存期間や解凍方法は?

ケーキを冷凍したら、どのくらい保存することができるのか、解凍はどうするのか見ていきましょう。

【冷凍したケーキの保存期間は?】

冷凍したケーキのほとんどが、3~4週間保存することができます。

【冷凍したケーキの解凍方法は?】

冷凍したケーキは冷蔵庫に移して解凍します。カットケーキは食べる前の5~6時間前に、ホールケーキなどの大きいケーキは半日前くらいに冷蔵庫に移しておきましょう。

アップルパイなどのパイ生地を使ったケーキは、解凍後、トースターなどで温めると、サクサクとした食感が蘇ります。

また解凍したケーキは、再冷凍するのはNGです。美味しく食べ切ってください。

余ったショートケーキは冷凍してアイスクリームに変身!

誕生日ケーキの定番、ショートケーキ。食べる機会も多いと思います。そんなショートケーキが余ったら、冷凍してアイスクリームとして食べるのはいかがでしょう?   作り方は簡単。ケーキをぐちゃぐちゃに混ぜるだけ。ショートケーキでアイスクリームを作る方法を紹介していきます。

イチゴなどの生のフルーツが入っているケーキでも、この冷凍方法なら一緒に冷凍OK。また、ショートケーキだけでなく、様々なケーキでも作ることができます。違う種類のケーキを混ぜても美味しいですよ。

用意するもの

・ショートケーキ(お好みのケーキでOK)
・金属製のトレー
・ラップ
・スプーンもしくはフォーク

作り方

1、お好みのケーキを金属製のトレーにおきます。

2、スプーンやフォークで、ケーキを潰していきます。

3、細かく潰したら、平らにします。

4、3にラップ、もしくはフリーザーバッグに入れて冷凍庫に。

5、ひと晩冷凍します。

6、5はスプーンなどですくって、グラスに入れたらショートケーキのアイスの完成です。

冷凍ケーキでオリジナルパフェを作るのもおすすめ

冷凍したケーキは、解凍せずにそのまま食べるのもおすすめです。クリームの部分はアイスのような食感に。スポンジの部分はしっとりとしています。さらにお好みでフルーツやチョコなどトッピングを加えれば、特別なデザートになりますし、お子さんと一緒に作るのも楽しそうですね。

ケーキのほとんどは冷凍保存が可能だった

ほとんどのケーキは冷凍保存ができます。生のフルーツが入っている場合は、フルーツを除いでから冷凍すると良いでしょう。また冷凍したケーキは、凍ったまま食べても、アイスのような食感で美味しいです。

残ったケーキは、ぜひ冷凍してみてください。約3週間は保存することが可能ですし、また、新しいデザートに変身させて楽しむのも良いでしょう。

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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

 

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