女子小学生(JS)間で流行っている言葉は?1位〜10位をランキング発表!
上のアンケートでは、多くのJSが休み時間にお友だちとの会話を楽しんでいることがわかりました。では、そんなとき、JSたちはどんな言葉を使ってお友だちと交流しているのでしょうか?
ここからは、JS間で流行っている言葉の1位〜10位をランキング発表! 大人顔負けの単語やフレーズが多数寄せられました。
調査媒体:JS研究所(小学館『ぷっちぐみ』『ちゃお』)
【1位】それな
もっとも多くの票を集めた1位は『それな』。お子さんに限らず、若者の間でも頻出する言葉なので、「自分もつい使っている」というママパパも少なくないかもしれませんね。
「そうそう」「その通り」「私もそう思う」のようなニュアンスで、共感を伝える際に使う場合が多いようです。
【2位】マジで?
2位に挙がったのは、大人にも比較的馴染みのある『マジで?』でした。
「うそー!」「本当に?!」「本気で?」のようなニュアンスで「若者言葉」として使われている言葉ですが、実のところ、「マジ」は江戸時代から芸人を中心に使われてきた歴史ある業界用語なのだとか。(※現代の若者言葉として浸透したのは、1980年代〜)
お子さんが「マジで?」を使っていたら、そんな豆知識を教えてあげても良いかもしれませんね。
【3位】それってあなたの感想ですよね
3位は、昨今「子どもたちの間で流行っている」と度々話題に挙がる『それってあなたの感想ですよね』。
実業家である「ひろゆき」こと西村博之氏のセリフとして知られますが、ひろゆき氏自身はこのセリフをたったの一回しか使ったことがなく、YouTubeでは一度も言っていないのだそう。
やはり、子どもなりに「それって事実じゃなくて、自分の感想でしかないじゃん!」と思ったときに使うのでしょうか。
【4位】草
4位は『草』。由来はインターネット上の俗語であり、嘲笑のようなニュアンスを持つ「www」。複数の「w」が並ぶさまが草が生えているように見えることから、『草生える』『草』という言葉が生まれました。
大人は嘲る意味を込めて使う場合が多いようですが、子どもは単に「笑える」「ウケる」といった意味で使っていることが多いようです。
【5位】かわちい
昨今よく聞く『かわちい』は5位に!
『かわちい』は、「可愛い」の意味で女子小学生や若者たちから使われている流行語です。由来には諸説あるようですが、幼児語の「おいしい→おいちい」「楽しい→たのちい」の法則を応用したものと考えられています。この違和感ある響きに、なんとなく親しみを覚えてしまいます。
【6位】やばい
6位は『やばい』。ママパパも使いがちな『やばい』は、本来は「危険」「危ない」といった意味で用いられる俗語でした。しかしながら、最近では「すごい」「おいしい」「楽しい」「面白い」など、多様な状況や感情を言い表す際に使われるように。
子どもがなんでもかんでも「やばい」で表してしまうので、「結局なにが言いたいの?!」と、大人が困惑してしまう場合もあるようですね。
【7位】しらんけど
7位には『しらんけど』がランクインしました。
関西弁で「知らないけど」を意味する『しらんけど』。文末に付けて断定を避けるニュアンスで使われますが、昨今、なぜか全国的に小学生の間で浸透していると話題になっています。
【8位】ギャルピース
90年代のギャルの間で流行った『ギャルピース』は、なんと8位に挙がりました。
手のひらを上に向けた状態でピースを作ったポーズを指す『ギャルピース』。K-POPアイドルの間で流行り、逆輸入的に日本国内でも注目されているのだとか!
【9位】ぴえん
『ぴえん』は9位に。泣きたい気持ちを表す際に使われる言葉として、数年ほど前に流行しました。なかには、すでに「古い」と感じる子もいるようですが、今でも使っている子は少なくないことがわかりましたね。
【10位】ガチで
10位は『ガチで』。『ガチ』とは「ガチンコ」の略語で、本来「本気のぶつかり合い」という意味を持ちますが、昨今では「本気」「真剣」など、「マジ」の同義語とも言えるようなニュアンスでも使われるようになりました。
周りの大人や、テレビで見かける大人の真似をして使っているのかもしれませんね。
11位以下にはこんな言葉も!YouTubeやアニメ・キャラネタ多数
11位以下は、こんな結果に。『ちいかわ』や『ポケットモンスター』のような人気キャラクターに関する単語のほか、『おいしいヤミーかんしゃかんしゃ』や『りんごごりららっぱぱせり』など、YouTube由来のフレーズが目立ちます。
上のグラフの他にも、「推し活」「マジ推せるー」「推しが尊い」など、推しに関する言葉も散見されました。
休み時間はどう過ごしてる?
まずは、休み時間の過ごし方を女子小学生(JS)たちに聞いてみました。アンケートに寄せられた回答をさっそくみていきましょう。
調査媒体:JS研究所(小学館『ぷっちぐみ』『ちゃお』)
最多は「友だちと話す」
アンケートの結果、全体の4割もの票が寄せられ、もっとも多い回答となったのが『友だちと話す』(39%)でした。その内容としては、『自分たちの話』『まんが・アニメの話』『テレビ番組やYouTubeの話』との声が目立ちます。
「外で遊ぶ」派、「本を読む」派も
その次に多かったのが、『外で遊ぶ』(20%)。少数派にも『本を読む』(13%)、『先生と話す』(7%)、『体育館で遊ぶ』(4%)など、思い思いの過ごし方が寄せられました。
休み時間の使い方はお子さんによって異なりますが、それぞれが自分なりに有意義に過ごしていることが伝わってきますね。
JSは流行や面白いものに敏感!
今回は、イマドキJSの「休み時間の過ごし方」やJSの間で「流行っている言葉」をご紹介してきました。
小学生の女の子たちが、周りの大人やTV・YouTube、アニメ・マンガ等々、さまざまなものから流行を敏感に取り入れていることがわかりましたね。「それ、どういう意味?」とたずねてみると、お子さんとのコミュニケーションがさらに盛り上がりそう!
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調査したのは…
「JS研究所」は、2022年8月より発足。小学館が発行する女のコ雑誌『ぷっちぐみ』、少女まんが誌『ちゃお』の編集部員がタッグを組み、女子小学生のリアルを紐解くプロジェクトです。
『ぷっちぐみ』『ちゃお』に寄せられたアンケート回答をもとにしたオリジナルマンガコンテンツ「おしえて!JS研究所」を、ちゃおコミ(ちゃおまんがが無料で読めるサイト)にて連載中!
こちらもぜひお楽しみください。
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- 文・構成/羽吹理美