自家製の人参ジュースがおすすめ! 何と組み合わせる? 効果的な飲み方は? 3種のレシピを紹介

β-カロテンが豊富なことで知られる人参。そんな人参をより多く身体に取り入れたいなら、ジュースにするのがおすすめです。ほんのり甘く、果物などと合わせることで飲みやすくなります。
本記事では、人参ジュースの効果や、効果的な飲み方、レシピなどを紹介していきます。

「人参ジュースは身体に良い」とよく聞きますよね。しかし、どう身体に良いのか、どんな飲み方をすればよいのか、詳しくわからないという人も多いのではないでしょうか?

そこで人参にはどのような栄養が含まれていて、身体にどんな効果があるのか、飲み方など、一緒に見ていきましょう。

人参に含まれる栄養素は?

人参ジュースの材料である人参。まずは人参に含まれる主な栄養素からチェックしていきましょう。

・β-カロテン
・カリウム
・ビタミンC
・食物繊維
・葉酸

人参ジュースにはどんな効果がある?

人参には積極的に摂取したい栄養素が多く含まれていることがわかりました。そんな栄養満点の人参をジュースにして飲むことで、期待できる健康効果をチェックしていきましょう。

免疫力の向上

人参に多く含まれているビタミンCは、皮膚や粘膜を強化し、免疫力を高めてくれます。また、ビタミンCには、疲労や睡眠不足などの身体的ストレスに効果があるほか、精神的ストレスにも効果的。ストレスに対して抵抗力を強める作用があるとされています。

むくみ予防

人参にはカリウムが多く含まれています。カリウムには、体内の余分な水分を排出する作用が。また血圧を下げる効果も期待できます。

美肌効果

人参に含まれるβ-カロテンは、ビタミンCよりも優れた抗酸化作用があり、シミやシワ、たるみなどの紫外線などによる肌へのダメージを防ぐことが期待できます。

便秘の改善

食物繊維を豊富に含み、腸の働きを刺激します。また、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を腸内に増やし、腸内環境を整える効果が期待できるでしょう。

目の健康を保つ

人参に含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは目の健康に欠かせない栄養素です。目の角膜や粘膜を保護したり、涙の量を維持しドライアイを防いでくれるといわれています。

人参をジュースにすると栄養素が吸収しやすくなる

美肌効果や目の健康維持など、身体によいβ-カロテンは、生のまま食べるよりジュースにしたり加工するほうが、吸収率がアップするのです。

また、ほかの野菜やフルーツと一緒にジュースにすることで、飲みやすくなり、野菜が苦手だという人も不足しがちな栄養素を補うことができます。

人参ジュースはいつ飲むと良い?

人参ジュースには、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があります。そのため、食事やおやつの前、空腹時に飲むと良いでしょう。

しかし、市販の砂糖が入っている人参ジュースや、一緒に果物を入れているものは、糖質が高くなります。その場合、空腹時にいきなり人参ジュースを飲むと血糖値は急上昇するので、糖質が高いものに関しては注意が必要です。

市販の人参ジュースの選び方とは?

市販でも数多くの人参ジュースが売られていますよね。その中には、加工方法が違ったり、β-カロテンの含有量が違うものなど様々です。どんな市販の人参ジュースを選べば、栄養を効率よく摂取できるのか、見ていきましょう。

濃縮還元よりストレートのものを選ぶ

濃縮還元とは、材料となる野菜や果汁を絞ったものを加熱し、粉末にしてから水で薄めたものをいいます。製造過程で熱が加えられているため、失われている栄養価も。

一方でストレートと表示されたものは、野菜や果汁を絞ったジュース。加熱処理は行われていないため、より人参の栄養を摂取したいときには、ストレートのものを選ぶと良いでしょう。

なるべく無糖・無添加のものを選ぶ

砂糖を多く含む人参ジュースは、甘くて飲みやすいかもしれません。しかしそれでは糖質が高すぎます。またせっかく、健康になろうと市販の人参ジュースを飲んでいても、添加物が多く入っているものを毎日摂取するのは避けたいですよね。添加物の表示はチェックするほうが良いでしょう。

自家製人参ジュースを作る際のポイントは?

栄養価の高い人参。余すことなく身体に取り入れたいものですよね。効率よく栄養素を摂取する自家製人参ジュースを作るポイントをチェックしていきましょう。

皮ごと使う

人参は皮ごと食べられる野菜です。しかも、β-カロテンや食物繊維は、皮の近くに多く含まれています。そのため、栄養をより摂取するためには、皮ごとジュースにするのがおすすめです。

人参は表面やヘタの付け根に汚れがたまりやすくなっています。たわしなどでしっかりと洗うと良いでしょう。

レモン果汁を加える

人参ジュースにレモン果汁を入れることで、後味がスッキリするほか、ジュースにすることで破壊されるビタミンCを留めておく効果が。人参には、細かく砕いたりすることでビタミンCを破壊してしまう酵素が含まれていますが、レモンの酸にはビタミンの破壊を防ぐ作用があるのです。

自家製人参ジュースの作り方

人参ジュースが身体にとって嬉しい栄養が豊富なことがわかりました。自宅で作る場合、ミキサーやブレンダーを使うことが多いでしょう。しかし、ミキサーなどがなくてもおろし金があれば作ることができます。

自家製人参ジュースの作り方、レシピを見ていきましょう。

お好みの果物や野菜をミックス

人参だけだと飲みづらいと感じる人も多いでしょう。そんなときは、お好みの果物や野菜を加えると飲みやすくなります。また普段足りていない感じる栄養素を含む野菜や果物を、ここぞと入れるのもおすすめ。バランスよく栄養を摂取できるでしょう。

ミキサーやブレンダーで作る方法

1、人参など材料は綺麗に洗い、細かくカットします。

2、ミキサーやブレンダーに人参、水、レモン汁、お好みの果物や野菜を入れて攪拌。

3、グラスに注いで完成です。

おろし金を使って作る方法

1、よく洗った人参をおろし金に当てて、するおろします。

 

2、すりおろした人参を丈夫なキッチンペーパーやガーゼなどで濾します。

3、お好みの果物や野菜もすりおろして、濾します。

4、グラスに2と3、レモン汁などを加えて混ぜます。

しぼりかすに、食物繊維などが多く含まれているので、あとからスプーンで何杯が加えて混ぜるのがおすすめです。

人参ジュースおすすめレシピ

人参と果物などのおすすめの組み合わせを紹介していきます。

人参とリンゴ

・人参… 1本
・リンゴ…1/2個
・レモン汁… 適量
・水… 適量

人参とハニージンジャー

・人参… 1本
・すりおろし生姜… 1片
・ハチミツ… 大さじ1
・水(牛乳もおすすめ)… 適量

人参とオレンジ

・人参… 1本
・オレンジ… 1/2個
・レモン汁… 適量
・水… 適量

人参ジュースで効率よく栄養素を摂取しよう

栄養が豊富な人参はジュースにすることで、β-カロテンなどの栄養素が効率よく摂取することができます。また人参が苦手だという方も、ジュースにすることで飲みやすくなるでしょう。

簡単に作れて健康効果も期待できる人参ジュースを、ぜひ生活に取り入れてみてください。

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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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