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クリエイターとしてのやりがいを何に見出すか?
ゴップロことゴッド・プロモーションの株主総会に乗り込んだトリリオンゲーム社のハル(目黒蓮)と祁答院(吉川晃司)。どうなることかとヒヤヒヤしましたが、あの手この手を使い、ようやく買収に成功しました。さすがはハル!
その一方で、ガク(佐野勇斗)が旗振りしていた桜(原嘉孝)たちソシャゲチームは、天才クリエイターの蛇島(鈴木浩介)を迎え入れて、最初は衝突しつつも、面白いゲーム作りへの情熱を共有したことで、だんだんワンチーム感が出てきました。
知恵とハッタリで爽快に成り上がりの道を駆けあがる「トリリオンゲーム」では、毎回業界の裏話が散りばめられていて、とても興味をそそられますが、今回はトップクリエイターたちの熱きスピリットに心を鷲づかみされました。蛇島や桜たちが目指すのは、金儲けではなく、本当に面白いゲームを作ること。「ハートが大事!」ということで一致したソシャゲチームは、まさに最強となりそう。
今夜、第7回が放送されますが、まずは先週放送されたこの第6回から振り返ります。
凝りもせずに大手企業のドラゴンバンク社に立ち向かうハルたち
(以下、先週の回のネタバレを含みます)
今回も、トリリオンゲーム社がすでに巨大企業となっている未来軸のシーンが登場。どうやらガクが株主総会に出席するようですが、なんとそこにハルの姿がありません。「全部やってもらっていた。ハルくんがいた頃は……」という意味深な言葉をつぶやくガク。
ええ! 2人はやっぱりいつか仲違いしてしまうの?と、毎回心がざわつきますが、ここから時間軸は、ゴップロ買収劇が繰り広げられる現代に戻ります。
巨大な大手企業に、弱小のベンチャー企業が噛みつくという構図に心躍る「トリリオンゲーム」ですが、今回も後半にたたみかけるような展開が用意されていました!
桐姫(今田美桜)のおかげで、トップクリエイターの蛇島を迎え入れることができたトリリオンゲーム社。そのことを知った大手企業のドラゴンバンク社の社長・黒龍(國村隼)は、娘の桐姫を追求しますが、桐姫は悪びれることもなく「どうしてもあの2人が欲しいの」とキッパリ言います。
黒龍は娘がハルたちを買いかぶり過ぎだと、少しなめていたようですが、彼らをつぶそうと本格的に動き出します。それにしても、この社長、圧がとにかく強いし、やることがえげつない(笑)。黒龍はトリリオンゲーム社が手掛けるソシャゲ「プチプチランド」に対抗すべくドラゴンバンク社の新ゲームをぶつけていき、ハルたちのゴップロ買収も阻止しようと動きます。
でも、この父親にしてこの娘あり。桐姫のカリスマ性は、父親ゆずりなんだなと実感しました。
ハルと祁答院は、ゴップロの社長である神(塚本高史)を退陣に追い込むべく、株主たちの委任状集めに奔走し、所属俳優のヒムロ(曽田陵介)もどうやら味方につけていたようで「勝負あり!」と膝を打ったところ、どうやら黒龍が蛇島をドラゴンバンク社に戻すべく、裏で取り込もうとしていたことが発覚。万事休すか!と思いきや、結局、蛇島が選択したのは、トリリオンゲーム社で心を揺さぶるゲーム作りをするという誠意ある選択でした。また、「プチプチランド」も大成功を収めてめでたしめでたし。
「トリリオンゲーム」では、ガクが会社の“良心”的役割を担っているように見えますが、実はそういうガクをパートナーに選んだハルも非常に人間として正しいなと、毎回思います。
そして、毎回そんな“良心”を持った人物にちゃんと見せ場が用意されている点がこのドラマの魅力かと。
今度はトリリオンゲーム社がネットテレビを開局!
第7回でハル(目黒蓮)たちは、ソシャゲチームが開発した「プチプチアイランド」の大ヒットで得た大金をつぎ込み、天気予報専門チャンネルと番組制作会社を買収します。そして、ついにネットテレビ「トリリオンTV」が開局。
また、ゴップロのタレントを起用した宣伝効果によって、大口のスポンサーもつきました。ところがトリリオンゲーム社を、黒龍がこれまたゆさぶりにかかります。アメリカの大手配信サービス会社を買収し、桐姫がCEOとなり、地上波テレビの看板番組の放送権を買い漁り始めます。
その頃、ハルとガク(佐野勇斗)は、ある制作会社の報道プロデューサー・功刀(津田健次郎)と地上波テレビ局の人気アナウンサー・あかり(百田夏菜子)に接触していきますが……。今宵のゲストも豪華なので、放送をお楽しみに。
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文・構成/山崎伸子