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破壊力がすごい!目黒蓮の不敵なキラースマイル
「1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぐ」という大胆不敵な事業計画を、びっくりするほどざっくりと立てたハル(目黒蓮)ですが、盟友でビジネスパートナーであるガク(佐野勇斗)と、生真面目な若き社長の凜々(福本莉子)とともに、着々とその夢に向かって歩みを進めてきました!
ところが大手IT企業「ドラゴンバンク」社から横槍が入り、これまでにない大敗を喫することに。もちろんハルが負けたままで終わるわけがないです。物語としては、ここからが面白くなってくるのではないかと。
大嘘つきのお調子者ですが、 人心掌握術に長けているハル。目黒さんがまぶしいほどのキラースマイルを見せることで、どんなにズルをしていてもなんだか許せてしまいそう。また、ハルとは正反対な性格の誠実かつバカ正直なガクや凜々がそばにいることで、それぞれのキャラクターが引き立つから、チームとしての存在感も光ってきました。
ただ、ここへ来て気になってきたのが、未来軸のトリリオンゲーム社に、ハルの姿がないこと。え?どういうこと? ハルとガクは、いつか袂を分かつのでしょうか? 今夜、第5話が放送されますが、まずは先週放送された第4話から振り返ります。
ハルとガクの固い友情にまさかの亀裂が!?
(以下、先週の回のネタバレを含みます)
先週放送された第4回のキーマンは、國村隼が怪演している日本最大のIT企業・ドラゴンバンクの社長、黒龍一真でしょうか。常に表情を変えずに、卑劣なジャッジを下す黒龍社長は、利益追求主義の血も涙もない怪物経営者として知られています。
黒龍社長の命により、ドラゴンバンク社が、トリリオンゲーム社が開発したオンラインショップ事業「ヨリヌキ」とほぼ同じようなサービス「花ヴィーナス」を展開。このことで、社運を賭けて「ヨリヌキ」と契約した蜜園フラワーは経営の危機に陥ります。恐るべし、黒龍社長!
ガクや凜々は、ビジネスの手厳しい洗礼を受け、ショックを受けますが、ハルは次なる一手として、ソシャゲ(ソーシャルゲーム)参入を2人に提案。大手ゲーム会社を買収しようと次々に動きますが、ようやく話を聞いてくれたのは、ゲーム会社「SAKUSAKULAB」の若き社長・桜(原嘉孝)のみでした。
ハルは、いつものハッタリセールストークで、桜の心を鷲づかみし、同社の社員たちとゲーム開発に取り組むことを決め、なんと家賃300万円の新しいオフィスまで借りてしまいました。さらにドラゴンバンク社の大人気ゲーム「ドラ娘」の開発プロデューサーを引き抜いたとでっちあげ、大勝負に出ます!
毎回、ハルが視聴者に目線を向けて放つ強気な台詞が好評を博していますが、第4回は「チャレンジしないと、サクセスは生まれない」といった内容でした。やっぱりハルは前進あるのみですね!
ところが、一連のやりとりで、固い友情で結ばれていたはずのハルとガクの友情に嫌な亀裂が入りました。ハルから、新設のゲーム事業は、巨額の資金を集めるためのダミーだったと聞かされたガクは、かなり衝撃を受けたようです。
常識人で誠実なガクは、常に視聴者目線のキャラクターだと思いますが、さすがにハルの行き過ぎたハッタリ行為を知り、悶々とします。
どうやらハル自身も、黒龍社長の汚いやり方にショックを受けていたようですが、そこはガクと違って、転んでもただでは起きません。二度と失敗は繰り返さないと心に誓ったハルだからこ、巻き返しをするための策略でしたが、ガク的には桜たちを容赦なく踏み台にしたことが心に引っかかってしまったようです。
第5回では怖いもの知らずのハルが、大手芸能事務所の買収に挑む!
第5回では、いつかドラゴンバンク社を打ち負かしたいと豪語したハルが、また驚くべき行動に出ました!なんと祁答院(吉川晃司)に、大手芸能事務所のゴッド・プロモーション(ゴップロ)を一緒に買収しようと持ち掛けます。実はゴップロは祁答院の古巣ですが、どうやら彼は、マネージャー時代にある事件に関わっていたらしく、そこを利用しようと目論んでいるよう。
一方、ハルに対して複雑な想いを抱くようになったガクは、桜たちにも事の真相を言えずにいます。そんな中で、いきなりハルがゲーム開発資金の20億円を引き出し、いなくなってしまいます。また、ガクはハルの力を借りずに桜たちと最高のゲームを開発しようとしますが…!?
単身でゴップロへ乗り込んだハルは、社長の神(塚本高史)に買収を宣戦布告!これまたすごい展開になってきました。トリリオンゲーム社の運命や、ハルとガクの友情はどうなっていくのでしょうか? 今宵の放送をお楽しみに。
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文・構成/山崎伸子