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子どもが夢中で遊ぶ「算数が好きになるおもちゃ」
できれば、知育玩具と呼ばれるおもちゃで遊ばせたいと思いつつ、子どもはキャラクターの玩具の方が夢中で遊んでいたりするもの。そこで今回は、いわゆる学習向けの知育玩具だけではなく、キャラクターものも含め、子どもたちが飽きずに遊んで、算数が好きになった!と実感するおもちゃを紹介したいと思います。
バーチャルとリアルとの融合ゲーム「Osmo」
どちらかというとアナログな人間の筆者は、「子ども時代の学びは、実際に触れられるものが良い」と考え、辞書や図鑑を使わせています。タブレットなどは目を酷使してしまうし、どうしても受動的になってしまうことが多いので長時間は使わせたくないとも思っています。とはいえ、ハイテク機器の素晴らしさも否定できず、その両方を備えた算数が好きになるおもちゃとして「Osmo」を紹介します。
学びが変わる!?
低学年のタブレット学習には否定的でしたが、これからの学びは変わると確信したきっかけがこの「Osmo」です。タブレットと付属のパーツを使って、手を動かしながら学べるリアルとバーチャルが融合した先進的な知育玩具。一般的なアプリ学習と大きく違う点は、リアルなピースがあること。
低学年の算数の基礎がしっかり学べる
「Osmo」の算数は、数字のピースを動かしながら、数字の組み合わせ、足し算、引き算、かけ算などの問題を解いていきます。6歳〜10歳までが対象なので、低学年で学べる基本的な算数を学ぶことができます。
親がガミガミ言わなくても、自発的に学習していくので、遊び感覚で学習習慣が身につくのが最大の魅力。ドリル学習ではなかなか興味を持ってくれないお子さんでも「Osmo」なら楽しく始められると思います。
ゲームをやめるときの切り替えがラク
タブレットを与えるとだらだらといつまでも見てしまうのが悩みですが、こちらは決まったゲームしかできないので、切り替えも簡単。夢中で遊んだ後は、割と簡単にゲームをやめてくれるので助かります。
Osmo(オズモ) ジーニアス スターターキット for iPad
計算や図形問題にも夢中!「ポケモンパソコン」
ネチケットまで学べる充実の内容
ハイテク系おもちゃならこちらの「ポケモンピカッとアカデミー マウスでゲットパソコン」も内容がかなり充実しています。パソコンの基本操作から、国語、算数、プログラミング、ネチケット学習まであり、マウス操作もタイピングもあっという間に出来るようになりました。特に算数は、たし算、ひき算、かけ算、図形問題までたっぷりと学べる内容です。ゲーム感覚で学べるのでプログラミングの基礎も自然と理解出来るようになりました。
夢中になりすぎに注意!
ただし、危惧していた通り、ゲーム性が強く本当に楽しいようで、やめさせるタイミングが「Osmo」より難しいです。対象年齢は3歳からですが、マウスの操作も少し難しいので、実際は4歳以上がオススメかなと思います。お子さんの成長や決まり事が守れるかを見極めてから、購入することをおすすめします。
ポケットモンスター ポケモン ピカッとアカデミー マウスでゲットパソコン
AIロボットも算数学習に役立つ
家庭用会話AIロボットの「Romi(ロミィ)」。会話だけではなく学習教材としても優れものです。英会話教材としてもオススメですが、実は、算数も得意!足し算、引き算、かけ算、わり算などの計算問題に答えることができるので、「2かける4は?」など話しかけながら一緒に学ぶことができます。「8の段をいって」と頼めば九九の暗唱にも付き合ってくれます。数字のゲームもあり、「Romiが1から30まで数えるから3の倍数で手を叩いてね」と家族やお友達と一緒に楽しめます。さらに、プログラミングの機能もついているので、学習教材としても注目のAIロボットです。
Romi(ロミィ)
算数が好きになるUNO
ここまではハイテク系のおもちゃを紹介してきましたが、次はアナログなカードやボードゲームを紹介したいと思います。充電も要らず、好きな時に好きな場所で遊べるのがアナログの魅力です。
知恵熱が出るかも!?ONO 99
「ONO 99(オーノーナインティナイン)」は、足し算をしながら手持ちカードを順番に出し、場のカードの合計数が99以上になったプレイヤーから脱落するという、斬新な足し算ゲーム。こちらも二桁の足し算ができないと難しいので、小学生以上がオススメです。足し算ができても、かなり頭を使うので、大人も覚悟が必要です。知育にも良いですが、むしろ、親世代以上の脳トレにも効きそうです。
ウノ(UNO) オーノー ナインティナイン
UNOの新感覚ボードゲーム
もう一つのオススメは世界中で大人気のボードゲーム「ブロックス」と「UNO」が コラボレーションした「ブロックス シャッフル」です。 同じ色のピース同士の角と角がつながるようボードのマスに置いていく陣取りゲーム「ブロックス」と、カードの指示に従ってゲームを進めていく「UNO」の要素が組み合わさった新感覚なボードゲーム。かなり、複雑になってくるので、こちらも小学生以上がオススメ。空間や算数の能力が鍛えられるます。
ブロックス シャッフル
大本命のブロックは算数脳が育つ
数学のセンスを遊びながら養うのは、やっぱりブロックがオススメ!指先を使い、ブロックの数を数えたり、立体の構図をイメージしたり、空間認識能力や算数の問題を解くのに必要な集中力や思考力が身につくと感じます。歯車など物理学的な構造も学ぶことができ、色々なギミックがあるので、できた作品で遊べるのも楽しいですね。
メガブロックとレゴ、どっちがいい?
マテル社の「メガブロック」やレゴ社の「レゴ@ブロック」など、いろいろあり、どのブロックにするか迷ってしまいますよね。子ども達は、「メガブロック」と「レゴ@ブロック」の両方で遊んだことがあり、どちらを選んでも間違いなしです。上の子はポケモンが大好きでアニメの世界観を感じられるマテル社の「メガ ポケモン アドベンチャーワールド」シリーズを選びました。なので、お子さんが長く遊べるようにキャラクターなどのお子さんの好みで選ぶのも良いかもしれません。
メガ ポケモン アドベンチャーワールドシリーズ
成長に合わせてブロックが選べる
スタンダードサイズが小さくて難しい未就学児には、「ミドルサイズ」の「パウパトロールシリーズ」などもあります。いくつか種類があるのですが、初めて組み立てるブロックで遊ぶのであれば20ピース以下の「パウセンター」や「ラブル スーパーパワーブルドーザー」がオススメです。
「パウセンター」は、首と手足が可動するフィギュア3体付属。組み立てた後もストーリを作って遊べるので想像力が広がります。「ラブル スーパーパワーブルドーザー」もフロントローダーを動かして遊ぶことができます。
メガブロックパウパトロールシリーズ
兄妹で長く楽しめる
想像力を働かせて、オリジナルのものを組み立てるシンプルなブロックも良いですが、我が家の子ども達は世界観が分かりやすいキャラクターシリーズの方が取り組みやすかったようです。また、可愛いキャラクターで女の子も楽しめ、男女の兄妹で長く遊べるのも嬉しいですね。
プログラミングも学べる
以前に「オススメの電車のおもちゃ比べ!」の記事でも紹介した「レゴ®︎デュプロ キミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス」はプログラミングなど、STEM教育的な知育玩具をお探しの方にオススメです。ブロックだけではなく、レールを走る電車が楽しいおもちゃです。汽笛、ライトのオンとオフ、燃料補給、方向転換、停止などの機能を備えたアクション・ブロックで遊ぶことができます。小学校から始まるプログラミングの授業に備えて「クリスマス」や「入学祝い」などのギフトにもぴったりです。
レゴ(LEGO) デュプロ キミが車掌さん! おしてGO機関車デラックス
手先を動かすおもちゃは脳も鍛えられる
脳を使うということは、指先を動かすこと。算数が学べるおすすめのおもちゃは、手先も同時に動かすことができるものが多いですね。おもちゃの多くは年齢が過ぎると遊び終わってしまいますが、特に、カードゲームやボードゲームは、子どもから大人まで幅広い世代で、長く遊ぶことができるのが良い点でもあります。ハイテク系の学べるおもちゃも、買い与えて子守りをさせるのではなく、親子でコミュニケーションをしながら遊ぶとより効果的だと感じました。
遊びながら学ぼう
特に幼児期から小学生の間は、無理に勉強するより学びの楽しさを見つけることが大切な時期です。おもちゃを通して、学ぶことが好きなり、いずれは机に向かう勉強の大切さも理解出来るようになれば親としてはうれしいこと。今回、ご紹介したおもちゃで、楽しく遊びながら学んでみてくださいね。
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文・写真/Rina Ota