昔は「特訓の成果」 今は「学習の成果」を発表する学校行事。コロナも原因?【こんなに変わった!小学校】

パパママ世代とこんなに違う⁉ いまの小学校の潮流・トレンドについて、 現役小学校教諭に話をききました。今回のテーマは「学校行事の目的」についてです。

学校行事の目的とは?

学校行事といえば、学芸会や運動会が思い浮かぶことでしょう。

昔は行事のために、先生たちがアイデアを出し合い、授業の時間を削って子どもたちに新しいことを教えていたのです。つまり、運動会や学芸会は特訓の成果をお披露目するのが目標になっていました。

それが通常の行事が行えなかったコロナ禍を経て、意識が大きく変わりました。先生たちの間では、働き方改革の一環にもなっているかもしれません。

「日頃の成果」を見てもらう

今は特別なことをわざわざ時間を割いて子どもたちにやらせるのではなく、子どもたちが日頃から積み重ねてきた学習の成果を保護者に見てもらうこと。これが学校行事の本来の目的ではないかと考えられています。

運動会も授業で行う徒競走などが中心になっている学校も多いのではないかと思います。

学芸会も全国的に減少傾向にあるようです。代わりに「学習発表会」として、授業で取り組んできたことを新聞などにまとめて展示したり、子どもたちが発表したりしています。

昔のような派手さはなくとも、子どもたちが真剣に取り組んできた成果を見てもらうことには変わりありません。ぜひ足を運んで、お子さんのがんばりを見てあげてくださいね。

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お話を伺ったのは…

佐々木陽子先生 | 公立小学校教諭
低学年の担任経験が豊富で、現在は主幹教諭として教鞭をとる傍ら、先生が読む教育情報サイト『みんなの教育技術』に執筆も行う。

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

『小学一年生』2023年10月号別冊『HugKum』
イラスト/かまたいくよ
構成/天辰陽子

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