無印良品の「フライパンでつくる ナン」という商品をご存じですか? とても簡単でおいしいと話題なのですが、パン作り初心者の私でもおいしく作れるのでしょうか? 今回は、1歳の息子にもちょっとだけ手伝ってもらいながら、ナン作りに挑戦しました!
「フライパンでつくる ナン」って?
無印良品で販売されている「フライパンでつくる ナン」という商品は、名前の通り、ナンがフライパンで作れてしまうキットです。
ナンと言えば、外はサクッと、中はもちっとした食感、そしてカレーと一緒に運ばれてきた時のインパクトがあるサイズ感も楽しいですよね。
必要な材料や道具は?
ナンは高火力のタンドール釜の側面に貼り付けながら焼きあげるイメージが強かったため、筆者はナンが自宅で、しかもフライパンで作れると聞いて衝撃。これはぜひ、つくってみたい! しかし私、実はパン作り初心者なんです。どのくらい初心者かというと、ナンを作り始めてから、生地を伸ばすめん棒が家にないことに気づいたほど。
さて、私のナンはおいしく完成したのでしょうか? まずは、私のように忘れ物がないよう、「フライパンでつくる ナン」に必要な材料や道具を紹介します。
フライパンでつくる ナン
容量/200g(4枚分)
価格/190円
詳しくは>こちら
材料
・ナンミックス(「フライパンでつくる ナン」)1袋200g
・水1/2カップ(100ml)
・サラダ油(またはオリーブ油)小さじ1(5ml)
道具
・ボウル
・計量カップ
・小さじ
・シリコンスパチュラ(調理ベラ)
・ラップ
・まな板
・めん棒
・フライパン
実際にナンを作ってみた
ここから先は、商品裏面に書かれているナンの作り方について、実際に私が作った様子とともに紹介していきます。パン作り初心者の目線から、コツやポイントも一緒にお伝えしますね。
材料を入れる
ボウルにナンミックス、水、油を入れます。ボウルは中で生地を混ぜやすいよう、大きめのボウルがおすすめ。シリコンスパチュラでまとまりが出るまで軽く混ぜたら、そのあとは手で、5分ほどしっかりこねます。
息子にもちょっぴりこねてもらいました。おそるおそる、さわっていました(笑)。
生地をねかせる
生地を4等分にし、丸くしてボウルに入れ、ラップをかけて10分ねかせます。
かわいい見た目です。おやすみ!
生地を伸ばす
10分経ったら4等分したうちの一つをまな板の上に乗せ、めん棒で25〜28cmほどの楕円形に伸ばします。さてここでめん棒がないことに気がついた筆者は、ネットで「手でも伸ばせます!」という情報を発見。
手伸ばしに挑戦しますが、初心者ということもあって厚みが不均一になり破れそうになってしまったのと、生地の弾力が想像以上で、なかなか25cmに達しません。
そのとき目に入ったのが、ラップの芯。生地の上にラップを敷き、その上からラップの芯を転がすと、とてもきれいに伸ばせました。早々に失敗してしまうのではないかと思い焦りましたが、何とか持ち直しました。
焼く
フライパンを中火で熱し、生地を入れて蓋をします。表面がボコボコと膨らむまで1〜2分そのまま焼くのですが、「フライパンが十分にあたたまっていなかったせいで、1〜2分経ってもボコボコしなかった」という口コミを見ていたので、しっかり温めてから生地を入れました。
1分もすると、表面がボコボコしてきました!
生地をひっくり返して弱火でもう1分。好みの焼き色になったら完成です。
無印良品のカレーとともに実食
無事、パン作り初心者の私でも、ナンを焼き上げることができました! このあと紹介するアレンジ分も同時に作成したのですが、合計2袋分を1時間ほどで完成することができました。慣れている方なら、もっと早く作れるのではないでしょうか。
バターチキンとプラウンマサラで
今回、ナンのお供に選んだのは、同じ無印良品の「素材を生かしたカレー」シリーズから、バターチキンとプランマサラ。キーマやグリーンなどもあり迷いましたが、筆者は今回無印のカレーに初挑戦だったので、王道のバターチキンと、えびとココナッツが好きなのでプラウンマサラに。
1歳の息子とは、まだ一緒に無印良品のカレーを食べることはできませんが、せめて同じカレー気分を味わいたいと、グリコ「1歳からの幼児食」のカレーを用意しました。
素材を生かしたカレー バターチキン
容量/180g(1人前)
価格/390円
詳しくは>こちら
素材を生かしたカレー プラウンマサラ(海老のクリーミーカレー)
容量/180g(1人前)
価格/390円
詳しくは>こちら
感想「おいしい!」
夫とカレーを半分ずつシェアし、いざ実食。まずはナン。
もちもちでおいしかったです! 自分で焼いたと思うと、おいしさもひとしお。ちぎってカレーをつけて食べますが、とろりとしたルウがよく絡み、味全体のバランスもとてもよかったです。食べ応えもあって満足でした。
大きなナンに興味津々の息子。思わず一口パクリ…
カレーもどちらも本格的で美味しかったです。個人的には、ココナッツや香辛料の独特な風味をより強く感じられたプラウンマサラが、より気に入りました。
アレンジは?
商品裏面を見てみると、ナンにチーズを挟んだ「チーズクルチャ」もおすすめなんだとか。チーズ好きとして、作ってみないわけにはいきません。さらに今回は、チョコレートバージョンも作ってみましたよ。
作り方
先ほどナンを作った時と同じように、4等分に分けてねかせた生地の一つを15cmほどの円形に伸ばし、中央にチーズをのせます。生地のすみをつまんでしっかり合わせ、チーズを包み込みます。
このとき、15cmよりも大きめを意識して生地を伸ばすのがポイント。生地の弾力が強いため、15cm伸ばしたと思っても、チーズをのせる時にはちょっと縮んでいました(笑)。チーズは30gたっぷりのせるので、生地の余白が少ないとチーズが溢れそうになります。
包んだ生地を、再びめん棒で15cmくらいまで伸ばします。
チョコレートの場合も同様に、中央に板チョコを砕いたものを30gのせます。
中火で熱したフライパンに生地を入れ、2分焼いたらひっくり返して弱火で1分。
実は、チョコレートを包んで伸ばした際、ところどころ生地を突き破って出てきてしまっていました。加熱するとチョコレートが溶け出すのではないかと不安でしたが、なんと溶け出すこともなくきれいに焼けました。
完成した熱々のチーズクルチャとチョコレートクルチャ(チョコレートナン?)をカットしてみた様子がこちら!
中身がとろ〜り… おいしそう!
味は?
さっそく出来立てを一口。たっぷりのチーズがトロトロで、たまらなく美味しかったです! ナンの表面がサクッとしているのもまた最高でした。チョコレートも、甘くてアツアツ、まさに至福。ナンの生地がたっぷりしっかりしているので、ボリューミーでお腹いっぱいになります。
のこりの2枚は残しておき、あとで食べたのですが、表面のサクサクが美味しかったので、温めるときは電子レンジではなく、魚焼きグリルで温めました。
簡単で美味しい、また作りたい!
今回は「フライパンでつくる ナン」を実際に作ってみました。パン作り初心者の私でも、とても簡単に、失敗せずにおいしく作れました。
1歳の息子も、いつもと違った珍しい食べ物が食卓に並んでいて、楽しそうな様子で、いい思い出になりました。次に作るときは、アレンジとしてオニオンやはちみつバージョンも作ってみたいと思います!
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文・構成/伊藤舞(京都メディアライン)
写真/無印良品公式サイトより(一部筆者撮影)
※本記事はHugKum編集部独自の視点・セレクトによるもので、文責はHugKum編集部にあります。記事中の商品・サービスに関する詳細は無印良品オフィシャルサイトにてご確認ください。
無印良品公式サイトは>こちら