マットホップはどんなボールペン?
マットホップは存在感のあるイラストや文字を描くことができるマットカラーのゲルインキボールペンです。
・MATTE→マット(光沢がない・反射しない)な筆跡を意味する「MATTE(マット)」
・HOP→夢中になって心弾む様子を表現する「HOPPING(ホッピング)」
を組み合わせて名付けられました。
開発者はこのマットホップを楽しむ人を「MATTEHOPPER(マットホッパー)」と呼び、Z世代を中心に共感の輪が広がるようにと願っています。
マットホップの特長
マットホップで一番の特徴は「高発色」で「高い隠蔽力」があることです。隠蔽力が高いと、何かの上に書いたときに下の文字や図柄を見えなくすることができます。写真や色の濃い紙に書いたときにしっかり発色するのはこの「隠蔽力」がなす技なのです。
また、ぺんてるでは絵の具などの画材作りを長年行っており「顔料」と呼ばれる色を出すための成分に関するノウハウを持っています。今回は通常と比べて大きい顔料を、高濃度で綺麗に並べる技術を生み出し、色味がくっきりと出るボールペン作りを実現させました。乾くとマットな質感になるのも、この大きな顔料を使用していることで実現させています。
カラーは選べる14色
今回は単色で全14色(レッド・イエロー・ブルー・グリーン・オレンジ・バイオレット・ブラック・ピンク・イエローオレンジ・スカイブルー・イエローグリーン・コーラルピンク・アイボリーホワイト・ブラウン)が発売になりました。ボール径は1.0mmと太めでしっかりと書ける印象です。
箱に入っている7色セットは、
スタンダードなカラーでくっきりはっきりのオリジナル7色セット(レッド・イエロー・ブルー・グリーン・オレンジ・バイオレット・ブラック)と
優しいカラーでかわいらしさも表現できるスイート7色セット(ピンク・イエローオレンジ・スカイブルー・イエローグリーン・コーラルピンク・アイボリーホワイト・ブラウン)の2種類と
オリジナル+スイート14色セットもあります。
パッケージの形状にもこだわりを
女子高生に身近な存在のお菓子。今回商品の箱は、実際に販売されているいくつものお菓子の箱を研究し、まるでお菓子のパッケージのような見た目に仕上げました。また、キャップのクリップ部分にはアメコミをイメージした元気で勢いのあるデザインとなっています。
早速使ってみました!
それぞれの色を白い紙と黒い紙に試し書きしてみました。
「高発色」という言葉そのものです!発色がよく鮮やかに映えますね。
お菓子のパッケージにも書いてみましょう
薄い色に関しては、黒い紙の上でとても映える色になっています。コンビニなどで買ってきたお菓子も工夫次第でメッセージ入りのプレゼントにできますよ。
実際にお菓子のパッケージにデコレーションを施してみました。(直接口に入れるものには描かないようにしてください。)
色々なものに書いてみよう!
白黒写真をデコってみました!モノクロに映えますね。
ボールペンでは書くのが困難なマスキングテープもこの通り。
ノートなどに書くのとは異なり、ツルツルしたお菓子の箱や、プラスチックパッケージ、マスキングテープに書くときには、乾くまで筆記線を触らないことがポイント。また色が薄いと感じたときには、いらない紙などに試し書きをしてインクがたっぷり出る状態にして優しく色を上から載せるように重ね塗りをしてあげると綺麗に出来上がりました。
現役女子高生の声に耳を傾けて
開発の際には、実際に女子高校生の声を聞くグループインタビューが行われました(インタビュー実施は2022年)。発売に先立って開催されたプレス発表会には参加者のうちの3名が登場し、Z世代のリアルを聴くことができました。
例えば、誕生日の友達がいるならば、学校の机の上に大量のデコレーションしたお菓子を飾りつけてサプライズ!最近のお菓子はメッセージを書くスペースがあるものも多いので、マットホップが大活躍します。
体育祭や学校祭は存分に盛り上がるようにうちわにデコレーションを施したり、推し活にも大活躍。
身近なお菓子にもパッケージに一工夫、メッセージを書き加えてバイト先の仲間や、部活の先輩、もちろん友達同士でも贈り合うのだそうです。
デジタルネイティブとも呼ばれるこの世代ですが、自分で書いて想いを伝えることや手作りをすることで気持ちを伝えることも大切にしているのだと感じました。そして、このようなデコレーションをするのにぴったりの筆記具があまりなく、マットホップはまさにそれにぴったりの商品だったと語っていがのが印象的でした。
平成のJKを夢中にしたあのミルキーペンを思い出す
時を遡り1990年代中〜後期に「ハイブリッドミルキー」というボールペンが一世を風靡しました。このボールペンの特徴は白を混ぜ込んだような柔らかなミルキーカラーで「黒い紙や写真の上からでも書ける」という特長もあり、大ヒットした商品です。これが平成の女子高生文化の一つと考えるならば、今回の「マットホップ」は令和の女子高生文化の一つとして挙げられる商品の一つとなるかもしれません。
写真のハイブリッドミルキーは数年前に復刻された商品ですが、マットホップがハイブリッドミルキーとペンや蓋の形が同じこともあり、筆者は懐かしさを隠しきれませんでした。
あなたもマットホッパーになろう!
この商品は「マットホップ」として、世界展開されています。先に商標が取得されている場合には、日本と同じ商品を異なる名前で販売せざるを得ないこともあるそうですが、この商品は「世界共通の名前にしたい」との想いから100個以上の名称候補を挙げ、一つ一つ調べていって決まった名前とのこと。
こんなに楽しい筆記具をZ世代だけのものにするなんてもったいない!マットホップを使って、あなたもお子さんも一緒にマットホッパーの仲間入りをしてみませんか?
マットホップについてもっと知る>>
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文・構成/ふじいなおみ