2023年トーハン年間ベストセラー1位『大ピンチずかん』から続編登場!シリーズ累計100万部突破のメガヒット絵本が愛される理由は?

2023年もっとも売れた本となった絵本『大ピンチずかん』(トーハン調べ)!
発売されたばかりの続編「大ピンチずかん2」もまたまた絶好調で、シリーズ累計は早くも100万部を突破しました!絵本賞など数々の賞を8冠達成し、絶好調の「大ピンチずかん」の魅力を改めてご紹介します。

子どもも大人も「あ~、あるある」と納得してしまう大ピンチがいっぱい

絵本作家・鈴木のりたけさんががあたたかい観察眼で「大ピンチ」をユーモアたっぷりに描く『大ピンチずかん』(小学館)。

2023年ベストセラー総合第1位(トーハン調べ)を獲得するなど絶好調!先月末に発売された続編『大ピンチずかん2(ツー)』も売り切れ店続出です。今回の見どころを、ちょっとだけご紹介します。

「大ピンチグラフ」で分析する、子どもも大人も共感間違いなしのピンチが盛り沢山!

『大ピンチずかん2』では前作同様、誰もが経験したことがあるような「大ピンチ」を「大ピンチレベル」の大きさで表し、新たに「大ピンチグラフ」を採用しました。「ドキドキ」「イライラ」「きもちわるい」「はずかしい」「ふあん」「つらい」という6つの要素をグラフ化し、前作よりもさらに深く、大ピンチの正体に迫ります!

新たに採用された「大ピンチグラフ 」 。 6 つの感情で大ピンチを分析!

『大ピンチずかん』でもうネタは出つくした?と思ったら、日常にはまだまだたくさんあった!

『大ピンチずかん2』では「アメリカンドッグが まわる」「べんざを あげたまま すわった」などのピンチを、大ピンチレベルの小さいものから順番に紹介。今回もくすっと笑えて、子どもも大人も「あるある!」と共感すること間違いなしの内容になっています。

あえて根元をかじって挑戦したくなってしまいます。「アメリカンドッグが まわる」大ピンチレベル 37

 

べんざピンチ!ありますね。フタに勢いよくすわったことがある方もいるかも?「べんざを あげたまま すわった」大ピンチレベル 49

HugKumでは『大ピンチずかん』発売後、その創作の裏側を、著者・鈴木のりたけさんのアトリエにお邪魔してインタビュー!自身のお子さんが牛乳をこぼしてフリーズしたことをきっかけにこの絵本のアイデアが生まれたことや、中学2年生、小学5年生、小学3年生の3人のお子さんの子育てについて、こちらの記事でたっぷりお話を伺っています。

累計100万部突破のヒット絵本『大ピンチずかん』の作者・鈴木のりたけさんに聞く、鈴木家流しあわせのかたち。3人のお子さんのユニークな子育ても
大ヒット絵本となっている『大ピンチずかん』はどうやって生まれた? 『大ピンチずかん』は子どもの日常のなかにある日々の「大ピンチ」を...

大ピンチずかん2 今回のTVCMでは、芸人・やすこがラップを披露!

今回新たに制作した『大ピンチずかん2』のTVCMでは、お笑い芸人・やす子さんが得意のラップを披露。おなじみの「はい~」はもちろん、大ピンチを吹き飛ばすような明るさで、元気いっぱいに歌い上げてくれました。思わず口ずさんでしまうリズムに、夢中になること間違いなしです。

「はい~」で乗り切る大ピンチ? くわしくは動画で!

小学館公式YouTubeチャンネルではやすこさんが大ピンチに直面するショート動画も公開中

さらに! 小学館公式YouTubeチャンネルでは、やす子さんがさまざまな大ピンチに直面する、ユーモアたっぷりのショート動画を公開中。

動画では『大ピンチずかん2』に収録されたピンチをやす子さんが完全再現。ほふく前進で消しゴムを探す姿から、ケーキがたおれてショックをうける表情、美味しそうなお肉を前にした幸せ溢れる表情まで、やす子さんの魅力と『大ピンチずかん2』のユーモアが合わさった楽しい動画です。ぜひお子さんとご覧ください!

大ピンチずかん2

 

小学館|1650円(税込)

大ピンチグラフ採用で大ピンチが丸わかり!
子どもが大ピンチに陥ってしまったとき、その大ピンチの理由がわかれば、そんなにおそれることはない。進化した『大ピンチずかん2』では、子どもが陥りやすい大ピンチを、大ピンチレベルの順に掲載するのはそのままに、新たに採用した「大ピンチグラフ」で、6つの要素からその理由を解明する。さてきみの大ピンチの原因はなんだろう?ドキドキ?イライラ?それともつらい?

小学館|1650円(税込)

もういつピンチが来ても大丈夫だ!
大ピンチを知れば、いつ大ピンチになってもこわくない。
この図鑑は、こどもが出あう世の中のさまざまな大ピンチを、「大ピンチレベル」の大きさと、5段階の「なりやすさ」で分類し、レベルの小さいものから順番に紹介します。また、その大ピンチの対処法や、似ている大ピンチ、大ピンチからさらにおそいかかる大ピンチなど、あらゆる方向から 大ピンチを ときあかします。
・・・などといえば、かたい本に聞こえますが、もちろんそうではありません。期待を裏切らない「のりたけワールド」炸裂で、鋭くもあたたかい観察眼と、思わずふき出すユーモアにあふれた1冊です。

著者

絵本作家|鈴木 のりたけ
1975年、静岡県浜松市生まれ。グラフィックデザイナーを経て絵本作家となる。
『ぼくのトイレ』(PHP 研究所)で第 17 回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー』(ブロンズ新社)で第 62 回小学館児童出版文化賞受賞。 第2回やなせたかし文化賞受賞。 『大ピンチずかん』 小学館 で、第 6 回未来屋えほん大賞、第 13 回リブロ絵本大賞、第 15 回 MOE 絵本屋さん大賞 2022 第 1 位など絵本賞 8 冠を達成。ほかの作品に「しごとば」シリーズ、『たべもんどう』「おでこはめえほん」シリーズ(ブロンズ新社)、『ぼくのおふろ』『す~べりだい』『ぶららんこ』『ぼくのがっこう』( PHP 研究所)、『おしりをしりたい』『おつかいくん』『カ どこいった?』(小学館)などがある

 

文・構成/HugKum編集部

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