福島銘菓とは
福島には、全国的に人気の高い「ままどおる」、伝統菓子である「ゆべし」、名産品である桃を使ったお菓子やスイーツなどがあります。この記事では、お土産としても喜ばれる、福島を代表する銘菓をご紹介していきます。
全国的に有名な伝統菓子│福島銘菓【定番編】
まずは、定番のお菓子から。福島土産の代表的な銘菓を5つご紹介します。
ままどおる
「ままどおる」は、ミルク味のあんをバターを使った生地で包んだ焼菓子です。
銘菓ポイント
「ままどおる」は福島銘菓として人気があり、全国的にも知られています。名前の由来はスペイン語の「お乳を飲む子」からつけられているのだそうです。
「三万石ままどおる18個入」
バターとくるみの風味と、やさしい味が口いっぱいに広がります。
家伝ゆべし
「家伝ゆべし」は、薄く伸ばしたゆべし生地であんを包み、蒸し上げたお菓子です。
銘菓ポイント
東北地方の伝統菓子である「ゆべし」は、一般的にくるみを入れた四角い餅菓子。しかしこの「家伝ゆべし」は、鶴が翼を広げたように見える独特な形をしているのが特徴です。これは、その昔三春城主”田村義顕”公の祖先”坂上田村麻呂”が2羽の丹頂鶴に育てられたという故事に由来しているのだそうです。
「かんの家 家伝ゆべし」
ほのかな醤油の香りで餡子を包んだお菓子。上品な甘さに、もちっとした食感が絶品です。
じゃんがら
「じゃんがら」は、小麦粉、全粉乳を卵で練って焼いた皮で小倉あんをはさんだお菓子です。
銘菓ポイント
「じゃんがら」は、郷土芸能「じゃんがら念仏踊り」に由来しています。この踊りで使われる太鼓をモチーフにして作られたお菓子です。
「じゃんがら(12個入)」
表面はサクッと、口に入れるともっちり。卵・ミルクの香り、そしてあんの甘さが広がります。
柏屋薄皮饅頭
「柏屋薄皮饅頭」は、日本三大まんじゅうのひとつ。皮が薄くこしあんがたっぷり入った饅頭です。
銘菓ポイント
「柏屋薄皮饅頭」は、嘉永五年(1852年)、柏屋の初代が「病に薬がいるように、健やかな者に心のなごみがいる」との思いから誕生したお菓子です。当時、皮が薄くこしあんがたっぷり入った饅頭が珍しく、そのおいしさが奥州街道の名物となり、旅する人々にとても人気があったといわれています。
「柏屋薄皮饅頭 こしあん (10個入)」
上品でなめらか、口どけのよいさらっとした甘味のこしあんが、しっとり薄い皮とあいまって、なんともいえないおいしさです。
玉嶋屋の玉羊羹
「玉羊羹」は、ゴムに入ったまんまるの羊羹です。
銘菓ポイント
昭和12年に県の知事と軍に依頼され開発された「玉羊羹」。戦地の方にいつでも羊羹を食べてもらえるようにと、ゴムに入れる方法を考案したのだそうです。
「銘菓 玉羊羹(10個入)」
小豆の風味とさらりとした甘みの羊羹です。
名産の桃をお菓子で堪能│福島銘菓【桃のスイーツ編】
福島といえば、桃の産地。というわけで、地元産の桃を使った銘菓もチェックしてみましょう。
福島白桃ゴーフレット
「福島白桃ゴーフレット」は、ほのかにやさしい桃の香りがただようゴーフレットです。
銘菓ポイント
「福島白桃ゴーフレット」は、福島県産の白桃果汁を使っているのが特徴です。また、パリッとした食感があとをひくおいしさです。
「福島白桃ゴーフレット 小 10枚入り」
ぱりっと軽くて食べやすい桃のゴーフレット。パッケージもかわいらしいですね。
至福の桃 飲む こんにゃく ゼリー
桑折町産の桃「あかつき」の果汁を使った飲むこんにゃくゼリーです。
銘菓ポイント
桑折町産の桃「あかつき」は、酸味が少なく、強い甘味が特徴です。この桃本来の味を、そのまま飲むことができるこんにゃくゼリーです。
「至福の桃 飲む こんにゃく ゼリー & 至福の桃 グミ 合計10個セット」
桑折町産の桃「あかつき」の果汁を使ったこんにゃくゼリーとグミのセットです。現代美術家としても知られる中山ダイスケさんのスタイリッシュなデザインも素敵ですね。
福島の桃
「福島の桃」は、桃の風味がする白あん、桃のジャムが入ったおまんじゅうです。
銘菓ポイント
「福島の桃」の特徴位は、白あんのなかに桃のジャムが入っていること。桃の香りがふわりと漂います。
「福島の桃」
見た目からも、味わいからも桃を感じられるお菓子です。
ふくしま桃のフィナンシェ
ふくしまの桃「あかつき」のグミをトッピングしたフィナンシェです。
銘菓ポイント
「ふくしま桃のフィナンシェ」は、福島県を代表する桃の品種「あかつき」を使ったグミを生地に入れ、桃の風味を生かして焼き上げているのが特徴です。
「ふくしま桃のフィナンシェ」
風味豊かなグミ、黄金桃のセミドライのこくが合わさったフィナンシェです。優しい甘さを味わえます。
ももポテトチップ
「ももポテトチップス」は、桃のパウダーをまぶしたポテトチップスです。
銘菓ポイント
福島県農業担い手課「ふくしま農業女子ネットワークメンバー」作ったお菓子。桃のパウダーは、福島特産の桃をピューレにしてパウダー加工したものです。
「ももポテトチップ」
ウェーブカットで歯触りが豊か。桃の風味が感じられるおいしいポテトチップスです。
新しい銘菓が続々誕生!│福島銘菓【ニューウェーブ編】
福島には、新しいお菓子・スイーツがたくさん誕生しています。それらもチェックしてみましょう!
檸檬(れも)
「檸檬」は、フランスでつくられた「Kiriクリームチーズ」を100%使用した、レモン風味のチーズタルトです。
銘菓ポイント
福島のお土産の新しい定番として、多くの人に親しまれています。
「檸檬(れも)」
爽やかなレモンの風味と、クリーミーなチーズの味わいが楽しめます。黄色いパッケージも目をひきます。
尾瀬の自然水ゼリー水さやか
「尾瀬の自然水ゼリー水さやか」は、尾瀬の自然水を使ったゼリーです。2017年日本ギフト大賞では福島賞を受賞しています。
銘菓ポイント
「尾瀬の自然水ゼリー水さやか」の特徴は、なんといっても透明感があるその美しい見た目です。尾瀬の清冽な自然水を、見た目からも感じられます。
「尾瀬の自然水ゼリー水さやか」
ほんのり甘いゼリーに黒蜜をかけて召し上がれ。シンプルなおいしさを堪能できます。
Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア
「Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア」は、シャンパンのゼリーのような錦玉羹を小豆羊羹ではさんだ和菓子です。
銘菓ポイント
「Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア」は、切る度に出てくる絵柄が変化するのが特徴。鳥が、三日月から満月へ羽ばたいていく様子を見ることができます。
「門屋本店 Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア」
シャンパンや鬼くるみ、レーズンなどを用いた大人な味わいの羊羹です。紅茶やワインとのマリアージュも楽しめます。
いもくり佐太郎
「いもくり佐太郎」は、さつまいもとくりを使ったスイートポテトです。
銘菓ポイント
第26回全国菓子大博覧会では、最高賞である名誉総裁賞受賞に輝いたお菓子です。今や、福島銘菓として「ままどおる」と肩を並べるほど人気があります。
「いもくり佐太郎」
こんがりとした焼き色に、しっとりまろやかな口当たりの生地がポイント。栗が食感のアクセントとなっています。
酪王カフェオレサブレ
1976年の発売以来、福島県民に愛されている「酪王カフェオレ」。このカフェオレを使ったサブレが「酪王カフェオレサブレ」です。
銘菓ポイント
「酪王カフェオレサブレ」は、昔から愛され続けているご当地カフェオレの味を全国の方へ届けたいという思いから作られたのだそうです。
「長登屋 酪王カフェオレサブレ」
福島県民のソウルドリンクともいえる「酪王カフェオレ」をサブレで味わってみませんか。
福島スイーツを味わおう!
福島には、特産品を使ったお菓子から新定番になりそうなスイーツまで、さまざまなものがあります。福島にでかけた際にはお土産として買ってみたり、お取り寄せしたりして楽しんでみてはいかがでしょうか。
こちらの記事もおすすめ
文・構成/HugKum編集部