バーレーンってどんな国?
中東の国「バーレーン」は、どんな特徴や観光スポットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
バーレーン基本情報
まずは、バーレーンの正式な国名や首都、場所などといった基本情報を確認します。
国名
正式な国名は「バーレーン王国」といいます。
首都
首都はマナーマ市です。
場所

バーレーンは40もの島々でできている島国で、アラビア湾沿岸のほぼ中央に位置するアラビア半島沿いにあります。近隣には、サウジアラビアやカタールがあります。
日本との時差
日本とバーレーンとの時差は6時間で、日本のほうが6時間進んでいます。たとえば日本が午前6時だとすると、バーレーンは午前0時となります。
面積
バーレーンの面積は786.5平方キロメートルです。これは奄美大島や宮城県仙台市の面積とほぼ同じとなります。
エリア
バーレーンには4つの県があります。4つの県は次のとおりです。
・南部県
・北部県
・首都県
・ムハッラク県
人口
バーレーンの人口は、158.9万人(2025年4月 電子政府庁)です。これは鹿児島県の人口よりもやや多い数となります。
言語・公用語
バーレーンで使われている言語はアラビア語です。
通貨
バーレーンの通貨単位はバーレーン・ディナールです。日本円にすると、1バーレーン・ディナールは422.19円です(2026年1月14日現在)。
宗教
バーレーンの人々が信仰する宗教は、イスラム教です。
歴史
1782年 ハリーファ家がカタールから移住し、支配が始まる
1867年 カタール・バーレーン戦争開始
1868年 イギリス・バーレーン合意
1880年 イギリスの保護国となる
1931年 アメリカの国際石油資本スタンダード・オイル・オブ・カリフォルニアの子会社である「Bahrain Petroleum Company(BAPCO)」が石油を発見する
1968年 イギリス軍のスエズ以東撤退。これを機に、バーレーンを含む湾岸の9首長国が連邦結成協定を結ぶ
1971年 バーレーン国として独立する
2002年 国名を「バーレーン王国」へ改称する
天気・気候
バーレーンの夏はかなりの高温で長く続き、冬は20℃前後で過ごしやすくなります。また、年間を通して晴れの日が多いのが特徴です。
バーレーンの都市・ムハッラクと日本の首都・東京を比べると、ムハッラクのほうが気温が高く、降水量が少ない傾向にあります。
バーレーンの治安・住みやすさ
バーレーンの治安や住みやすさを見ていきましょう。
治安は比較的安定している
バーレーンの治安は、中東のほかの国と比べると安定しています。ただし外務省の危険情報によると、全土に「レベル1:十分注意」が設定されています(2026年1月現在)。よって、旅行する場合には十分に注意する必要があります。
あまり住みやすいとはいえない
前述したとおり、バーレーン全土の治安が不安定であることもあり、住みやすいとはいえないでしょう。
バーレーンの見どころ・観光
バーレーンの観光名所をご紹介しましょう。
バーレーン要塞

「バーレーン要塞」のあるバーレーン島北部は、かつてメソポタミア文明とインダス文明を繋ぐ交易の要衝であったディルムンという文明の中心地だったと考えられています。そのため、ペルシア湾で最も重要な遺跡のひとつといわれています。
バーレーン要塞は、14世紀にアラブ人が築いた砦の跡に、16世紀にポルトガル人が現在の要塞を建てたといわれており「ポルトガル要塞」という別名ももっています。
多くの遺跡が未発掘ではありますが、さまざまな時代の遺跡が1か所に集まっていることが評価され、2005年に「バーレーン要塞 、ディルムンの古代の港と首都」として世界遺産に登録されました。
ディルムンの墳墓群

「ディルムン」とは、メソポタミア文明とインダス文明と取引した集散地、メソポタミア文明において交易相手などを示す土地の名前です。正確な位置は判明していませんが、バーレーン島西部にはディルムンに関連する遺跡が21か所もあり、1万を超える墳墓が発見されています。そのことから、2019年に世界遺産に登録されました。
今でも謎が多いディルムンの墳墓群は、古代文明に思いを馳せるスポットとしてうってつけです。
グランドモスク

「グランドモスク」は、首都・マナーマにあります。ここはバーレーンで1番大きなモスクで、最大7000人が同時に礼拝できる大きさを誇ります。
ドームには世界最大級の繊維ガラスが使われているのが特徴です。また床に使われているイタリアの大理石、スコットランドの絨毯、シャンデリアはオーストリアのスワロフスキーといった豪華な装飾も特徴といえます。
金曜日の集団礼拝以外の日なら、だれでも見学可能です。
生命の木

「生命の木」は、バーレーンの観光スポットのひとつです。生命の木とは、マナーマ南部にある樹齢400年の木。荒涼とした砂漠に1本だけ力強く生き続けています。周囲に植物がなにも生えていないこともあり、生命の神秘を強く感じることができます。
ムハラック島
1850年代から1930年、バーレーンは真珠産業で栄えていました。それを象徴する島が「ムハラック島」です。当時ここは真珠の採取船の拠点となっていて、今でも真珠産業に関する建造物や漁港などが残されています。
2011年には「真珠採り、島の経済を物語るもの」として、世界遺産に登録されました。
バーレーンの特徴・有名なもの
観光スポット以外の、バーレーンで特徴的なものや有名なものを紹介していきましょう。
国名の由来
「バーレーン」という国名には、アラビア語で「2つの海」という意味があります。「2つの海」とは、島周辺の海と、海の底から真水が湧きだす海のことです。これらが国名の由来となっています。
国旗の意味

バーレーンの国旗は、赤と白で構成されています。この色には意味があり、赤はイスラム教シーア派系の一派、ハワーリジュ派を表す色、白は近隣の部族国家と区別するためにのちに加えられたとされています。印象的な5つの白い歯形のデザインは、イスラム教徒の五行(信仰告白、礼拝、断食、喜捨、巡礼)を表現しているそうです。
バーレーン料理
バーレーンの国民食に「マチュブース」があります。これは、スパイシーな炊き込みご飯です。肉や魚とスパイスをいっしょに炊き込むので、それぞれの旨味がお米に凝縮したおいしさがあります。
またバーレーンは島国であるため、クエやハタなどの新鮮な魚料理がよく食されています。そのほか、ラム肉に米や野菜、スパイスなどを詰めた「グージ」、薄切り肉を重ねた塊をあぶり焼きにした「シュワルマ」といった伝統的な肉料理も定番料理です。
民族衣装

バーレーンの民族衣装は、男性と女性で異なります。男性は、白いローブである「カントーラ」を着て、頭につける布「グトゥラ」をかぶり、黒い輪っかの「アガール」で留めます。足元は、1年中サンダルを履いています。
女性は、黒いゆったりした衣装の「アバヤ」で体を覆います。
F1が開催されている
バーレーンといえば、F1を思い浮かべる人も多いでしょう。バーレーンには、中東へF1グランプリを誘致する目的で政府が設立した、バーレーン・インターナショナル・サーキットがあります。ここでは毎年F1バーレーングランプリが開催されています。F1開催時期以外には内部の見学が可能で、F1気分を味わえる貴重なスポットです。
世界遺産やF1が魅力的な国「バーレーン」
バーレーンは、歴史と現代文化が共存する魅力的な国です。ペルシア湾に面する「バーレーン要塞」は、古代ディルムン文明の重要な遺跡として世界遺産に登録されました。また「ディルムンの墳墓群」も2019年に世界遺産となり、そのミステリアスな魅力で観光客を惹きつけています。
さらにバーレーンではF1グランプリが開催され、世界中のレースファンが集まります。機会があれば、ぜひ魅力たっぷりの中東の国・バーレーンを訪れてみてくださいね。
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文・構成/HugKum編集部
