ペットボトルキャップとチェーンのポットン落とし
最初にご紹介するのはペットボトルのキャップやチェーンを穴に落とす『ポットン落とし』です。
遊び方と効果
2歳前後の子どもは、穴に物を落とすことが楽しい時期です。このポットン落としは手先を使うよう促すことができるのはもちろんですが、穴に入れるための集中力やしっかり目で見るといった力も養われていきます。
チェーンは動きが出るため、手首や手先を自分で調整する力が必要になっていき、長さが長くなるほど難しくなります。難易度に合わせてさまざまな長さを用意するとお子さんの成長にあわせ、遊ぶことが可能です。
ポットン落としで、楽しみながらさまざまな力を養えますよ。
必要な材料・道具
【材料】(100円均一ショップ等で手に入ります)
・ウォーターポット(丸型で注ぎ口にペットボトルキャップが入るもの)
・チェーン
・ペットボトルキャップ
・ビーズ(無しでも大丈夫)
【作るのに必要な道具】
ビニールテープ・梱包用透明テープ・ハサミ
作り方手順
① ウォーターポットは、丸型で注ぎ口にペットボトルキャップが入るものを選んでください。
② 用意したペットボトルキャップの中にビーズを入れる。ビーズを入れることで音が鳴る仕組みに。
②ペットボトルキャップを重ね合わせて、ビニールテープでくっつける
③ ②で作ったペットボトルキャップ同士をさらにビニールテープでつける
※小さな子が口に入れた場合に誤飲する可能性がありますので、必ず4つ以上キャップをつなげ、安全にあそべるようにしてください。
④ ③のビニールテープでつないだペットボトルキャップをさらに透明な梱包用テープ等で全体を覆う。
※梱包用テープ等でしっかり覆っておかないと、ペットボトルキャップが分解されてしまう可能性があります。誤飲等の事故防止のためにもしっかり巻き付けてください。
⑤チェーンを適度な長さに切る
これで完成です!
ウォーターポットがない方はこちらを参考
もし、適度な大きさのウォーターポッドが見つからない場合は、プラスチック製容器の蓋を丸型に切って作ることもできますよ。危ないので切り取ったあとは切り口をテープで保護するのがおすすめです。
こちらの場合は、大きさを自分で調節して作ることが可能。
例えば、ペットボトルキャップが入るギリギリの穴のサイズにすると、落とす際に手首の動かし方を学ぶことができます。


ペットボトルキャップのマッチングパズル
次にご紹介するのは、ペットボトルのキャップをはめ込む『マッチングパズル』です。
遊び方と効果
このマッチングパズルは、ペットボトルキャップを掴むなどして手先を使うだけではなく、同じ絵を探すことで観察力や集中力を養います。
必要な材料・道具
【材料】
・ジュエリーケース
・ペットボトルキャップ
・シール(動物やのりものなど、わかりやすい絵柄だと取り組みやすいです)
作り方
① ペットボトルキャップにシールを貼る
② ケースにもペットボトルキャップに貼ったものと同じ絵柄のシールを貼る
これで完成です!
子どもは遊びの天才!身近なものでたくさん遊べる!
今回は『ペットボトルキャップとチェーンのポットン落とし』『ペットボトルキャップのマッチングパズル』を紹介しました。不器用さんでも簡単に作れる気がしませんか?
子どものために、たくさんおもちゃを購入しないといけないと思われがちですが、子どもは廃材や身近なものでたくさん遊べます。例えば、先ほど紹介したチェーンを使って、ままごとの具材に見立てて遊ぶことも可能。
筆者の子どもは、ままごとをしている際に、スパゲッティとうどんとして提供してくれました。
大人から見ると「これでどうやって遊ぶの?」といったものでも、子どもは様々なことを考え、遊んでいるのです。ままごとセットに売られているリアルなおもちゃとはちがいますが、さまざまなものに見立てて遊ぶことで創造力や発想力などを養えます。
身近にあるものを使うだけでたくさん遊びが広がるので、「何かおもちゃを買わないと…」と思わなくても大丈夫です。廃材や100均アイテムなどを活用してコスパよく、楽しいおうち時間を過ごしてくださいね。
次回は『トングあそび』『テープの芯の積木』を紹介したいと思います。
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文・構成/河原崎美香