毎回大人気!ストライダーカップとは?
「ストライダーカップ」とは2010年から行われている、元祖「世界最年少レース」。事前エントリー制で、2歳から参加できます。
・2才クラス(12インチ)
・3才クラス(12インチ)
・4才クラス(12インチ)
・14xオープンクラス(4~6才/14x)
上記のようにクラスが分かれ、コースの長さは2種類あります。クルーとして保護者が1名つくことができ、どなたでも参加できるレース。予選・準決勝・決勝と行われ、表彰式もありますよ!
ストライダーカップ2024 開催の様子をレポート!
今回お邪魔したのは、幕張メッセ国際展示場 展示ホール1・2で行われた「ストライダーカップ2024 うみのステージ」。5月に大阪で行われた「たいようのステージ」に続いての開催です。室内に作られたコースを走ります。
レース参加人数はおよそ600人。今回は2歳クラスの予選を取材してきました!
1レースの選手数は12人。上位3名が準決勝に進みます。朝からレースを行い、午後に決勝。コンディションが気になるところですね……!やはり待ち時間に寝てしまうお子さんもいるそうです(笑)
エントリーした選手は、車体にはオフィシャルゼッケンプレートを装着。そして自分のお名前を書いたゼッケンを着用します。もちろん、ストライダーのルールとしてヘルメットやプロテクターも身につけます。なんと車検もあるんです。しっかりと行ってからレースに挑みます。
クルーが1人つくことができますが、基本的にコース内への侵入ははNG! 選手であるお子さんが1人で走ります。2歳はショートコースとは言え、約140mの距離。スタートは下り坂で、途中には小さな”コブ”(山と谷の障害物)もあります。
スタート前にはチアの皆さんが応援を披露してくれます。実は、このチア、男女どちらも参加可能。当日参加を申し込むこともできるそうですよ。おそろいの衣装がキュート!
MCの方が、ずらりとストライダーにまたがって並ぶ選手の名前を一人一人読み上げてくれます。元気にお返事できる子、緊張して固まってしまう子とさまざまです。車体のデザインも様々なストライダーは、カスタムする楽しみもあり、どの車体もこだわりを感じます。
いよいよレースがスタートです。最後までマイペースで進む選手、ゴールにお母さんの姿を見つけて、ぐんとスピードが増す選手。中にはカメラに撮られていることに気づき、ファンサービスを始めてしまって急に進まなくなってしまう選手や逆走する選手などもいて、個性あふれるレースは、見ていてとっても楽しいです。MCの方も実況で盛り上げてくれ、見守る保護者の方々も大興奮!
最後のひとりがゴールするまできっちりスタッフさんが見守っているので、ゴール後はどのお子さんも達成感に満ち溢れていましたよ。
実はこのストライダーレース、申し込みを開始したらすぐにエントリーが埋まってしまうことがあるほどの人気。てんとう虫のヘルメットと「カーズ」のTシャツで赤と黒のトータルコーディネートをしていた3歳の選手は、今回が初挑戦。お母様曰く、一次エントリーは先着順で、すぐ埋まってしまうとのこと。なかなか大変だった、とお話くださいました。
会場内にはさまざまなイベントコーナーが
会場内にはレース以外にもストライダーを楽しめる様々な催しが行われています。レースのスタートを体験できるコーナー、トンネルをくぐったり障害物を越えるストライダーに試乗できるコーナーなど、常に盛況でした!
ちなみに、ベビーカーやレジャーシート、テントが置けるスペースも準備されているので、長丁場も安心です。
中にはインタビュー用のステージも! お子さんたちが照れくさそうながら誇らしげに答えている姿が見られました。
「ストライダーよちよちスクール」は、乗り方を教えてくれる人気コンテンツ。MTB(マウンテンバイク)元世界チャンピオンプロの有薗啓剛さんが直々に指導してくれます。
こちらでは、BMX(バイシクルモトクロス)の選手である13歳の梅沢篤和(とわ)さんも参加されていました。すでにBMXレースでの優勝経験もある篤和さんは、幼い時にストライダーを楽しんでいた1人。ストライダーを楽しんだことで脚力がついたとのこと。
同年代にも、ストライダーがきっかけで、ストリートスポーツに進んだ友人がいるそうです。
楽しんでいる子どもの中から未来のアスリートが登場するかも!?
脚力がつき、バランス感覚を養えることのできるストライダー。
レースを楽しむお子さんの笑顔がとっても眩しい!
誕生から約15年。第一世代が様々なスポーツで活躍し始めています。今日このレースに参加している選手から、プロアスリートが生まれるかもしれませんね♪
ストライダー公式WEBサイトはこちら≫
取材・文/宇野なおみ