「モダン焼き」の作り方!「お好み焼き」「広島焼き」との違いとは。おすすめアレンジもご紹介!

ホットプレートで作る粉ものといえばお好み焼きですが、麺を加えることでボリューミーな食感が味わえるのがモダン焼きです。広島風お好み焼きとの違いも確認しながら、ご家庭で作れるレシピをご覧ください。粉もの料理のレパートリーが広がります。

モダン焼きは、関西風お好み焼きに焼きそばを加えた、ホームパーティーにぴったりの料理です。名前の由来は「もりだくさん」から来ており、具材が豊富に入っています。作り方のコツやアレンジ方法をみていきましょう。

モダン焼きと関西風・広島風お好み焼きの違い

モダン焼きは関西風お好み焼きがベースとなっています。広島風お好み焼きとの違いも含め、それぞれの調理法をご覧ください。

モダン焼きの特徴

・関西風お好み焼きがベースです。

・生地とキャベツを最初から混ぜ合わせて焼きます。

・別に炒めた焼きそばを生地の上にのせ、残りの生地で包み込むように焼きます。

  • 関西風お好み焼きの特徴


・生地とキャベツを最初から混ぜ合わせて焼きます。

・焼きそばなどの麺は使いません。

・生地はふんわりとした食感で、具材と生地が一体となった味わいが特徴です。

広島風お好み焼きの特徴

・生地は薄くクレープ状に焼きます。具材と生地は混ぜません。

・炒めた焼きそばなどの麺を加え、目玉焼きをのせます。

・生地、麺、具材が三層に分かれているのが特徴です。

このように、似た材料を使用していても、作り方や仕上がりが異なります。

モダン焼きの作り方

モダン焼きは、お好み焼きと焼きそば、両方の美味しさを一度に楽しめるボリューム満点の料理です。

材料

(2人分)

【生地】
お好み焼き粉(市販)  100g
卵 1個
水 120cc

焼きそば麺 1袋
豚バラ肉(薄切り) 100g
キャベツ 150g
揚げ玉 適量
紅しょうが 適量

サラダ油 適量

【トッピング】
お好み焼きソース 適量
青のり 適量
マヨネーズ 適量
かつお節 適量

下準備のポイント

キャベツは粗めのみじん切りにし、生地に加えるのは焼く直前にしてください。これにより水っぽくなるのを防ぎ、ふんわりとした食感を生み出せます。

【1】ボウルに卵、水を入れて混ぜ合わせます。ここにお好み焼き粉を加え、ダマにならないようによく混ぜ合わせます。

粉と水分量の割合は、パッケージの記載どおりに作ってください。

【2】生地に揚げ玉、お好みで紅しょうがを加えて軽く混ぜ合わせます。

【3】豚バラ肉は食べやすい大きさ(5cm程度)にカットしておきます。

作り方とコツ

【1】ホットプレートまたはフライパンを200℃程度に熱し、油を薄く引いて焼きそば麺を炒めます。

最初は袋からだしたままの形で加熱します。
最初は袋からだしたままの形で加熱します。

片面に焼き目がついてきたら、裏返してください。

麵全体が温まると自然にほぐれてくるので、しっかりとほぐします。
麵全体が温まると自然にほぐれてくるので、しっかりとほぐします。

焼けたらいったん取り出しておきます。

【2】生地にキャベツを加え、同じフライパンに油を熱して焼きます。生地は全体の7~8割を使用し、残りは後で使用します。直径20cm程度の円形に広げ、中火で焼きます。

【3】表面が固まってきたら、【1】で炒めた焼きそば麺をのせ、その上に豚肉をのせます。さらに、上から残しておいた生地を全体的に広げるように流し入れます。

 

【4】裏返して5~6分程度焼きます。

【5】ヘラでしっかり押さえながら焼くことで、生地が全体に行き渡り、生地と麺が密着します。また、中まで火が通りやすくなり、半生を防げます。

【6】お皿に盛り付け、お好みでトッピングを振りかけて完成です。

失敗しないためのポイント

・生地は粘りが出るまでしっかり混ぜることで、ふんわりとした食感になります。

・焼き面が広いホットプレートで焼く場合は、焼きそばを焼きながら、生地を一緒に焼き進められます。

・火加減は中火を維持し、急がずじっくり焼くことで中まで火が通ります。

アレンジと食べ方

モダン焼きはアレンジ方法も豊富ですから、お好みに沿って具材を選んでみてください。

モダン焼きのアレンジ

基本のレシピをマスターしたら、以下のようなアレンジも楽しめます。

・ネギのモダン焼き

キャベツの代わりに青ネギを使ったモダン焼きもおいしく仕上がります。ネギの甘みと香りが広がる一品です。

この場合は、さっぱりとしたポン酢をかけるのがおすすめ。柑橘の酸味と青ネギの相性が抜群で、爽やかな味わいを引き出してくれます。

・うどんを使用したモダン焼き

焼きそばの代わりにうどんを使うことで、もちもちした食感を楽しめます。

・海鮮モダン焼き

シーフードミックスを加えることで、魚介の旨味を楽しめます。

海産物を具材に使うなら、むきえび、イカ、タコ、ホタテ、牡蠣などがおすすめです。その他、マヨネーズに明太子を混ぜたり、生地に乾燥エビを加えたりしてもおいしいです。

・チーズモダン焼き

生地の上にとろけるチーズをのせて焼くことで、コクのある味わいが楽しめます。

チーズを使う場合は、生地の中に入れる方法もあります。カマンベールチーズをカットして入れると、焼き上がりの際にチーズが柔らかく溶けだし、深い味わいを楽しむことができます。

・キムチ入りモダン焼き

キムチやニラを加えることで、ピリ辛な味わいのモダン焼きが楽しめます。豚肉との組み合わせによって、豚キムチ風の仕上がりになります。

さらに、納豆を生地に混ぜ込んで焼くことで、より深みのある味わいに仕上がります。意外な組み合わせかもしれませんが、ぜひお試しください。

おすすめの食べ方

モダン焼きは熱々の状態で食べるのがベスト。ホットプレートで作る場合は、卓上で熱々を楽しめます。

お好み焼きソース、マヨネーズをかけ、青のり、かつお節などお好みのトッピングを添えてお召し上がりください。

モダン焼きに合う付け合わせ

付け合わせには、さっぱりとした和風サラダや味噌汁がおすすめです。キャベツの千切りや、大根おろし、シンプルな青菜のお浸しなどを添えることで、ボリュームのあるモダン焼きとのバランスがとれた食事になります。

また、モダン焼きはビールとの相性も抜群です。休日の夕食やホームパーティーなど、みんなでワイワイ楽しむ食事の主役として最適で、子どもから大人まで満足感が味わえるメニューです。

お子さんにも人気のモダン焼き

モダン焼きは、関西風お好み焼きをベースに焼きそばを加えた、ボリューム満点の料理です⁠。「もりだくさん」から名付けられたように、具材が豊富に入っているのが特徴です。食べ盛りのお子さんにピッタリなメニューですから、ぜひ、ご家庭に取り入れてくださいね。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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