優木まおみさん、マレーシア移住まであと4か月!現地の小学校選びや家探し、ビザ問題は?準備まっただ中のいまの気持ちを聞きました

マレーシアへの子連れ海外移住まであとわずか4か月となった優木まおみさん。現地での子どもの学校選びや家探しなどはどのようにすすめていったのでしょうか。移住前に親子でやっていることや海外生活を通して得てほしい子どもたちへの思いも教えてもらいました。

前回は、移住を決断するまでの優木さんの思いや家族についてお話を伺いました。今回は、移住までの準備や優木さんの子育て論について伺います。

【優木まおみさんの40代ミッドライフ移住】私の理想の条件がそろったマレーシアへ!人生でやりたかったことを子どもたちと一緒に
移住期間は未定。ずっと海外で暮らしてみたかった オンライン取材に答える優木まおみさん HugKum:今年の夏にお子さんと一緒にマレ...

情報集めは自分が納得するまで

自分でとことん調べて決断

HugKum:学校選びや家探し、ビザ問題…、海外移住するまでの情報集めはどうやって?

優木さん:常に情報は納得いくまで自分で調べるようにしているんです。何かを始めるときは必ず「自分で情報を集めて、自分で考えて、自分で決める」というスタイルが基本です。インターネットのいろいろなツールを使って調べたり、人に聞いたりして自分でとにかく幅広く調べつくします。そうすることで、自分が選んだという自負があるので、想定外な経験をしたとしても、誰かのせいにしたり、失敗したなんて思ったりしないじゃないですか。たとえ周りから失敗したと思われたとしても、私はひとつの経験だと思えるし、後悔することもないのかなって。

学校選びは絶対条件を絞って即決!

マレーシア
マレーシアのデサパークシティの一角。子どもの遊び場などの施設が充実しているコンドミニアムは、子連れファミリーの移住者に人気の場所だそう

HugKum:マレーシアを選んだ理由のひとつとしてインターナショナルスクールがたくさんあるからとお話しされていましたが、どのようにしてお子さんの学校選びを進めましたか?

優木さん:マレーシアには150校以上のインターナショナルスクールがあると聞いていました。ひとつひとつ見ていくには限界があり、各学校の入学の定員枠が決められているので早めに決めたかったんです。まずはうちの子に合うような学校の条件を3~4つくらいに絞って、優先順位をつけてから学校探しを始めました。

HugKum:例えばどのような条件を?

優木さん:英語のインターナショナルスクールといっても、アメリカ系、イギリス系、カナダ系、オーストラリア系とさまざまなスクールがあるので、まずはどのタイプのスクールにするか決めました。うちの場合は、詰め込み教育ではなく自由に育てたいといった点や、設備が整った大規模な学校より、少人数制の手厚いサポートの方が子どもに合っていると思ったので、それも重要な条件でしたね。ロケーション費用カリキュラムなどもそれぞれ違い、各学校のメリット・デメリットもそれぞれ。自分が絶対外せない条件を絞って優先順位をつけることでスムーズに決めることができました。

HugKum:留学・移住エージェントを使ったりも?

優木さん:日本の留学エージェントに頼んで、学校の検索や入学申し込み手続きを助けてもらいました。とはいっても、自分が何も知らないなか留学エージェントに丸投げすることはできないので、自分で下調べをした上で、学校に希望する条件と優先順位を伝えて探してもらいました。その結果、条件に合った学校が3校だけに。その3校を見学しに行き、そのうちの1校にすぐに入学申請をしました。

HugKum:入学試験もあるのですか?

優木さん:次女は面接のようなものだけでしたが、長女は英語のテストがあって、これからどれくらい英語を学ぶ必要があるのか今の英語力を測るテストをしました。

生成AIでの翻訳も駆使

HugKum:英語での学校の入学申請やビザの手続きはどのように進めていったのですか。

優木さん:日本の留学エージェントを利用していたので、手続き関連は問題なくできました。移民局に出す書類は英語で書かなければいけなかったので、ChatGPTを駆使してクリア。今までも仕事で海外からの仕入れのやりとりをするときは、ChatGPTの翻訳機能でコミュニケーションをとっていたので、英語が話せなくても、仕事でのやりとりはできていたんです。でも、友達として親身に語り合うといったようなレベルのコミュニケーションをとるにはやはり英語の習得が必要だなって。いろんな国の人たちとこれから会う中で、(子どもたちも私も)どれくらいお友達ができるんだろうってそれも楽しみにしています。

セブ島での優木さん
セブ島留学中に訪れたホテルのプール

HugKum:優木さん自身も語学学校などに行く予定は?

優木さん:行きたいんです。セブ島に行ったときも語学学校に申し込んでいたのですが、ずっと仕事をしていたので結局できなくて。マレーシアに行っても仕事は続けるので、週に2回くらい、定期的に勉強するようにはしたいです。人生の最後までに「私、英語話せます!」みたいな感じになって終えたいので、努力しようと思っています!

移住まであと4か月!どんな準備をしているの?

GWに家具付き賃貸の物件探しへ

HugKum:マレーシアへの移住まであと4か月をきりましたが、お家探しも大変なのでは?

優木さん:移住の1,2か月前に契約をするつもりです。長期的に住む場所を今探しているのではないので、まずは家具付き賃貸物件を探そうと思います。家って住んでみないとわからないので、ちょっと違うなと思ったらまた引っ越せばいいかなって。

残りわずかな日本での生活を満喫

HugKum:移住するにあたって、英語学習の事前対策などはしていますか。

優木さん:子どもたちは今まで週1回英語を勉強していたのですが、移住の準備というわけではなく習い事のひとつとしてやっていただけなんです。英語だけの環境になったとき、アレルギーが生じない程度に英語にふれておいた方がいいよねって思っていたくらいで。異国を体験しに行くのに、先回りをして準備しすぎていたらおもしろくないと思うので、むしろ残り少ない日本での生活の日々を堪能しています。

いちご狩り
今年の冬は、初めてのいちご狩りにも挑戦!

HugKum:親子で何か特別なことをしたりも?

優木さん:この前、子どもといちごを見たとき、もう来年は日本のいちごが食べられないからいちご狩りに行ってみよう!ということで、初めていちご狩りに行ってきました。移住することで得られることがある分、(日本を去ることで)失ってしまうこともあるので、今は日本の四季や季節の食材をたっぷり楽しんで味わっています。

子どもたちも自分の好きなことを見つけて、やったらできるというマインドに育ってほしい

優木まおみさんとご両親
遠く離れていても、佐賀のご両親とよく旅行に行ったり、一緒にお出かけしたりもするそう!

人生を諦めているママより、夢に向かって好きなことをしているママでいたい

HugKum:優木さんのパワーあふれる行動力と決断力は幼少期から?

優木さん:小さい頃から両親に何かを押し付けられたり、レールをひかれたりされることが全くなく、好きなことを自由に選ばせてくれていました。大学へ進学することや東京で芸能人になりたいと言ったときも、「頑張るなら全力で応援するよ」ってずっと見守ってくれていて。何事もやる前から反対されることはなかったし、そのおかげでやったらできるというマインドにもなれたのかなと思います。だからこそ、私の子どもたちにも好きなことをどんどんやってもらいたいし、子どもの将来のために、ママは自分の人生を諦めているということも絶対したくないんです。

HugKum:お子さんにも自由に育ってもらいながら、それぞれの好きなことを発見してほしいという強い思いが伝わってきました!

優木さん:私も好きなことやらせてもらっているので、子どもたちにも好きなことをやってほしいなって。子どもに対して、こういう学校に行かなきゃいけないとか、こんな仕事につかなきゃいけないなんていうことは一切考えていないですね。ただ、生活するにはお金がかかるということ、そして将来自分で食べていく能力を身につけないといけないということ、自分で生きる力を伸ばしてほしいという願いはあります。

異国での体験で子どもたちにも「自分」を見つけてほしい

HugKum:最後に、これからのマレーシアでの生活で子どもたちに特に学んでほしいことを教えてください!

優木さん:マレーシアへの移住は、英語を学びに行くというよりは、異国での体験をしに行くためなんです。地球にはいろんな人種がいて、みんなが共存しているということ、考え方もそれぞれで宗教も違う、それによって戦争をしている国々もあったりして。自分たちが関係ないというわけじゃなく、生きているんだということを知ってほしいです。

マレーシアは、多国籍国家なので日本と違って様々な人種の人たちが当たり前にたくさんいます。そんななかで、自分の特性や良さ、日本で生まれた自分のアイデンティティを含めて、自分はこれがしたい、こういう風に生きたい、こういうことが好きだからこの部分を伸ばしていきたいという考えができるようになってほしいです。

 

お話を伺ったのは

優木まおみさん
優木まおみ|タレント・実業家

約5年前に佐賀県の実家から近い台湾への留学を検討していたものの、コロナの蔓延により計画が頓挫。2023年&2024年8月に、子どもたちの夏休みに合わせて4週間ずつセブ島でのサマーキャンプに参加。2025年の7月末に、子ども2人を連れてマレーシアへ移住予定。家族構成:夫、長女11歳、次女8歳

優木まおみさんInstagram

取材・文・構成/s.Frey

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