鉛筆を穴に入れるだけ! 簡単に削れちゃう
全自動? ってどういうこと?
今回ご紹介するのは、ソニックの「リビガク 充電式トガリターン 芯先調整付 トガると出てくる全自動鉛筆削り(以下:充電式トガリターン)」です。この鉛筆削りがすごいのは力をまったく使わずに削れるところなのです!
本体の穴に鉛筆を入れたら手を離します。そうすると鉛筆削りが全自動で削り上げてくれます。鉛筆の動きが止まったら、手で穴から引き抜き筆入にしまいます。娘が毎朝これを使って鉛筆の準備をしていますが、6本の鉛筆を筆入を開けて持っていくために削ってランドセルに入れるまで1〜2分程度でしょうか? あっという間に準備を終えます。
ちなみに、色鉛筆はあまりとがらせるとポキっと先端が折れてしまいますので、太めに削っておきます。後半で芯の太さ調整の方法をご覧ください。
本体を見てみましょう

キャンプで使うようなランタンを模したデザインと大きさの本体です。

てっぺんに鉛筆が入る穴が空いています。この穴は丸・三角・六角鉛筆のどの形にも対応しています。
※鉛筆は外径8.0mm以下の木質鉛筆で、長さは7cm以上のものをご使用ください。

ランタンで言うところの明かりが灯される部分が鉛筆削りのカスがためられる部屋「ダストケース」です。少し曇ったプラスチック越しにたまっている量が見えるので、捨てるタイミングもわかりやすいです。
ご自身の子どもの頃の鉛筆削りを覚えてますか?
手動の鉛筆削りって力が必要ですよね
筆者の娘は体が小さめで力も弱めです。最近までは卓上に置く手動(ハンドルをぐるぐると回す)鉛筆削りを使用していましたが、相当な力を入れて「とりゃー!!」と言いながらハンドルを回しているときもありました。
知っている方からも懐かしいお話として、「鉛筆削りのハンドルを回すのが大変で、毎日が憂鬱だった」と耳にしたこともあります。
保護者世代の電動鉛筆削りは?
では、当時の電動鉛筆削りが快適かというとそうではありませんでした。筆者が子どもの頃に使ったことがある電動鉛筆削りを思い出すと、横から水平に鉛筆を穴に刺して、鉛筆が回らないようにしっかりと押さえる必要がありました。そうしないと、鉛筆が削り機と一緒に回ってしまうのです。鉛筆を持っているときは、意外と力が必要だった記憶が残っています。
さらに削り終わりの合図は特になかったので差し込みっぱなしにするとそのまま鉛筆がどんどん削られていき、すべて削りカスになっていました。ちょうどいいとがり具合に削るには、鉛筆を差し込んで、「ギュイィーン」と削ってはすぐ出して確認。まだとがっていなければもう一度差し込んですぐ出して確認……の繰り返し。少し面倒だなと思いながらも使っていました。
時代が変わりました!
今どきの電動鉛筆削りは〇〇しない
最近の電動鉛筆削りは芯がとがったかどうかを感知する機能が多くの機種についています。例えば鉛筆削りで削り終えたものをもう一度そのまま入れたとすると、まったく反応をしないものや、少しだけ動くもののすぐにとがっていることに気付いて削ることをやめるものもあります。今どきの鉛筆削りは鉛筆を無駄に削ることはしないのです。
芯のとがり具合を調整可

鉛筆の芯は「ふつう」である0を起点として、細めの「-1」,「-2」と太めの「+1」「+2」の5種類から選べます。

色鉛筆は鉛筆よりも芯が柔らかいので、普通よりも太い、「+1」「+2」を選んで削ると使いやすくなります。
充電式だから今の勉強スタイルにピッタリ!
最近すっかり定着したリビング学習。そうすると鉛筆削りは勉強のときにテーブルに持ってきて、他の時間には片付ける必要が出てきます。そうすると、コンセントに繋ぐ形態ではとても扱いづらいですよね。

そこで便利なのがどこにでも持っていきやすい充電式です。USB-Cの挿入口があり、まったく充電をしていない状態から約90分で充電が完了。満充電の状態から連続使用で約600回削ることができます。
鉛筆削りを倒しても安心
以前の鉛筆削りは、誤って倒れてしまったものなら削りカスをためるケースが空いてしまい、中身が散らばってしまいました。

しかし、充電式トガリターンは倒れても削ったときのゴミが散らばりません。削りカスを入れる部分を「ダストケース」と呼ぶのですが、ロックが付いていて、倒しただけでは中身は出てこないのです。

黄色で囲われている左がダストケースボタン。ここを押さないとダストケースが開きません。右はロックがかかっているときのマークの位置。ここがきちんとロックされていないと安全装置が働いてモーターが動かなくなるダストケースロック機構が搭載されているので安心です。
電動ならではの安心設計
危険! そんなときは動かない

フタが空いているときには動かない、「電源遮断安全機構」がついています。削るためには刃がついていて、それが鉛筆を削るのですから、フタがしまっているときにしか動かないのは安心できる機能ですよね。
また、電動ということはモーターを回して削っています。不意にモーターが熱を持つ可能性もありますが、熱を感知すると電源を遮断するように「オーバーヒート防止機能」がついています。普段はあまりないことだと思いますが、例えば学校行事などで大量の鉛筆を削るような状況になったとしても、充電式トガリターンは自身の状況に気付いて動作を止めるのです。
誤って小さい鉛筆を入れてしまったら?
鉛筆削りにあり得るトラブルの1つに「短い鉛筆を削っていたら短すぎて詰まってしまった」ということがあります。この場合は保護者の出番です。充電式トガリターンは詰まってしまった鉛筆も救出しやすい設計をしています。詳細は同梱されている説明書に記載されています。
仕方がないのですが…
電動鉛筆削りはモーターを使っているだけあり、削っているときにそれなりの音が鳴ってしまいます。その部分だけは昔とさほど変わったようには感じませんでした。
まとめ
「全自動」は自分で削ることがないので、「甘えている」「楽をしている」と思われる方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。ですが、体の小さなお子さんの力というのは想像以上に弱いもの。お子さんが鉛筆削りに毎日苦戦しているならば、こちらを強くおすすめしたいです。
仕様
リビガク 充電式トガリターン 芯先調整付 トガると出てくる全自動鉛筆削り/ソニック
色はアイボリー・ブルー・ピンクの3種類
商品サイズは96×165×99mm です。
価格は6,050円(税込み)です。
商品の詳細はこちらからご覧ください。
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文・構成:ふじいなおみ