時事問題に強い子になる「子どもニュース」「小学生新聞」はどれがいい? 媒体別におすすめと特徴をチェック

子どもニュースは複数の種類があります。テスト対策や受験対策も兼ねてチェックするなら、どれを選べばよいのでしょうか? おすすめの子どもニュースを、新聞とニュース番組でそれぞれ紹介します。新聞とニュース番組で異なる媒体ごとの特徴も、あわせて見ていきましょう。

ニュースのチェックはテスト対策にも

日ごろからニュースに触れる習慣は、子どもが社会について知るきっかけになると同時に、時事問題対策にもつながります。

時事問題は中学校の定期テストや高校受験でも出題される内容です。ただし授業で習う内容と異なり、試験に向けて短期間に効率良く必要な知識を覚えるのは難しいでしょう。時事問題を押さえるには、ニュースのチェックを習慣にするのがポイントです。

定期的に子ども新聞やニュースをチェックする習慣が身に付けば、試験や受験にもプラスに働きます。

おすすめの子ども新聞

子ども新聞は、子どもが興味を持ちやすいようにニュースをまとめています。子どもが「読みたい」と感じやすいように、イラストや写真を豊富に使用しているのが特徴です。

難しい言葉に解説がついているものもあるため、語彙を増やすことにもつながります。加えて文章を読む習慣が身に付くため、読解力の向上も期待できるでしょう。

また子ども新聞に掲載されている記事の中には、入試で小論文や面接のテーマとして採用されることもあるため、受験に役立つのもメリットです。ここではおすすめの子ども新聞をチェックしましょう。

朝日小学生新聞

朝日小学生新聞は、子どもが理解しやすいようわかりやすくニュースを解説している「ニュースあれこれ」が評判です。小学生向けの文章ですが、内容は大人も参考になるほど充実しています。

加えて、歴史まんが「きのうのあしたは…」や、学研とコラボした「しんぶんでずかん」など、バラエティー豊かな内容を楽しめる新聞です。

またデジタル版の朝小プラスではワークシート・クイズ・記事の関連動画なども見られます。

毎日小学生新聞

毎日小学生新聞は全ての漢字にふりがなが付いているのが特徴です。ひらがなが読めれば誰でもニュースをチェックできます。

未就学児~低学年を対象としたまんがが連載されているため、幅広い年齢の子どもが楽しみながら新聞を読む習慣を身に付けられるのも特徴です。

毎日小学生新聞の購読者アンケートでは「ニュースがわかるようになった」「興味がなかったことにも目が向くようになった」という声が多くあがっています。

パソコンやスマホなどで閲覧できる毎日小学生新聞デジタルは、購読すると、毎週土曜日発行の「15歳のニュース」デジタル版もチェック可能です。

読売KODOMO新聞

毎週木曜日に発行している読売KODOMO新聞は、オールカラーのわかりやすいビジュアルで作られているのが特徴です。新聞を開くきっかけになるよう、学習まんがの連載もあります。

原則として全ての漢字にふりがなが振ってあるため、言葉の読み方を覚えられるのもメリットです。初めて見た言葉をチェックして辞書で調べれば、語彙を増やすことにもつながります。

NewsPicks for Kids

NewsPicks for Kidsでは、アメリカの新聞「The New York Times」が発行している子ども新聞「The New York Times for Kids」の翻訳記事を読めます。ビジュアルやグラフィックが充実した紙面で、世界の出来事に触れられる内容です。

親子の対話を促す「みんなで話そう」コーナーがあるのも特徴です。親向けの副読本「対話のレシピ」が同梱されているため、コミュニケーションの参考に活用できます。

1・7月以外の各月10日ごろに発送される新聞の他、制作秘話やイベント案内を受け取れるニュースレターや、子どもとの話題作りに役立つ情報を発信しているポッドキャスト「今晩、子どもと何話す?」も配信中です。

おすすめの子ども向けニュース番組

子ども向けニュース番組は、映像や音声による解説で、子どもが内容に興味を持ちやすいのが特徴です。テレビやインターネットで視聴できるため、手軽にニュースに触れられます。

ニュースについて文章で読むのは難しいと感じる場合には、子ども向けニュース番組の視聴から始めるとよいでしょう。まずチェックするとよい、おすすめの子ども向けニュース番組を紹介します。

やさしいことばニュース

やさしいことばニュースは、平日に毎日5分間放送しているニュース番組です。やさしい言葉でゆっくりと伝えるニュース番組のため、子どもでも理解しやすいでしょう。わかりやすく伝えるために、取り上げるニュースを厳選しているのも特徴です。

ニュースの内容は、番組の公式サイトにも掲載されています。全ての漢字にふりがなが振ってあり、人名・地名・企業名などを区別しやすいよう色分けしているのも特徴です。

週刊情報チャージ!チルシル

週刊情報チャージ!チルシルは毎週土曜日の9:00から放送している、子ども向けのニュース番組です。難しいニュースの言葉の理解につながるコーナー「正直わからんニュース」では、1週間のニュースを約10分でおさらいできます。

また同年代の小中学生リポーターによる取材企画もあるため、楽しみながらニュースに触れられる内容です。

おすすめの子ども向けニュースサイト

ニュースは最新情報に触れることも重要です。子ども向けニュースサイトを活用すれば、ちょっとした時間に最新のニュースに触れられます。また子どもが興味を持ったニュースについて、自分で深掘りしていきやすいのもインターネットを活用するメリットです。

おすすめの子どもニュースサイトを紹介します。

学研キッズネット

学研キッズネットは「新しい時代の学び」をテーマに、多様なジャンルの情報を発信しています。話題のニュースを取り上げているのは「ニュースのなぜ」のコーナーです。難しい言葉やテーマも順を追ってわかりやすく解説しています。

サイト全体が、子どもの興味に合わせてテーマから深掘りしていける構成になっているのも特徴です。また夏休みの自由研究に役立つコンテンツも豊富に提供しています。

ニュースがわかるオンライン

ニュースがわかるオンラインは、小中学生向けにニュースを解説している月刊誌「Newsがわかる」のサイトです。

毎日小学生新聞の記者がニュースを解説する「ニュース知りたいんジャー」や、特定のものごとに焦点を当てる「Newsがわかる特別編」など、サイトならではのコーナーも充実しているのが特徴です。

無料でもたくさんの記事を読めますが、有料会員登録をすると月刊誌「Newsがわかる」のバックナンバーや、毎日新聞出版社の電子書籍が閲覧し放題になります。加えてテスト対策につながる「ふりかえり時事ドリル」もダウンロード可能です。

ニュースに触れる習慣を身に付けよう

中学校の定期テストや、高校・大学の入試では、時事問題が出題されます。日常的に子どもニュースをチェックしておけば、テストや入試の対策につながるでしょう。

文章を読む習慣づくりをしつつニュースに触れるなら子ども新聞が、まずは気軽にニュースを知る機会をつくるなら子ども向けニュース番組が、最新ニュースのチェックや深掘りをしていくなら子ども向けニュースサイトがおすすめです。

紹介した子ども新聞・ニュース番組・ニュースサイトを参考にすれば、日ごろからニュースを読む・見る習慣づくりに役立ちます。

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構成・文/HugKum編集部

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