「光るグミ」を作ろう! おうちで実験気分が味わえる不思議なおやつ【あそび作家/工作アーティストに教わる】

あそび作家・工作アーティストの吉田麻理子さんが、身近な素材や家にあるものを使ってカンタンにできるものづくりを教えてくれる連載です。子どもたちの学びと発見にもなる、そんなあそびや工作を親子で楽しんでみませんか。

ブラックライトで光る不思議なグミを作ろう

ブラックライトを当てると光り出す、不思議なグミの作り方をご紹介します。とても不思議なグミですが、栄養ドリンク・砂糖・ゼラチンを煮溶かして固め、型抜きすればできあがり。実はとても手軽に作ることができます。

スーパーでそろう材料ばかりなので、おうちでの実験気分のおやつ作りにぴったり。親子で「なんで光るの?」と話しながら楽しめます。自由研究や休日のおやつ作りにもおすすめですよ。

用意するもの

・栄養ドリンク(ビタミンB2を含むもの。カフェインが気になる場合は、ノンカフェインのものを選んでください) 90ml
・砂糖(上白糖やグラニュー糖など白いもの) 20g
・ゼラチン(溶けやすい顆粒状のもの) 10g

使うもの

・小鍋
・プラスチック製保存容器(今回は10cm×15cmの大きさのものを使用)
 ※作業を始める前に、サラダ油や米油などを少量キッチンペーパーに染み込ませ、内側に塗っておく
・キッチンペーパー
・野菜抜き型やクッキー型
・ブラックライト(100円ショップやホームセンター、ネットショップで購入できます)

栄養ドリンクでグミを作ってみよう

1.  栄養ドリンクと砂糖を小鍋に入れ、弱火にかけます。砂糖が溶けるまで木べらでよく混ぜ、まわりがフツフツとしてきたら火をとめます。

2.  粉ゼラチン半量(5g)を小鍋に入れます。

3.  溶けるまでぐるぐると木べらで混ぜます。溶けたらもう半量も入れ、すべて溶けるまで木べらで混ぜてください。

4.  小鍋の中身をプラスチック製保存容器に流し入れます。粗熱が取れたら、冷蔵庫に入れ2時間ほど固めましょう。

5.  固まったらタッパーから取り出し、好きな型で型抜きします。型が無い場合は、小さなナイフで好きな形にカットしてもよいでしょう。私は小さな星型の野菜抜き型を使いました。

6.  かわいい星型のグミができあがりました!

グミを光らせてみよう

1.  いよいよグミを光らせてみます。暗い所に置き、ブラックライトを当てると…

2. グミがパッと明るく光ります! 我が家の子どもたちも「わぁ! すごい!」と驚き、食べる前に交代で何度も照らしていました。

なぜグミが光るの?

光るヒミツは、栄養ドリンクに入っているビタミンB2。ビタミンB2は、ブラックライトを当てると特別な反応をして、黄緑色に光ります。

これは「蛍光(けいこう)」と呼ばれる現象。物の色そのものが変わるのではなく、光を吸収して別の色の光を出しているのです。

身近な飲み物にこんな性質があるなんてびっくり! 遊びながら科学の不思議を体験できます。

【連載:あそび作家/工作アーティストに教わる  素敵クラフト
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記事監修

吉田麻理子 あそび作家・工作アーティスト・内面探究ワークデザイナー

慶應義塾大学総合政策学部卒業。リクルートライフスタイルにて企画職として勤務し、広告制作・講座運営に関わる。その経験を活かし、身近な素材から子どもも大人も夢中になれるあそびや工作を生み出し伝える活動を行っている。「つくる・えがく×内面探究」をテーマに、自分らしさを表現できる体験や、感性に触れる時間を大切にしている。保育・教育系の雑誌やWeb連載・親子向けワークショップなど幅広く活動中。2児の母。

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