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デフリンピックってどんな大会?
デフ(Deaf)は、英語で「耳が聞こえない」という意味です。普通のオリンピックとのいちばん大きな違いは、選手たちが耳の聞こえない・聞こえにくい人たちだということ。
デフリンピックは長い歴史を持ってます。最初に開かれたのは1924年。フランスのパリで「国際ろう者スポーツ大会」として始まりました。現在は国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催して、4年ごとに開催されています。
私たちがよく知っている、陸上、水泳、サッカー、バスケットボールなどの競技があり、冬にはスキーやアイスホッケーをする「冬季デフリンピック」もあります。
競技中には補聴器や人工内耳は使えないというルールがあります。これは、全員が同じ条件で公平に競うためです。デフリンピックでは光や旗を使って合図を行い、スタートのときはランプの点滅を使ったり、審判が旗を振ったりするのです。
初の日本開催! 東京2025デフリンピックは11月26日まで
現在、開催中の東京2025デフリンピック。日本では初めての開催であり、また1924年にパリで第1回デフリンピックが開催されてから、100周年の記念となる大会になります。
世界70~80か国・地域から、約3,000人の選手が集い、熱い戦いを繰り広げています。競技種目は21種! 本当に音が聞こえていないとは思えない、ハイレベルな競技の数々、この機会にぜひ観戦してみてはいかがでしょう。
東京2025デフリンピックについて詳しくは>>こちら
デフ卓球のレジェンドであり、一児の母。亀澤理穂選手のインタビュー

HugKumでは6月、亀澤理穂選手にインタビューを実施しました。亀澤選手は、これまでデフリンピック4大会で8個のメダルを獲得したデフ卓球のレジェンド。一児の母でもあります。
前編では耳が聞こえないとわかったときのことやデフ卓球をめざしたきっかけ、練習などについて。後編では健聴の娘さんとの日々について伺っています。明るく朗らかなお人柄で、手話通訳士をまじえながら、開催中の東京2025デフリンピックに向けての意気込みも語っていただきました! ぜひチェックしてみてください。
前編はこちら
後編はこちら
「デフバドミントン」に魅了された、作家の舟崎泉美さんインタビュー
数年前にメニエール病をわずらい、デフスポーツの世界に関心をもち始めたという作家の舟崎さん。著書『聞こえない羽音』では、中学2年生で「感音性難聴」を患ったバドミントン選手の少女を主人公に、デフバトミントンの世界を描いています。
舟崎さんが、デフバトミントンの“静かな熱気”から学んだ逃げない人生の極意とは?
インタビューをチェック
東京2025デフリンピックを応援しよう
日本初開催となるデフリンピック。これを機に、お子さんと「耳が聞こえない・聞こえにくい人」について話したり、デフスポーツについて学んだりしてみてはいかがでしょう。
閉会式は11月26日。競技日程をチェックして、ぜひ足を運んでみてください。
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文・構成/HugKum編集部




