【調査概要】調査期間:2026年4月1日~4月12日 回答者数:小学生の子どもがいる保護者 495人
目次
小学生の習い事の数は? 「1~2つ」が主流に
まず、現在の子ども1人当たりの「習い事の数」をたずねてみたところ、もっとも多かったのは「1つ」(140人)、続いて「2つ」(137人)という結果となりました。いろいろな事情で習い事を1〜2つに絞る家庭が多いことがうかがえます。
一方で、「習い事はさせていない」(75人)と答えた家庭も3番目に多く、習い事をしていない家庭も一定数あることがわかりました。

小学生の人気習い事トップ3! 水泳・英語・塾が上位に
では、実際にどのような習い事が選ばれているのでしょうか。
現在通っている習い事の内容を見てみると、1位は「水泳」(143人)となり、2位以下を大きく引き離し、圧倒的な人気となりました。続いて、2位は「英語・英会話」(100人)、3位は「塾」(94人)となっています。将来につながるスキルや学力を意識した習い事が、上位を占める結果となりました。
また4位に入っている「その他」の自由コメントには、プログラミングや公文、テニスなど多彩な回答もみられ、子どもの興味や個性に合わせて、習い事の選択肢が広がっている様子がうかがえます。

習い事の数は満足? 約7割の親が「ちょうどいい」と実感
子どもの習い事の数について、保護者の実感もきいてみました。
もっとも多かったのは「ちょうどいい」で、約70%の保護者に選択されています。子どもの様子や生活とのバランスをみながら、多くの家庭が納得感のある選択をしていることがわかりました。
一方で、習い事が「多い」と感じている保護者は約10%、「少ない」と感じている人も約20%を占めています。時間や費用、子どもの負担や意欲など、さまざまな要素のあいだで悩みながら、それぞれのちょうどよさを模索しているのかもしれません。

「ちょうどいい」と感じる理由は?
習い事の数が「ちょうどいい」と答えた家庭では、生活全体とのバランスのよさが満足感につながっている声が多く挙がりました。学校や家庭での時間を圧迫せず、子どもが無理なく前向きに過ごせている様子がうかがえます。
- ・休みの日と、習い事の日のバランスがいいから。2日に1回習い事がある。(香川県/小学1年生の母)
- ・子どもが好きで、楽しく通えているから。(京都府/小学3年生の母)
- ・学校の宿題にもあまり影響なく、ゆったり過ごす時間や、休日の時間も確保できているため。(富山県/小学5年生の母)
- ・共働きなので送迎できるタイミングや時間などが限られて、これ以上は厳しいから。(北海道/小学5年生の母)
- ・遊ぶ時間もほしいと言うし、宿題もする時間もとって、睡眠もしっかりとらせたいから。(栃木県/小学5年生の母)
「多い」と感じる理由は?
習い事が「多い」と感じる背景には、スケジュールの過密さだけでなく、親の負担や費用面の重さもあるようです。子どもの希望を尊重したい一方で、日常生活へのしわ寄せに悩む声が目立ちました。
- ・子どもが「したい」と言うので、習い事をさせてますが、休む暇がないと思うから。(山口県/小学2年生の母)
- ・スケジュール管理が大変だから。(東京都/小学2年生の父)
- ・土日だけの予定が、平日も習い事になってしまい負担が多い。(山梨県/小学4年生の父)
- ・習い事にかかる金額が多くなる。(兵庫県/小学6年生の母)
「少ない」と感じる理由は?
一方で習い事が「少ない」と感じる家庭には、周囲との比較による焦りや、やむを得ない制約もみられました。心の中では増やしたい気持ちがありながら、現実との折り合いをつけているご家庭もあるようです。
- ・同じ年のお友達は3つ以上習っている子が多いので。(東京都/小学2年生の母)
- ・家から歩ける距離に習い事がなく、なにを習うにも送迎ありきのため平日は習わせられない。(東京都/小学3年生の母)
- ・暇そうだから。(東京都/小学4年生の父)
- ・周りの子はもっとやっているから。(福岡県/小学5年生の母)
- ・もう少し色々とやらせて子どもの可能性をさぐってみたいが、月謝などが高くて躊躇してしまう。(大阪府/小学6年生の母)
もし“ひとつだけ”なら…親が選ぶ最優先の習い事は?
では、子どもの習い事をひとつに絞るとしたら、なにが選ばれるのでしょうか。
アンケートでもっとも多くの支持を集めたのは「水泳」(97人)となり、次いで「英語・英会話」(77人)、「塾」(60人)と続きました。

習い事ごとに選択理由をみていくと、それぞれ子どもに身につけてほしい力や大切にしたい価値観が浮かびあがってきます。単なる人気だけでなく、「なぜそれを選ぶのか」という視点に、それぞれの家庭の考え方が表れているようです。
第1位「水泳」
水泳を選択する理由には、学校教育を補う視点や、一生ものの体力づくり、さらに精神面の成長への期待が多くみられました。「いざというときに命を守る力」として捉える声も多く、実用性と安心感の両面から支持されていることがうかがえます。
- ・泳ぎは「今小学校で習わない」と周りから言われたので。(東京都/小学1年生の母)
- ・リスク管理にもつながるだろうし、呼吸の大切さを身をもって体感できると思う。(東京都/小学3年生の母)
- ・泳力向上だけではなく、体力がついたり風邪をひきにくくなったり、我慢強くがんばる精神力が鍛えられたり、総合的にメリットが多いと実感しているから。(京都府/小学3年生の母)
- ・泳ぐのが元々好きそうだったので、好きを活かしてあげたかったから。(神奈川県/小学4年生の母)
第2位「英語・英会話」
グローバル化を見据え、早い段階から英語に触れさせたいという意識が強くみられました。将来への投資という側面も大きく、「英語を話せるようになってほしい」という保護者の思いがにじみます。
- ・これから先の未来は英語で会話が当たり前になると思うし、海外で仕事をすることになったときに困らないようにするため。(山口県/小学2年生の母)
- ・言語習得能力は小さい子ほど高いと思うから。(鳥取県/小学4年生の父)
- ・将来的によさそうだから。(徳島県/小学4年生の母)
- ・外国人の方も増えていて、今後英語が話せることは必須になると思うから。(北海道/小学5年生の母)
第3位「塾」
学力向上や受験といった具体的な目標を背景に、優先度の高い習い事となっているようです。「今の学び」と「将来の進路」の両方を見据える声が多くみられました。
- ・中学受験の選択肢を用意してあげたい。(福岡県/小学3年生の母)
- ・学習習慣を身につけるため。(静岡県/小学5年生の母)
- ・受験のためやむを得ないから。(千葉県/小学6年生の父)
- ・将来の選択肢を広げるには勉強ができた方がいいと思うから。(群馬県/小学5年生の母)
第4位以下「ピアノ」「通信教育」「その他」
指先の器用さを育てたい、ライフスタイルに合わせて無理なく学ばせたい——そんな価値観も見えてきました。目的や学び方の違いによっても、それぞれの家庭で選ぶ習い事が変わってくるようです。
【ピアノ】
- ・集中力、指先の訓練などバランスがよいので。(東京都/小学3年生の母)
- ・今しかできない。大人になってからやるとなるとお金も場所もいるから。(愛知県/小学3年生の母)
- ・ピアノは手先も脳も感覚も使うから。(大阪府/小学3年生の母)
- ・毎日練習することで学べて、習慣が身につく。その子なりの上達や変化が必ずあるので気づいてほしい。(東京都/小学6年生の母)
【通信教育】
- ・タブレット学習だから勉強にも遊びにもなっている。(東京都/小学2年生の母)
- ・学校の授業についていくため。(兵庫県/小学5年生の母)
- ・移動時間がなく時間の確保がしやすいから。(京都府/小学5年生の母)
- ・塾に行きたくないと子どもが言うため。(徳島県/小学5年生の母)
また「その他」では、プログラミングやテニスといった習い事に加えて、「本人がやりたいものを選ばせたい」といったコメントも多く寄せられました。子どもの気持ちを大事にしながら選ぶ…親のあたたかなまなざしが感じられます。
“ちょうどいい”が見つかる「習い事との向き合い方」

今回の調査からは、多くの家庭で、学習や体力、生活リズムとのバランスをもとに、習い事をていねいに選んでいることがうかがえました。子どもの成長を願いながらも、宿題や遊び、睡眠といった時間も大切にしたい親の思いが背景にあるようです。
大切なのは、なにを選ぶかだけではなく、「その子にとって無理のないペースかどうか」。周りと比べるのではなく、わが子のペースに目を向けながら見守っていく——そんなかかわり方が、子どもたちの将来への前向きな一歩へとつながっていくのかもしれませんね。
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文・構成/牧野 未衣菜
