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「パンにチーズをのせる」など子どもが“自分で手を加えて食べる”体験を

「つなぎごはん」とは、「子どもが園や学校から帰ってきたあと、晩ごはんまでの時間を『つなぐ』ごはん」のこと。新谷さんもお子さんたちの「おなかすいた〜!」の声に急かされながら夕飯を作ることもあったと言います。
「お菓子をあげると食べすぎてしまい夕飯が食べられなくなってしまうので、我が家では子どもが小学生になった頃から、平日は自宅にお菓子を置かないようにしました。おなかがすいたら、冷凍しているおにぎりやパンを食べてもらうようにしています。
最近は、動画配信サイトで料理動画を見ながら、食パンにソースとマヨネーズ、ピザチーズをかけるなど、自分たちでアレンジを楽しんでいます」(新谷さん)
そんな新谷さんのおすすめは、子どもに“自分で手を加えて食べる”という体験をさせてみること。手軽に楽しくできるアプローチとして、次の3つを教えていただきました。
パンにチーズをのせる、冷凍したおにぎりをあたためる
「小学校低学年くらいのお子さんなら、この辺りの簡単なものから始めてみるといいですね」(新谷さん)
「こねる」「まるめる」「包む」などの工程を手伝ってもらう
「ぎょうざやつくね、ハンバーグなどのメニューは、小さなお子さんでも楽しく作ることができる工程があります。子どもがこねたり、まるめたりしてくれている間にママやパパが副菜を作れば、時短にもなりますよ」(新谷さん)
ホットプレートを活用して「各自が焼く」スタイルに
「親戚や友人などが集まることも多い週末におすすめです。たこ焼きやお好み焼き、焼き肉など、各自で焼いて食べられるメニューにすれば、準備も簡単ですし、みんなでワイワイ楽しめます」(新谷さん)
火を使わずにレンジで完成!「タコライス」
お手軽なのに、ワンプレートで栄養満点の「タコライス」は、見た目の華やかさに加え、夏っぽさも感じられるのでお友達が家に遊びに来るときにもおすすめです。
“夏休みのレスキューレシピ”として、火を使わずにレンジで完結できる作り方を教えていただきました。

【材料】2人分
合挽肉…200g
玉ねぎ…1/2個(100g)
【A】ケチャップ…大さじ3
【A】中濃ソース…大さじ1
【A】小麦粉…小さじ2
【A】砂糖…小さじ1
【A】塩…小さじ1/4
【A】こしょう…少々
ミニトマト、リーフレタス、ピザ用チーズ…適量
ごはん…2杯
【作り方】
【1】玉ねぎはみじん切りにする。ミニトマトは半分に切る。リーフレタスは食べやすくちぎる。
【2】耐熱ボウルに【A】を混ぜ合わせ、合挽肉、玉ねぎを入れてさっくりと混ぜる。ボウルに沿わせるように薄く広げ、ふんわりラップをしてレンジで5〜6分加熱する。火が通ったらとろみが出るまで全体をよく混ぜる。
【3】器にごはんを盛り付けてリーフレタスをのせ、【2】をかける。ミニトマトを添えて、ピザ用チーズをのせる。
「火を使わないので、レンジから出す際のボウルの熱さにだけ気をつければ、お子さんでも安心して一緒に作れると思います。リーフレタスをちぎったり、チーズをのせたりする工程だけでも十分楽しめますよ。
大人の方は、タバスコやチリパウダーで辛味をプラスするのもおすすめです」(新谷さん)
おすすめレシピ①:とろりと甘いバナナがおいしい「キャンディバナナ春巻き」
続いて『つなぎごはん』から、夏休みにぴったりの楽しいレシピを2つご紹介します。

【材料】子ども1人分
春巻きの皮…1枚
冷凍バナナ(1.5cmの輪切り)…4つ
シナモンパウダー…少々
サラダ油…小さじ1/2
【作り方】
【1】春巻きの皮を4等分に切り、上下のふちに水をつける。
【2】バナナをのせてシナモンパウダーをふって、巻く。両端にも水をつけて、キャンディ包みにする。
【3】アルミホイルにサラダ油をひき、キャンディに油をからめてから、アルミホイルごとトースターで4分ほど焼く。
筆者も子どもと一緒に作ってみたところ、そのかわいさとおいしさに大盛り上がり。包むだけなのに、「自分で作れた」という達成感を感じられるようで、「バナナ春巻き一緒に作ろうよ」とたびたび提案してくれます。
お菓子を食べるよりも、栄養満点だし、からだにもうれしい。大人も家事や仕事の合間につまみ食いしたくなるおいしさです。
おすすめレシピ②:具材を混ぜて焼くだけ「しらすのお好み焼きオムレツ」

【材料】大人2人分(直径20cmのフライパン1台)
キャベツ…2枚
たまご…3個
しらす…大さじ2
牛乳…大さじ2
塩…少々
サラダ油…大さじ1/2
中濃ソース・青のり…適量
【作り方】
【1】キャベツを5mm幅の細切りにする。
【2】ボウルにたまごを割って溶き、しらすと牛乳、塩を加えて混ぜる。
【3】フライパンにサラダ油を入れて、中火にかけ、キャベツを炒める。しんなりしてきたら生地を流し入れる。
ヘラで大きく混ぜながら半熟になるまで焼く。フタをして、弱火で2~3分蒸し焼きにする。
【4】焼き目がついたら裏返し、さらに1~2分蒸し焼きにする。ソースをかけて、青のりをふる。
しらすにキャベツに卵。栄養満点なのに混ぜて焼くだけという神レシピです。生野菜や魚がちょっと苦手なうちの子どももパクパク食べてくれるので、ひんぱんに作っています。夕飯にあと一品足したいときにも、おすすめです。
数分で作れるので、「ごはんができるまで、とりあえず、これを食べててね」とすぐに食卓に出せるのもうれしいポイントです。
学童、塾弁など、悩ましいお弁当作り。乗り切るコツは“構成を決めて作ること”

「夏休みになってから、学童のお弁当作りに悩まされる親御さんも少なくないかもしれません。お弁当となると、見栄えを良くしなきゃ、こだわらなきゃと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、私は、シンプルがいちばん良いと思っています」と新谷さん。
新谷さんは、下記の4つの要素でお弁当を構成しているそうです。
- 1.メインのメニューが1つ
(つくねやからあげ、チキンカツなど) - 2.卵焼き
- 3.野菜のおかずが1つ
- (きゅうりのお漬物やにんじんのナムル、ブロッコリーのおかか和えなど)
4.ミニトマト1個
「例えばからあげの場合、前日に下味をつけて冷蔵庫に入れておけば、翌朝の工程を減らすことができます。時間のあるときに大量に揚げておき、冷凍をするという方法も◎です。だいたいのメニュー構成を考えておくことが、楽にお弁当作りと向き合うコツです」(新谷さん)
1か月以上、毎日続く夏休みのごはん作り。新谷さんのレシピを味方に、肩の力を抜きながら、「楽しく、おいしく」を合言葉に料理と向き合うのが、乗り切るポイントと言えそうです。
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はらぺこさん、これ食べて待ってて~!
「つなぎごはん」とは、こどもが園や学校から帰ってきたあと、晩ごはんまでの時間を「つなぐ」ごはんのこと。急いでしたくはしているけれど、晩ごはんができあがるまでには、まだちょっと時間がかかる。でも、はらぺこさんが「おなかすいた!」って言いはじめた……! そんなときに活躍するのが、「つなぎごはん」です。「これ食べて待ってて~!」と、パパっと作れる手軽なものから、これでおなかいっぱいになってしまってもいっか、と思えるものまで、こどもにもおとなにもやさしい栄養満点のレシピ。こどもの「はらぺこ度」に応じてレシピを選ぶことができます。
撮影:中村寛史 スタイリング:久保田朋子
お話を聞いたのは
管理栄養士、料理家、フードコーディネーター。祐成二葉氏のアシスタント、祐成陽子クッキングアートセミナー講師を経て独立。離乳食やお弁当など、手軽に作れておいしいレシピに定評がある。著書に『小学生のお料理ブック:ぜ~んぶひとりでできちゃう!』(家の光協会)、『つくりおき幼児食 1歳半〜5歳:まとめて作ってすぐラクごはん♪』(西東社)、「電子レンジで無理なく作る夏の体にいいおかず」(主婦と生活社) など。
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