夏季限定、京都の「老舗店のかき氷」を食べよう!
盆地である京都の夏は暑く厳しいもの。そんな夏の京都には、夏だからこそ食べられるデザートがあります。それは、夏季限定で提供される老舗の「かき氷」です。
今回ご紹介する京都の『大極殿』、『中村藤𠮷本店』では、期間限定でかき氷を販売されています。どちらも、厳選された材料を使い、老舗の技術が詰まった上質なかき氷を楽しむことができます。夏の間しか食べられない、京都のかき氷を親子で楽しんでみませんか?
四条高倉『大極殿本舗 本店』
『大極殿本舗(だいごくでんほんぽ)』は、明治18年に「山城屋」の屋号で創業し、いち早く京都にカステラを広めた老舗の和菓子店です。四条高倉にある本店の奥には、喫茶スペース「甘味処 栖園(せいえん)」が併設されています。モダンでゆったりとした店内は、ベビーカーや小さな子ども連れの方もOK。親子で季節のお菓子を楽しむことができ、かき氷は毎年6~9月限定で販売されています。


『大極殿本舗 本店』でいただく「ミルクミント氷」
一番の人気は「ミルクミント」。ふんわりとした氷にミントのシロップ、寒天がトッピングされていて、そして氷の中にはもちもちした白玉もあり、食感が楽しい一品です。

運ばれてくると、そのきれいさに思わず「うわー!」と声が出てしまいます。見ているだけでも涼やかな気分になれます。
氷はしっかり冷たいけれど、口当たりが柔らかく、不思議と頭が「キーン」としません。ミントのシロップは子どもでも食べられるくらいのちょうど良い清涼感。ほんのりミントの爽やかな香りがします。ミントのシロップと練乳はお好みで追加できるのもうれしいですね。

そのほかにも、かき氷の種類はたくさんあるので、お好みのかき氷を選ぶことができます。

月替わりで楽しめる「琥珀流し」も人気
かき氷のほかに年齢を問わず人気なのが、柔らかな寒天に蜜をかけていただく「琥珀流し」です。こちらも『大極殿本舗』の看板商品だそう。蜜は月ごとに変わり、季節で違う味を楽しむことができます。

『大極殿本舗』の銘菓を手土産に
『大極殿本舗』は、京都でカステラをいち早く広めたお店です。カステラは和菓子である、という思いから「春庭良(カステーラ)」と名付けられ、ふっくらしっとりとした上品な甘さのカステラは、今でも毎日多くの方が買いに来られます。

「春庭良」を包んでいるのは、大正時代に使われていた包装紙を復刻したもの。クラシックなデザインは歴史を感じ、見ていてとても楽しいです。ぜひ包装紙も広げて見てみてください。

また、たっぷりの卵と小麦粉で作られた皮に白餡を包んだ「大極殿」は店名の由来になった商品です。そのほかにも丁寧に作られたおいしいお菓子がたくさんあります。

六角店は歴史的な建物を楽しめる
四条高倉にある本店以外にも、本店から徒歩5~6分ぐらいの場所に『大極殿本舗 六角店』があります。そちらは、歴史のある京町屋が魅力の店舗です。慶応元年に建てられた貴重な建物もぜひ見てください。

こちらの六角店にも甘味処が併設され、かき氷やお菓子を楽しむことができます。しかし、こちらの六角店より、四条高倉の本店の方が席数も多く広いので、小さい子ども連れやベビーカーと一緒に来店される方は、本店の方がおすすめだそうです。
本店でかき氷を食べて、その足で六角店へお土産のお菓子を買いに行くのもいいですね。
【大極殿本舗 本店】
・住所:京都府京都市中京区高倉通四条上ル帯屋町590
・営業時間:9:30~18:00(甘味処は10:00~17:00)
・休日:水曜日
・Instagram:https://www.instagram.com/daigokuden.honpo/?hl=ja
宇治『中村藤𠮷本店』
『中村藤𠮷本店』は、創業安政元年(1854年)の日本茶の老舗です。宇治駅を降りてすぐのところにある本店には、明治・大正時代の製茶工場を改装したカフェがあり、そこでは期間限定のかき氷をはじめ、日本茶を使ったスイーツやお菓子などを楽しむことができます。

きれいなお庭を眺められるカフェスペース
お店に入り、奥に進むとカフェがあります。中庭には立派な黒松があり、きれいなお庭を眺められるカフェは、暑い夏のオアシスのような心地のいい空間です。



席に着くといただけるウェルカムドリンクは、『中村藤𠮷本店』のお茶。季節によって提供されるお茶が変わります。

宇治茶の本場でいただく夏限定の「宇治きん氷」
『中村藤𠮷本店』を訪れたらいただきたいのは、夏限定の「宇治きん氷」です。ふわふわの氷に、濃厚な抹茶蜜、中には白玉、小豆、抹茶ソフトクリーム、生茶ゼリイが入った、ボリューム満点のかき氷です。

まずは、シンプルに抹茶蜜をかけて氷をいただきます。ふわふわの氷は、毎年、氷の薄さや口当たりなどを細かく調整されているそう。一口食べると、口の中で氷が溶け、甘く爽やかな抹茶の風味が広がります。

抹茶の味わいを楽しんだら、そのあとは白玉や小豆など、お好みの組み合わせでいただくのがおすすめです。食べ進めるごとに味が変わり、最後まで飽きずに楽しめるのがうれしいですね。
抹茶蜜は本格的な抹茶が使われていますが、甘味があり、苦味が残らないので、子どもも食べることができます。
本店しか味わえない贅沢な「生茶ゼリイ」もおすすめ
かき氷のほかにも、『中村藤𠮷本店』に来たら食べたいのが「生茶ゼリイ」です。上質な抹茶の味わいを閉じ込めたゼリイと、抹茶アイスクリーム、白玉、小豆が入った本店でしか味わえないぜいたくな一品。つるりとした喉越しがおいしいゼリイは、独自の製法で挽きたての抹茶をすぐにゼリイにしたもの。フレッシュな抹茶の風味を味わうことができます。

お土産におすすめお茶やお菓子
『中村藤𠮷本店』では、高い品質のお茶はもちろん、生茶ゼリイやお茶を使ったお菓子なども販売されています。お茶を使ったチョコやお菓子は人気があり、お土産におすすめです。ぜひ旅の思い出に持ち帰りたいですね。


【中村藤𠮷本店】
・住所:京都府宇治市宇治壱番十番地
・営業時間:銘茶売場10:00~17:30/カフェ10:00~17:30(LO16:30)(蕎麦 LO16:30)
受付は16:00まで
・休日:HPなどで確認してください
・HP:https://tokichi.jp/
親子で夏にしか食べられない京都の老舗店のかき氷を食べに行こう
暑い夏の京都は、美味しいかき氷が食べられる季節です。今回ご紹介した『大極殿本舗』、『中村藤𠮷本店』どちらも京都を代表する老舗です。冷たいだけじゃない上質なかき氷に出合えるでしょう。
どちらもアクセスしやすく、観光スケジュールにも組み込みやすい場所にあります。夏に京都を訪れたら、ぜひ親子で老舗店のかき氷を食べてみてください。
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この記事を書いたのは
京都生まれ・京都育ち。趣味は旅行と街歩きで、新しい場所を見つけることや、おいしいものを食べることが大好き。現在も京都に暮らしながら、日々京都の新たな魅力を探しています。親子で楽しめるお出かけスポットや体験施設、地元ならではの魅力を発信中。お出かけが楽しくなる情報をご紹介します。京都メディアライン所属。
構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)