【調査概要】調査期間:2026年8月14日~8月31日 回答者数:0~12歳の子どもがいる保護者209人
目次
お泊まり経験がある家庭は約4人に1人
まず「子ども同士でのお泊まりの経験」を聞いてみたところ、「ある」と答えた人は約27%、「ない」と答えた人は73%でした。お泊まり経験がある家庭は約4人に1人となっています。
友だちと過ごす特別なイベントである「お泊まり会」を実際に経験している家庭は少数派。お泊まりをする機会は限られているのかもしれません。

お泊まり経験が「ない」理由は?
では、子ども同士のお泊まりを経験していない家庭には、どのような理由があるのでしょうか。
◆「まだ小さい」「ひとりで寝られない」子どもの年齢や自立面が気になる
・まだ幼稚園児で、親と離れて泊まるには早いと感じているためです。(埼玉県/女性)
・ママ抜きで寝られないから。(愛知県/女性)
・年齢が低く、自分のことができないため。(群馬県/女性)
◆「相手に負担をかけそう」「なにかあったら…」気遣いや安全面への心配
・掃除や食事の準備、気遣いなどが大変そうだし、自分自身にそうした経験がないから。(東京都/女性)
・相手のご家庭に気をつかってしまうので、お泊まりをさせようと考えたこともありませんでした。(北海道/女性)
・負担を考えるとお願いしづらい。なにか起きたときのことも心配だからです。(東京都/女性)
「ひとりで寝られるか」「身の回りのことを自分でできるか」など、子どもの成長を見ながら、お泊まりのタイミングを慎重に考えている家庭が多いようです。また、相手の家庭への負担や、万が一のトラブルへの不安も、お泊まりをためらう理由になっていることがうかがえました。

「お泊まりデビュー」は何歳? 最多は4~5歳
では、お泊まり経験のある家庭では、何歳ごろに初めてのお泊まりを経験したのでしょうか。
「子ども同士で初めてお泊まりをした年齢」を聞いてみたところ、もっとも多かったのは「4~5歳」の17人。次いで「小学校低学年」が13人、「小学校高学年」が7人でした。
初めてのお泊まりを未就学児から小学校低学年ごろに経験した子が多いことがわかります。

【お泊まり会を開くとき】なにを確認する? 事前のすり合わせと準備がポイント
では、実際に友だちを自宅に迎えるとき、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。「相手の家庭に事前に確認しておきたいこと」と「自宅で準備しておきたいこと」に分けて見ていきましょう。
【事前に確認】1位は「アレルギー」。生活習慣や家庭のルールもすり合わせて
経験の有無に関わらず、事前に確認しておきたいことを聞いたところ、もっとも多かったのは「アレルギーの有無とその内容」で76人。次いで「子どものこだわり、ルーティーンの有無」が49人、「おねしょの有無」が32人でした。

自由回答では、事前の確認についてこのような声も寄せられました。
・食物アレルギーや食事、就寝時間、ゲームやスマートフォンの扱い、緊急時の連絡先などは、保護者同士が事前に気兼ねなく確認できることが大切です。(神奈川県/男性)
・低学年のうちは、親同士が知り合いであることが前提かなと思います。アレルギーや就寝時間など、事前に伝え合えると安心して預けられます。(埼玉県/女性)
お泊まりでは、食事やお風呂、就寝、朝の準備まで、普段よりも長い時間を一緒に過ごします。家庭では当たり前になっている生活習慣やルールも、相手にはわからないもの。アレルギーや食事はもちろん、就寝時間やゲーム・スマートフォンの使い方など、必要なことはあらかじめ保護者同士で確認しておくと安心です。
また、慣れない環境でなかなか寝付けなかったり、途中で「家に帰りたい」となったりすることも。緊急時の連絡先とあわせて、困ったときにはどうするかまで話しておけば、いざというときにも対応しやすくなりそうです。

【自宅で準備】気になるのは「食事」が最多! トイレやお風呂の清潔さも
では、自宅でどのようなことを気にかけているのでしょうか。実際にお泊まり会を開こうと想定した際に気にかけることを聞いたところ、もっとも多かったのは「子どもの食事内容」で70人。次いで「トイレやお風呂が清潔かどうか」が32人、「自分が泊まりに来る友だちを知っているかどうか」が30人でした。
やはり気になるのは「食事」。事前に確認したアレルギーや好き嫌いなどを踏まえて、無理なく食べられるものを用意しておくと安心です。また、トイレやお風呂など、泊まりに来た子が使う場所を整えておくことを意識する家庭も多いことがうかがえました。

【お泊まり会へ送り出すとき】行儀や身支度、持ち物を親子でチェック
今度は、わが子が友だちの家へ泊まりに行く場合です。経験の有無に関わらず「お泊まりに行くときに気にかけること」を聞いてみたところ、もっとも多かったのは「お泊まり先での子どもの行儀」で77人。次いで「自分が泊まりに行く先の友だちを知っているかどうか」が38人、「子どもの食べ物の好き嫌い」が36人でした。

自由回答からも、子どもの行儀や身支度などを気にする声が寄せられました。
・礼儀や身支度など、失礼のないように自分のことは全て自分でできるようになってから考えようと思っています。(東京都/女性)
・相手の親がどのような人かによって、気遣いがかなり変わってくるのが大変かなと思っています。(東京都/女性)
・お菓子や遊び道具など、どのようなものや、どのくらいの量を持たせていいのかわからない。(群馬県/男性)
友だちの家では、あいさつをする、脱いだものを片付ける、自分の荷物を管理するなど、子ども自身で行動する場面も増えます。「使ったものは片付けよう」「自分の荷物は自分でまとめよう」など、気をつけたいことを送り出す前に親子で確認しておくと安心です。
また、食べ物の好き嫌いや生活面で配慮してほしいことがあれば、事前に相手の保護者へ伝えておきましょう。手土産やお菓子、ゲームなどの遊び道具を持たせるか迷った場合も、相手の家庭にあらかじめ確認しておけば、「持たせすぎた」「相手の家のルールに合わなかった」といったトラブルを防ぎやすくなりそうです。
「一生の思い出に」お泊まりは子どもにとって“小さな冒険”

食事や生活習慣の確認、相手の家庭への気遣いなど、普段の遊びとは少し違った準備が必要なお泊まり会。アンケートでは「いい経験になる」「一生の思い出になる」など、子どもがお泊まりを経験することに前向きな声も寄せられました。
・よその家での振るまい方など、勉強になる部分もあると思うので、機会があれば経験できるといいと思います。(茨城県/女性)
・一生の思い出として残ると思うので、一度はやってみる価値があると思います。(埼玉県/女性)
・子どもにとってもいい経験になるので、親も前向きに、相手のご両親との関係をつくりながら迎え入れたい。(東京都/女性)
・親から離れたり、友だち同士で過ごしたりする貴重な機会なので、たくさん経験できたらいいなと思います。(大阪府/女性)
仲のいい友だちと、いつもより長い時間を一緒に過ごす。そして、自分の家とは違うルールや習慣に触れる。そんなひとつひとつが新鮮な体験となり、いつもの日常から一歩踏み出す「小さな冒険」になるのかもしれません。
もしお泊まりの機会が訪れたら、今回ご紹介した声も参考に、相手の家庭と必要なことをすり合わせながら、親子で準備をしてみてはいかがでしょうか。
こちらの記事もおすすめ
↓↓HugKumファミリー層のあれこれ調査記事はこちら↓↓
この記事を書いたのは
子育てや教育分野を中心に取材・執筆。また、認定NPO法人で、不登校やさまざまな困難を抱える子どもたちと関わっています。2児の母としての子育ての実感も重ねながら、日々の悩みや、子育てのリアルな声を丁寧にすくい上げ、やさしく伝える記事づくりを心がけています。
