【調査概要】調査期間:2026年8月5日~8月19日 回答者数:0~12歳の子どもがいる保護者298人
目次
うれしい出産祝いでも「使い道に迷った」ものとは?
出産祝いは、赤ちゃんの誕生を祝ってくれる気持ちがうれしいもの。ただし、好みやサイズが合わなかったり、使う機会がなかったりすることもあるようです。ママ・パパたちに「使わなかったもの」「困ったもの」を聞いてみると、もっとも多かったのは「好みに合わないベビー服」(91人)。次いで「特になし」(67人)、「置物」(37人)という結果になりました。
「特になし」が2位に入っていることから、出産祝いで困った経験がない人もいるようです。一方で、ベビー服や置物などは、好みやサイズ、使い道に迷うケースもあることがわかりました。

自由回答にはそれぞれのアイテムについて、さまざまな声が寄せられました。
「ベビー服」はサイズや季節選びが難しい?
ベビー服のサイズや季節、デザインが合わず、思うように着せる機会がなかったケースが挙がりました。赤ちゃんの成長は早く、ちょうどいいサイズになる頃には季節が変わっていたり、いつのまにかサイズアウトしてしまったりすることもあるようです。
- ・9月生まれなのに半袖をもらい、すぐ秋になって肌寒くなってしまい、長く着られなかった。 (埼玉県/女性)
・新生児の靴や帽子など。外出することがほとんどない時期なので使わなかった。(北海道/女性) - ・シンプルなものが好きなのですが、いただいたベビー服がかなり派手だった。ありがたかったけど、ちょっと困りました。(山口県/女性)
「大きなおもちゃ」「置物」は置き場所に悩むことも
サイズの大きなぬいぐるみやおもちゃ、置物などは、住まいのスペースによって置き場所に悩むケースもあるようです。とくに大きなものや飾って楽しむものは、スペースがあるかどうかも、贈る前に考えておきたいポイントであることがわかりました。
- ・大きいぬいぐるみは場所を取ってしまった。(奈良県/女性)
- ・乗りもの玩具で置き場所に困ってしまった。(兵庫県/女性)
・ベビーシューズをモチーフにした陶器の置物。かわいいけど、飾るところもあまりなく困った。(兵庫県/女性)
・大きなままごとセット。部屋が狭いので、場所を取ってしまった。(奈良県/女性)
特別感のある「名入れギフト」ならではの悩みも
赤ちゃんの名前が入った、世界にひとつだけの名入れギフト。特別感があり記念になる一方で、名前の見え方や、使い終わったあとの扱いに悩むケースもありました。サイズアウトしても手放しにくいなど、名前が入っているからこその悩みもあるようです。
- ・名入れの服。すぐに着られなくなったけど、なんとなく捨てにくかった。(埼玉県/女性)
- ・大きな名前が入っているTシャツ。他人に名前がわかってしまい、プライバシーに触れるから困った。(兵庫県/女性)
・名入りのベビーグッズ。人に譲ったり売ったりできず、使い終わったあとの扱いに困りました。(埼玉県/女性)
出産祝いでもらってうれしかったものランキング! 「現金」「商品券」が上位に
では、実際にもらってうれしかった出産祝いはどのようなものだったのでしょうか。アンケートで選んでもらうと、1位が「現金」(179人)、2位「商品券やギフトカード」(137人)、3位「ベビー服」(100人)という結果になりました。
現金や商品券といった自由に使えるものから、ベビー服や育児グッズなどの品物まで、さまざまな贈りものが挙がっています。

「これは気が利く!」と感じたアイテムとその理由とは?
さらに、ママ・パパが「これは気が利く」と感じた出産祝いについても具体的に聞いてみました。

①【現金・ギフトカード】好きなものが選べるのが魅力
ランキングでも上位だった現金やギフトカード。自由回答では、好きなものを選べることや、ほかの人からの贈りものと重複しにくいことを喜ぶ声が寄せられました。必要なものを必要なタイミングで選べることが、うれしさにつながっているようです。
・西松屋などで使える商品券。好きなものが買えるから。(大阪府/男性)
・現金、ギフトカード。重複しないため。(岡山県/女性)
・カタログギフト。自分がほしいものを選べる。(愛知県/男性)
②【ベビー服】サイズと季節がピッタリなものを
「使い道に迷ったもの」にも挙がったベビー服ですが、すこし先の成長を見越して選んだアイテムは重宝することも。なかでも、成長してから着られる大きめのサイズを喜ぶ回答が見られました。実際に着る頃の季節まで考えて選ぶことがポイントになりそうです。
- ・子どものブランド服。自分ではなかなか購入しないから。(鳥取県/女性)
- ・ニューバランスのファーストシューズ。シューズも高いので、おしゃれなものをいただけてうれしかったです。(埼玉県/女性)
- ・70~80サイズのセパレート服や、すこし大きめの80~90サイズの洋服。おでかけが増える生後半年~1歳以降にもっとも活躍するため、先を見据えたギフトとして本当に助かりました。(栃木県/女性)
③【おむつ・おしりふき】毎日使える実用品が人気
毎日の育児に欠かせない、おむつやおしりふき。たくさん使う消耗品だからこそ、すぐに役立ち「助かった」と感じた人も多かったようです。
- ・大量のおしりふき。とくにコストコのものは容量もさることながら、拭きやすく使いやすかった。(三重県/男性)
- ・新生児の頃は買い物に出かけられないので、現金よりも、おむつとおしりふきの方がすぐに使えて助かった。(群馬県/女性)
・おむつケーキ。写真映えがするので、よかった。(北海道/女性)
④【おもちゃや絵本・離乳食グッズ】すこし先に使えるものも重宝
今すぐ使うものだけでなく、成長とともに出番がやってくる育児グッズも挙がりました。離乳食用の食器やおもちゃ、絵本など、これから必要になるものを先回りした贈りものも喜ばれているようです。
・Combiの離乳食食器セット。すごく助かったし、使いやすかった。(愛知県/女性)
・音の出るおもちゃやぬいぐるみ。子どもの知育や、あやすときに役立ったから。(徳島県/女性)
・読み聞かせ絵本。生まれたばかりの子にまずなにを読み聞かせればいいのかわからないため助かりました。(新潟県/男性)
⑤【ママ・パパ向け】育児中の暮らしを助けるものもうれしい
出産祝いというと赤ちゃん用品を思い浮かべがちですが、毎日のお世話に追われるママ・パパを気遣ったものも喜ばれていました。温めるだけで食べられる食品やママが使えるアイテムなど、赤ちゃんだけでなく親にも目を向けることが、贈りもの選びのヒントになりそうです。
- ・スープストックトーキョーのスープセット。電子レンジ調理で食べることができて、調理も片付けも簡単で、涙が出るくらいうれしかったです!(愛知県/女性)
- ・ママ用のバスローブ。子どものものをもらうことが多いけど、母のことを考えてくれててうれしい。(茨城県/女性)
- ・ランチ用のレトルト食品。大人1人分の食事を準備するのは面倒だし、子どもの世話をしながら準備するのも手間なので、ありがたかった。(熊本県/女性)
喜ばれる出産祝いを選ぶには? ママ・パパからのアドバイス
最後に、これから出産祝いを贈る人に「意識してほしいこと」も聞いてみました。実際に出産祝いを受け取ったママ・パパだからこそ感じたポイントを見ていきましょう。

親しい間柄なら「ほしいものを聞く」のが確実!
喜んでもらえるものを贈りたいけれど、なにが必要かわからない…。そんなときは、相手にほしいものを聞いてみるのもひとつの方法のようです。
- ・親しい仲であれば、希望を聞いてしまうのがいちばんかと思います。出産前に親御さんがすでに用意しているものもあるので、その方が確実にほしいものをあげられると思う。(千葉県/女性)
- ・すでに用意していたり、こだわりがある場合もあるので、パパママの希望を聞いて贈るのがいちばん喜ばれると思います。(埼玉県/女性)
迷ったら「自由に選べる贈りもの」という選択肢も
相手の希望を直接聞くのが難しい場合は、商品券やカタログギフトなど、受け取った人自身が必要なものを選べる贈りものも選択肢になります。好みや手持ちのものを気にせず選びやすいほか、毎日の育児で使う消耗品をおすすめする声もありました。
- ・消耗品かカタログギフトが安心です。(神奈川県/女性)
- ・現金か商品券など、自分で選んでもらえるものがおすすめです。(兵庫県/女性)
- ・ものだと好みがあるので、できるだけ現金や商品券のほうがいいと思う。(大阪府/女性)
赤ちゃんを祝う気持ちと一緒に「親へのねぎらい」も
赤ちゃんへの贈りものが多いなかで、「出産おつかれさま」の一言やちょっとした贈りものを添えることも、うれしい心遣いになりそうです。赤ちゃんだけでなく、頑張った親自身にも目を向けてもらえたことが、うれしさにつながるのかもしれません。
- ・赤ちゃんへのプレゼントに目がいきがちですが、命がけで出産し、寝不足で育児に奮闘しているママへのギフトは想像以上に響きます。 私は友だちからヘッドスパのギフト券をもらってうれしかったです! (奈良県/女性)
- ・出産祝いで、息子へのプレゼントと別に、スイーツやグルメなどいたわってくれるプレゼントをくれた友人がいました。本当にうれしかったので、私も友人には「ベビーとママ、それぞれに渡そう」と思っています!(北海道/女性)
“相手を想う気持ち”を贈りものに

出産祝いでは、好きなものを選べる現金やギフトカードのほか、少し先に使えるものや毎日の育児に役立つもの、ママ・パパを気遣う贈りものも喜ばれていました。
「今、何があったらうれしいかな」と、赤ちゃんと家族の暮らしに思いを寄せながら、その家族にぴったりの贈りものを見つけてみてくださいね。
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この記事を書いたのは
子育てや教育分野を中心に取材・執筆。また、認定NPO法人で、不登校やさまざまな困難を抱える子どもたちと関わっています。2児の母としての子育ての実感も重ねながら、日々の悩みや、子育てのリアルな声を丁寧にすくい上げ、やさしく伝える記事づくりを心がけています。
