35歳以上の元恋人と元夫婦が織りなす予測不能の愛の行方とは?

韓国の人気恋愛リアリティ番組をベースに日本版として製作され、人気を博してきたPrime Video配信の『ラブ トランジット』。かつて恋人同士だった複数の元カップルが、約1か月間の共同生活を送る中で、元恋人との復縁か、それとも新たな恋へと進むのかを選択していくという、筋書きのないリアルなドラマが展開されます。そんなシリーズ最新作『ラブ トランジット 35+』(全8話)が10月22日(木)20時より、プライム会員向けに独占配信されました。
今回は“35+”ということで、なんと参加者全員が35歳以上の元恋人や元夫婦。これまでにない大人向けの新シリーズとなり、HugKum世代のママやパパたちは、まさにド真ん中のターゲットとなりそう。これまでどおり、誰が誰の元彼&元ダンナ、元彼女&元ヨメ(=X)なのかは、参加者同士にも明かされないまま共同生活がスタートします!

MCは、YOU、杏、Snow Manの渡辺翔太、令和ロマンの松井ケムリ。参加者の動向に鋭いツッコミを入れたり、驚嘆したり、涙腺崩壊となったりと大忙しです(笑)。MCが見る者の気持ちを代弁してくれることも多々あって、「そうだよね」「わかるわかる」と、気づけば相づちを打ちながら見ていく感じになるかと思います。
自分が次なるパートナーに求める内容がかなりリアル!

今回参加した、大人の男女10名。年齢も職業も伏せられていますが、元恋人と元夫婦というペアでの参加なので、その組み合わせを予想しながら観ていきます。
恋愛経験や職業、家族構成などのバックグラウンドが徐々に明かされていきます。皆35歳以上ということで、人生の酸いも甘いも噛み分けてきた世代の男女だからこそ、それぞれのエピソードに深みがあります。また、地に足がついている方が多く、互いを思いやれる余裕があるのも大人ならではかと。当然ながら、「もう失敗はしたくない」ということで、「自分が次に選ぶパートナーに何を求めるべきか」と、冷静に相手を吟味していく過程も大いにうなずけます。

また、これまでのシリーズどおり、元恋人(X)が書く「相手のトリセツや魅力」を綴った紹介文を本人が読み上げる名物シーンがあります。そこは、一挙に紹介されるのではなく、適材適所に挿しこまれるのですが、その内容がかなりエモーショナルで、過去に培った2人にしかわからない深い絆が垣間見え、見ているほうも感情を大きく揺さぶられます。
恋愛のアプローチ方法も、人それぞれです。深い洞察力や、恋愛スキルを発揮する人もいれば、シングルで子どもを育てている親ならではのぶれない責任感を持って相手に接していく人もいる。今回の相手を“最後の人”にしたいと宣言する人もいます。

「恋愛って、気持ちだけではどうにもならない」と、久しぶりの恋に苦悩する人もいれば、初めて元恋人と真正面から向き合えて良かったと感謝する人、改めて別れた原因を咀嚼してみて、「やっぱり無理だ」と判断する人など、本当に十人十色。見ていくうちに、どうしても自分自身の恋愛&結婚経験と重ねあわせてしまいそう。人によっては、もう心の奥底にしまいこんでいたはずの思い出の“玉手箱”を開けてしまうかもしれません。
My Little Loverの名曲で涙腺スイッチオン

話数を追うごとに、波乱の展開が待っているのもお約束どおり。知られざる参加者の一面が見えて、驚かされそう。また、きっとこの人とこの人が復縁する! とか、新しい相手と結ばれそう! と、予測しながら見ていくのも実に楽しいです。
また、特筆すべきは、絶妙なタイミングで流されるテーマソング。1996年にリリースされたMy Little Loverの名曲「NOW AND THEN ~失われた時を求めて~」ですが、35歳オーバーの大人たちが織りなすラブストーリーをノスタルジックかつエモーショナルに彩ります。これを聴くと、涙腺スイッチ作動のシーンも!
単なるお相手探しにとどまらず、過去を清算したり、自分自身が新しい未来へと一歩踏み出せたりする成長ドラマとしても、大いに見応えがある本シリーズ。復縁か? それとも、新しい恋にトランジット(乗り換え)するのか? 複雑に交差する感情がリアルに映し出されていくので、各話に見どころが満載です。

また、見終わって気づいたことは、改めて今の自分の人生とパートナーや家族に感謝したり、久々に自分の過去を見つめ直したりする機会をもらえるような作品にもなっていること。いろんな意味でおすすめですので、秋の夜長に、ぜひご覧ください。
『ラブ トランジット 35+』は10月22日(木)よりPrime Videoで配信中!
話数:全8話
配信中 第1話-第3話
10月29日(木)20時 第4話-第6話
11月5日(木)20時 第7話-第8話
※作品の視聴には会員登録が必要です。(Amazon プライムについて詳しくは amazon.co.jp/primeへ)。
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この記事を書いたのは
三重県出身の映画ライター、編集者、時々カメラマン。ファミリー向けエリア情報誌編集長を経てフリーに。2022年より高知へ移住し、時々上京。映画やドラマなどのエンタメ関連のインタビューや舞台挨拶、コラムなどをメインに執筆。好きな俳優はブラッド・ピット、生涯ベスト映画と座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』。好きな動物はパンダで、家中がパンダまみれ。趣味はゴスペル、ケーナ演奏、食べ歩き、顔ハメ写真撮影。お酒好きが高じ、2024年に土佐酒アドバイザーを取得