熊本は“恐竜化石”の宝庫です! 「熊本ふっこう応援割」で恐竜たちに会いに行こう

「熊本ふっこう応援割」で行く熊本の旅、第2弾は“恐竜”をテーマにお届けします。熊本県の地下には、恐竜が大繁栄した白亜紀の大地が広がっていて、現在も多くの化石が発見されています。そのため県内には、御船町に「御船町恐竜博物館」が、天草市に「天草市立恐竜の島博物館」があり、現在も発掘調査や化石の研究が進められています。今回は、恐竜マニア垂涎の2スポットを紹介します。

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「御船町恐竜博物館」~九州最大規模! 恐竜の大行進が観られます!

「御船町恐竜博物館」がある御船町は、熊本市内から車で約30分の場所にあります。同町の公式観光サイトを見てみると、キャッチフレーズに“恐竜の郷”とありますが、それはこの町が1979年、日本で初めて肉食恐竜の化石が発見された町で、その後、現在に至るまで魚竜や翼竜、草食恐竜など多彩な恐竜の化石が発見されているからです。

圧巻! 恐竜の全身骨格が並ぶ展示「恐竜進化大行進」

「御船町恐竜博物館」は2014年4月にオープン。以来、独自の調査・研究を推進し、生命史についての最新の学説を取り入れた展示をしています。その魅力は、世界中から集められた恐竜の全身骨格が並ぶ「恐竜進化大行進」と呼ばれる展示です。19体の恐竜が所狭しと並ぶ展示は迫力満点! とても見応えがあります。

©熊本県観光連盟

同館の常設展示は「導入・太古の世界の探求」「白亜紀の御船」「脊椎動物の進化」「恐竜たちの世界」「生命と地球」という5つのテーマで構成されていて、恐竜の全身骨格をはじめ、約850点の資料が展示されています。

2014年にリニューアルされてからは、展示パネルの解説はできるだけシンプルにして、詳しい解説はスマートフォンやタブレットで読むことができる展示情報システム「キュラトリアルノート」を導入しており、見学に疲れたらベンチで休みながら手元でじっくり解説を読むことができます。

博物館のバックヤードの見学や体験教室も

「オープンラボ」と称するバックヤードでは、研究施設や作業風景が常に公開されていて、博物館の職員の仕事を見学することができ、そのほかにも「化石のクリーニング体験」や「恐竜缶バッジ作り」などの体験教室が月替わりで開催されています(要予約)。

©熊本県観光連盟

観覧したあとは、博物館に隣接する「御船町観光交流センター」へ。

センター内にはミュージアムショップが設置されていて、さまざまなオリジナルグッズをゲットすることができます。また、9000万年前の化石や恐竜と写真を撮影できるトリックアートのコーナーもあって、旅の思い出の一枚を撮影することも可能です。

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●御船町の情報や化石発掘の予約は「恐竜の郷 みふね町」 >>>

「天草市立御所浦 恐竜の島博物館」~御所浦島にある“恐竜の島”

 もうひとつの博物館は、大小120の島々からなる天草の御所浦島にある「天草市立御所浦 恐竜の島博物館」です。定期船や貸切の海上タクシーに乗って御所浦港で下船すると、すぐ目の前にあります。3階建ての建物で、館内は1階と2階が常設展示室、3階が展望デッキとコミュニティーセンターになっています。

博物館の入口では、実物大の恐竜の足跡が出迎えてくれます

この足跡は、御所浦にある無人島・弁天島で発見された約1億年前の肉食恐竜がベースになっていて、足跡の大きさから体長5m前後の恐竜ではないかと推測されているそうです。

同館は2024年にリニューアルしたばかりで、そのコンセプトは“天草1億年の大地の記録が学べる”というもの。

5つのエリアで構成されている常設展示。世界の恐竜の全身骨格も

常設展は「プロローグ:地球誕生から恐竜時代へ」「白亜紀の天草」「研究を支える世界の化石」「新生代の天草」「現代の天草」の5つのエリアで構成されていて、天草地域で発見された貴重な化石を中心に、世界の恐竜の全身骨格なども含めて約2000点の標本が展示されています。

常設展示のエントランスでは、地球誕生から恐竜時代までの足跡を辿る展示があります。

1階吹き抜けスペースにある等身大の大型恐竜の骨格(レプリカ)展示は2階から眺めると、また異なる光景が広がります。

2階の常設展示室には、新生代から現代までの化石や生物を学べるほか、写真のように天草に生息する生きもののはく製がズラリと並ぶエリアも。

穏やかな表情で、どこか愛着が湧く動物(写真上)は、国内最古の大型哺乳類・コリフォドン類。御所浦町・牧島の海岸から頭骨や下あごなどの化石が発見されています。

トリゴニア砂岩化石採掘場では、化石を探す体験もできます

「恐竜の島博物館」の近くには、「トリゴニア砂岩化石採集場」があって、中生代白亜紀(約1億年前)の貝やアンモナイトなどの化石を探す体験をすることもできます。体験は有料ですが、常駐スタッフの解説も聞けるので学びながら楽しめますし、採集した化石は5つまで持ち帰ることが可能となっています(ただし貴重な化石は持ち帰り不可)。御所浦島は、別名「化石の島」と呼ばれるほど多種多彩な化石が見つかるそうなので、採集の成果はかなり期待できそうです。

なお、御所浦島には、ほかに日本最大級の肉食恐竜の歯が発見された高さ200mの「白亜紀の壁」や、「化石だらけの海岸」など、地質的な貴重なスポットが多数点在していて島全体が博物館のようです。

11月29日まで「化石発見クルーズ」が運航されています

さらに、土日祝日のみの運航となりますが、2026年は11月29日まで「化石発見クルーズ」も運航しています(要予約)。御所浦港から出航して、船でしか行けない採石場跡地に上陸して化石を採集するクルーズで、ホームページを見る限り、現在まで参加者の化石発見率は100%とのこと。恐竜や化石が大好きな方なら間違いなく楽しめる旅になるでしょう!

●「天草市立御所浦 恐竜の島博物館」>>>

●島情報や化石クルーズ情報は「御所浦.net」>>>

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この記事を書いたのは

山津京子 ライター

大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。主に子育て、食・旅・美術関連の取材記事を担当。これまで手がけた小学館での単行本には、『ひとり親でも子どもは健全に育ちます』(佐々木正美:著)、『自分の番を生きるということ』(佐々木正美:著、相田みつを:書)、『池波正太郎の愛した味』(佐藤隆介:著)、『楽しく脳活 クイズで学ぶ浮世絵入門』(監修:藤澤紫)などがある。

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