「ダンシングヒーロー」で大ブレイク!akaneさん、ダンスと出会うきっかけは母

80年代の大ヒット曲「ダンシングヒーロー」に合わせ、高校生たちが当時流行したボディコン姿でクオリティの高いダンスを披露。大ブレイクした大阪府立登美丘高等学校ダンス部のコーチとして、一躍有名人となったakaneさんに、HugKumがインタビュー! 

子どもの頃からダンスを続けてきた彼女ですが、今やダンスにとどまらず映像やCM制作にかかわるなど、その多才さを見せてくれています。そんなakaneさんにダンスとの出会いや、わが子にダンスを習わせたいと思っているHugkumママへ、ダンスとの最初の一歩についてのアドバイスをお聞きしました。

ダンスに出会ったきっかけは母だった

“非日常”が楽しかった

ダンスを始めたのは3歳の頃でした。もともと自分から教室に入りたいと言ったわけではなかったのですが、幼稚園に通っていたころ、体を動かすことやお遊戯が好きだった私を母が見ていて「ダンスを習わせてあげたい」と思ってくれたんです。そこで連れて行ってもらったのが近所のダンススクールでした。

そこでダンスを習うのですが、そのダンススクールは数多くあるようなダンススクールとちょっと形態が違っていて、スタジオで踊るだけというのでなく、ダンスの舞台を作っていくところでした。そこでかわいい衣装やかっこいい衣装を着て、メイクをしてもらい照明を当ててもらい……。ダンスを好きになるのと同時に、小さな女の子にとってそんな非日常を感じられることはとても嬉しくて、どんどんダンスにハマっていきました。

始めさせたからには、辞めさせられることもなかった

母に入れてもらったダンス教室ですが、私自身ダンスが大好きになっていったので、辞めたいと思うことはもちろん、「やらされている」と思うこともありませんでした。

もともと目立ちがり屋だったので、ダンスが私の性格にも合っていたということなのだと思います。そういった意味でも、私の得意なこと、性格を見極めてダンスという習いごとを始めさせてくれた母には感謝ですね。

小中高とそのままずっとダンスを続けていき、進路を決める時期になると、もっとダンスを極めたいと日本女子体育大学に進むのですが、「私たちがあなたにダンスをやらせたから辞めさせたりはしない。好きにしていいよ」と言って両親は応援してくれました。

ダンスから身についたこと

私は、ダンスは人に見てもらうものだと思っています。一人で自己満足の中で踊ることも悪いとは言いません。けれど、恥ずかしくても人に見てもらったほうが、見てくれた人の反応も分かるので、あらゆる角度に意識が及ぶようになります。そういうところから、ダンスの上達が違ってくるのです。

日々そういった環境でステージに立っていたので、度胸も着きました。大人になると人前で何かをする機会って多くなると思うんです。そういう意味でもこういう場所に慣れて、いつもの自分の力をちゃんと発揮できることは、プラスになると思います。

そんな中で「今度はこのステージの真ん中で踊りたい」と、もっと上を目指す思いに繋がっていきました。

 

akaneさんの振り付けで踊るダンサーたち

 

これからダンスを始めるお子さんに

リズム感は全ての運動の基礎に役立つ

私は3歳の頃に出会ったダンスを「もっともっと」という思いで続けてきた結果が今につながりますが、当然ダンスをしている人みんながずっとダンスを続けていくかは分かりません。それでも、ダンスという音楽に合わせて体を動かす(リズムをとる)ことは、運動全般にもとても基礎的なところに関わると思うんです。

以前あるサッカー選手にお会いした時に、サッカーにもリズムは大事だと言っていました。例えば、ブラジルにはサンバなどの音楽やダンスがとても身近にあるから、リズムをとるということが日常的に身についていて、そういった環境がプレースタイルにも表れていると思うというお話を聞いたとき、なるほどと思いましたね。

リズム感はできるだけ小さいうちに養っておく方がいいと思います。とはいえ、やりたくない子を無理に習わせるのは難しいと思うので、そういう子や、まだダンスをどんなものか知らないお子さんには、まずダンスの楽しさを知ってもらいたいです。

本当はお子さんにもダンスのステージを生で見てもらい、その臨場感や興奮をぜひ生で感じて欲しいですね。でもそれが難しければ、Youtubeなどのダンス映像を見せたりすることもアリだと思います。最近はアニメや戦隊もののテレビでもキャラクターがダンスをすることが多いですよね。そういう好きなものとダンスをつなげて、身近に感じていってほしいなと思います。

 

 


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akaneさん

プロフィール:akaneさん(振付師)

登美丘高校ダンス部のコーチとして、80年代のヒット曲「ダンシングヒーロー」に合わせ、ダンス部が当時流行したボディコン姿でクオリティの高いダンスを披露した映像を2017年youtubeに公開。映像は1ヵ月で再生回数900万回を超えるほどの注目を集めた。現在は同高校の振付師の他にアーティストの楽曲振り付け、映像やCM制作などに関わり活動は多岐にわたる。

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