野菜嫌いなお子様のお弁当は、食べてくれるかメニューに悩むことも多いのでは?ここでは、野菜嫌いな子でも食べやすいメニューを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載された中から6品ピックアップ。どれも簡単に作れるメニューばかりなので、試してみてくださいね。
野菜嫌いの子におすすめのお弁当のおかず
【1】キャベツときのこの青椒肉絲
子どもの苦手なピーマンをキャベツに代えてやさしい味わいに。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
牛薄切り肉 300g
キャベツ 1/4個
玉ねぎ 1/2個
エリンギ 2本
【A】
しょうゆ 大さじ1
ウスターソース 大さじ1
みそ 大さじ2
砂糖 大さじ1
サラダ油 適量
◆作り方
【1】キャベツは3cm幅に切り、玉ねぎとエリンギは薄切りにする。
【2】フライパンにサラダ油を熱して【1】を炒め、しんなりしたら取り出す。
【3】【2】のフライパンにサラダ油を足し、牛肉を加えて炒め、肉の色が変わったら【2】を戻し、混ぜ合わせた【A】を加えて調味する。
教えてくれたのは
尾田衣子さん
「ル・コルドン・ブルー」やイタリアにて料理を学び、OLから料理研究家に転身。現在、「料理教室Assiette de KINU」を主宰。男の子のママでもある。
『めばえ』2014年2月号
【2】野菜のかくれんぼグラタン
野菜が苦手…そんな子供には、細かく刻んで、見えなくするのが◎。表面をソースとチーズで覆って!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
マカロニ 60g
ベーコン 3枚
ほうれん草 3株
にんじん 1/4本
玉ねぎ 1/3個
バター 5g
【A】
ホワイトソース(缶詰) 1缶(290g)
牛乳 1カップ
塩・こしょう 各少々
溶けるチーズ 約80g
◆作り方
【1】玉ねぎは粗みじん切りにし、ベーコンは1cm四方に切る。
【2】マカロニは表示時間通りにゆでる。途中でほうれん草とにんじんを加えてざるにとり、粗く刻む。
【3】フライパンにバターを熱し、【1】を炒め、【A】を加えて軽く煮、【2】を混ぜ、塩、こしょうで味を調える。
【4】耐熱容器に薄く油(分量外)を塗り、【3】を入れてチーズをのせ、トースターで約5分焦げ目がつくまで焼く。
教えてくれたのは
阪下 千恵さん
料理研究家、栄養士。おいしくて、栄養バランスのいいレシピが人気。二人の女の子のママ。
『めばえ』2015年4月号
【3】オニオンソースのやわらか豚肉焼き
子どもが嫌いな野菜として名高い玉ねぎは、煮詰めると甘みが増してグッと食べやすくなります。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
豚ロース肉(生姜焼き用) 250g
玉ねぎ(小) 1/2個
【A】
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ3
砂糖 小さじ1/2
じゃがいも 2~3個(300g)
水 100ml
バター 小さじ2~3
ごま油 大さじ1
◆作り方
【1】豚肉は筋があれば切り落とし、食べやすい大きさに切ってバットに入れる。すり下ろした玉ねぎと【A】を混ぜて、30分漬けおく。
【2】じゃがいもは洗って皮ごとラップをし、電子レンジに2~3分(600Wの場合)かけてから半分に切る。
【3】フライパンを中火にかけてごま油をなじませ、【1】の肉を焼いて取り出す。
【4】【1】のバットに残ったたれをフライパンに入れて、水、バターを加え、ヘラでなじませながら2~3分煮詰める。
【5】【2】と【3】を、【4】のフライパンに戻して絡め、器に盛って、好みでバター(分量外)をのせる。レタスやミニトマト(各分量外)を添える。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
いざわゆみこ/料理家。調理師、国際中医薬膳師、中医師の免許をもち、健やかな体作りをサポートする食レシピを多数考案。旬の食材の効能と素材の味を生かした料理に定評があり、発酵食と身近な薬膳を組み合わせた独自のメソッドが人気。テレビの料理番組、雑誌、書籍、カタログなど幅広く活躍。
『めばえ』2017年3月号
【4】キャロット・コインバーグ
にんじん嫌いな子供に沢山食べさせたい!そんなときにオススメの一品。にんじんを丸々1本すりおろしてハンバーグに混ぜちゃいます。すりおろしているのでたっぷり混ぜても美味しさはバツグンです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
にんじん(小) 1本
玉ねぎ 1/2個
合びき肉 250g
【A】
トマトケチャツプ 大さじ2
中濃ソース 大さじ2
バター 大さじ1
塩 小さじ1/2
オリーブ油 大さじ1
◆作り方
【1】ボウルにひき肉、塩、オリーブ油小さじ1を入れて、よく混ぜる。にんじんと玉ねぎをすりおろして加え、粘りが出るまで混ぜ、小さく丸める。
【2】フライパンを中火にかけ、残りの油をなじませて【1】を焼き、返して【A】と水1/2カップを加えてふたをする。中弱火 にし、煮汁がハンバーグに絡むまで煮込む。
*お好みでサラダを添えても(レタス、 赤パプリカ、缶詰のコーンをドレッシ ングで和える)。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
調理師、国際中医薬膳 師・中医師。旬の食材 の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理 が人気。NHK『あさイチ』などテレビでも活躍 中。一女の母。
『ベビーブック』2017年2月号
【5】にんじんの照り焼きハンバーグ
にんじん嫌いな子供に沢山食べさせたいときにオススメ。にんじんを丸々1本すりおろしてハンバーグに混ぜながら、豆腐も入っています。すりおろしているのでたっぷり混ぜても美味しさはバツグン。おろしたにんじんで仕上がりもジューシーに。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
にんじん 1本
玉ねぎ 1/2個
木綿豆腐 1/2丁
【A】
合いびき肉 300g
小麦粉 大さじ2
卵 1個
塩 小さじ1/2
サラダ油 大さじ1
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
◆作り方
【1】にんじんはすりおろし、玉ねぎはみじん切りにする。豆腐をキッチンペーパーに包んで耐熱皿にのせ、電子レンジ(600Wの場合)で2分加熱して水きりする。
【2】ボウルに【1】と【A】を入れて、手でよく混ぜ合わせ、小判形に丸める。
【3】フライパンにサラダ油を中火で熱して【2】を並べ入れ、焼き色がついたら裏返し、水50ccを加えてふたをし、3分ほど蒸し焼きにする。砂糖、酒、しょうゆの順に加えて煮からめる。
*ゆでたじゃがいもやアスパラガスを添えても。
教えてくれたのは
鈴木 薫さん
おしゃれで実用的なレシピが人気。双子の女の子と、男の子の母。
『ベビーブック』2012年5月号
【6】ほうれん草のパングラタン
パンにグラタンをのせて食べるのがおすすめ!子供が好きなお魚との組み合わせでほうれん草嫌いを克服していきましょう。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
ほうれん草 1/2束
甘塩鮭 2切れ
バゲット(薄切り) 12~16枚
バター 大さじ1
小麦粉 大さじ1
牛乳 200cc
塩 小さじ1/2
ピザ用チーズ 大さじ4
◆作り方
【1】ほうれん草はサッと洗ってラップに包み、電子レンジ(600Wの場合)で2分ほど加熱する。水にさらして水けを絞り、粗みじん切りにする。鮭は皮と骨を除いて1cm角に切る。
【2】フライパンにバターを熱して【1】を炒め、小麦粉を加えてサッと炒める。牛乳と塩を加え、かき混ぜながらとろりとするまで煮る。
【3】耐熱皿に半分に切ったパンを敷いてまわりにも並べ、【2】を入れて、チ ーズを散らす。オーブントースターで10分ほど焼く。
教えてくれたのは
鈴木 薫さん
おしゃれで実用的なレシピが人気。双子の女の子と、男の子の母。
『ベビーブック』2012年5月号
【7】野菜たっぷりホイコーロー
肉に片栗粉をまぶすのがおいしく作るポイント! タレがからんで味がバシッと決まります。ピーマン嫌いのお子さんにもおすすめ!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
豚こま肉 200g
片栗粉 小さじ2
キャベツ 1/4個
ピーマン 3個
サラダ油 大さじ1
【A】
甜麺醤 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
砂糖 大さじ1
おろしにんにく 小さじ1/4
鶏がらスープの素 小さじ1/4
ごま油 大さじ1/2
◆作り方
【1】キャベツは食べやすい大きさに切り、ピーマンは乱切りにする。
【2】フライパンに豚肉を入れて片栗粉をもみ込み、サラダ油を回し入れて強火で熱し、中火にして両面を4分ほど焼く。
【3】【2】に【1】を加えて強火で炒め、キャベツがしんなりしたら、【A】を加えてサッとからめ、仕上げにごま油を混ぜる。
教えてくれたのは
みきママさん
オリジナルの節約ごちそうレシピで人気の〝おうち料理研究家 〟。ブログ「藤原家の毎日家ごはん。」は1日平均120万PV以 上のアクセスを誇る。夫と三人の子どもの五人家族。
『ベビーブック』2015年10月号
主食で野菜嫌いを克服!ごはんもののレシピ
【1】ピーマンとたくあんのキッズキンパ
蒸し焼き+ごま油でピーマンの青くささが消滅!ピーマン嫌いの子供もチャンレンジしてみてください。
◆材料
(キンパ8~10本分)
ピーマン 4個
たくあん 80g
おかか 5g
のり 4~5枚(半分に切る)
【ごま油ご飯】
ご飯 茶わん3杯分(450g)
ごま油 小さじ1/2
マヨネーズ小さじ1
塩 2つまみ
白いりごま 大さじ1
塩 小さじ1/5
ごま油 小さじ1
◆作り方
【1】ピーマンとたくあんは4cm長さの細切りにしてフライパンに移し、塩とごま油をふる。蓋をして中火で5分ほど蒸し焼きにしたあと、おかかを和える。
【2】のりに、材料を混ぜたごま油ご飯を適量広げ、【1】をのせて巻く。巻き終わりは下にしておく。
【3】【2】の表面に薄くごま油(分量外)を塗り、白いりごま(分量外・適量)をふる。好みで半分に切る。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
いざわゆみこ/料理家。調理師、国際中医薬膳師、中医師の免許をもち、健やかな体作りをサポートする食レシピを多数考案。旬の食材の効能と素材の味を生かした料理に定評があり、発酵食と身近な薬膳を組み合わせた独自のメソッドが人気。テレビの料理番組、雑誌、書籍、カタログなど幅広く活躍。
『めばえ』2017年3月号
【2】ピーマン・にんじん・玉ねぎのケチャップライス
子どもが大好きなケチャップごはんに混ぜ込んで、嫌いな野菜を克服!
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
ピーマン 1個
にんじん 1/4本
玉ねぎ 1/4個
豚ひき肉 100g
サラダ油 大さじ1
ごはん 茶碗2.5杯分
トマトケチャップ 大さじ3
塩 少々
◆作り方
【1】ピーマンはヘタと種を取り、みじん切りにする。にんじんと玉ねぎはみじん切りにする。
【2】フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚ひき肉を炒める。肉の色が変わってきたら、【1】を加えて炒める。野菜がしんなりしたらごはんを加え、さらに炒める。
【3】ケチャップを加えて全体を混ぜ、お好みで塩を加えて味を調える。
教えてくれたのは
松尾みゆきさん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍の傍ら、幼児がすすんで食べるおいしさと栄養にこだわったメニューを日々考案している。二児の母。
『めばえ』2018年7月号