コップ飲み練習はいつから?
コップ飲みの練習は実際に必要なのか、またいつから始めるのがいいのか、初めてのママには分からないことばかりですよね。ポイントをまとめてみたのでチェックしてみましょう。
そもそもコップ飲みの練習は必要?
大人には簡単に思えるコップで飲む動作ですが、唇で押せば出てくる乳首を使っている赤ちゃんには、吸うという力がついていません。そこで、最初は唇で押しながら軽く吸えば出てくるスパウトで、その後しっかり吸う力が必要なストローを使います。それから、こぼさないように量を調節しながら飲むコップ飲みのトレーニングへと段階を追って進めることが必要です。
コップ飲みの練習はいつから?遅くてもいつまでに?
赤ちゃんのコップ飲みは、離乳食が順調に進み2回食になる7ヶ月頃からスタートするのがいいようです。コップ飲みに必要な好奇心が湧いてきたり、口の発達が見られる時期だからです。また、1歳で保育園に入園する場合には、この時期にはトレーニングを始めたいもの。また、母子手帳の1歳6カ月の記録のページにも、「自分でコップを持って水を飲めますか」というチェック項目があります。そのため、7カ月くらいから初めて、1歳過ぎくらいまでに飲めれば安心です。でも、子どもの成長はそれぞれなので、焦りは禁物。あくまでも目安なので、無理せず取り組んでいきましょう。
ママたちが実践したコップ飲み練習法
HugKum編集部がママたちにどのように練習したのかを聞いたところ、さまざまな答えが挙がってきました。取り入れやすそうな方法でトライしてみるのがオススメです。
大人の真似をさせる
ママや兄弟が飲み方を見せてあげるという人も多いよう。大人にとっては普通のことでも、赤ちゃんからしたら、コップを斜めに傾けるということが分からない場合も多いですよね。
「最初は大人が手を添えて飲ませる練習をしたり、大人が飲むふりをして、真似させた」(30代・兵庫県・子ども2人)
マグマグやストローマグを併用する
ストローなど、ステップアップできる便利なマグが売っているので活用したり、また、少しトライして難しい場合にはストローを使わせてあげるなど、コップ飲みに拒否感を抱かせないことも大事なようですね。
「月齢で使う飲み口を変えていき最後にコップをしてみたら普通に使えてあふれてもさほど気にならなかった」(30代・北海道・子ども1人)
「ストローマグと並べて好きな方を選ばせた」(30代・愛知県・子ども1人)
お風呂で練習すれば、こぼしても安心
意外と多かったのがお風呂で練習するという声。確かにこぼしてしまったことへのママのストレスは激減しますよね。ごくんと飲まさずに口に入れる練習、と考える人が多いようです。
「こぼしても大丈夫なようにお風呂場で裸で練習した (冷えないように温まりながら)」(30代・長野県・子ども2人)
「実際に飲ますわけではないが、お風呂で遊ばせていた。こぼしても問題なし」(30代・神奈川県・子ども1人)
持ちやすい取っ手付きのコップを使う
両手で使える持ち手があると、まっすぐ口に持っていけて、口元で押さえるのも簡単なのでコップに慣れるのに便利。こぼしても胸元にこぼれるだけなので、拭きやすいですよね。
「嫌がる事はなく、興味深々で楽しそうに飲んでいたためわからない。 こぼしてしまっても一緒に布巾で拭く練習をした」(30代・愛知県・子ども2人)
「両手の取手があって持ちやすい」(30代・千葉県・子ども2人)
ペットボトルを使う
子どもが興味を示しがちなペットボトルを使ったという人も。飲み口が小さいので、赤ちゃんにはちょうどいいのかもしれないですね。
おちょこを使う
こちらも小さい飲み口を生かした形ですね。下がカーペットやクッションマットの場合には、使いやすいかもしれません。量も少なめなのでこぼした時のダメージも少なくてすみそうです。
コップ飲みを嫌がるときの対処法
コップ飲みのトレーニングを始めてみると、簡単にはいかないことや、途中で嫌になってしまう子も出てくるはず。そんな時、ママ・パパたちはどんな風にしていたのか、対処法を聞いてみました。
やる気を出したらやらせる
コップ飲みも、赤ちゃんの成長によってできる時期は大きく違います。食事中など、ママたちがコップで飲んでいるのに興味を持ったらトライさせるとスムーズですよね。
無理をさせず、怒らない
トレーニングがうまくいかない場合など、つい早く飲めるようにさせなきゃと思ってしまいがち。でもいつかは飲める、こぼすのも当然とゆったり構えるのも大事なようです。
「嫌がる時は無理強いせずこぼしても怒らず。 親が子供に飲ませていたら自然と自分で飲みたがるようになり少しずつ自分で飲めるようになりました」(30代・静岡県・子ども2人)
強制しない
コップしか使わせないということはせずに無理ならすぐにストローに切り替えるという人も多いですね。
「コップで飲むのに慣れてきたら支える時間を短くした。 嫌がった時は無理せずにストローに切り替えた」(30代・北海道・子ども2人)
コップ飲み練習用のおすすめアイテム
赤ちゃん用品店やネットショップを見ると、ママたちがラクにコップ飲みのトレーニング用させられるようなマグがたくさんあります。オススメのものをラインナップしたので、ぜひ活用してみては。
ピジョン マグマグコップ
マグマグのコップ用トレーニングマグ。こぼれにくくまだ上手にコップ飲みできなくても安心の飲み口。ゆるやかなカーブが口角からのモレを防いでくれます。飲む様子を見ながら、調節パーツで水の流れ込む量を変えられるので徐々にトレーニングできます。フタ付きなので外出先でも便利に使えます。
「倒れてしまっても大量にあふれる心配がなかったのと、ストローパーツにも付け替えられるところが気に入った」(30代・奈良県・子ども2人)
「値段も安く、ステップアップできるから」(30代・北海道・子ども4人)
コンビ ラクマグ
赤ちゃんが持ちやすいように、持ち手が斜めになったラクマグ。5ヶ月頃からコップ飲みにチャレンジできるマグで、口でフチをくわえた時だけ、スリットから飲み物が出る構造に。他にはないコップ飲みトレーニング仕様にになっています。また、飲み口のパーツとパッキンが一体になっているので、付け忘れや、ズレによる漏れを防ぎ、お手入れもラクなのも嬉しいポイント。
「セットになっていたので買いましたが使いやすく、パッキンの替えも売ってるので良かったです」(30代・北海道・子ども1人)
Combi テテオ パーティーマグ
離乳の段階から長く使えるテテオのセット。3才までの赤ちゃんの口と手の発育を科学的に考えて作られたセットで、コップ飲みやストロー飲みもスムーズにできるようになっています。便利なストラップ付きで、外出時にベビーカーのハンドルにつければすぐに使えて便利。
アンパンマン ステップアップコップ
成長に合わせて2段階にコップ飲みトレーニングができるアンパンマンのコップ。まずは、少しずつゆっくり出てくる飲み口サポートをつけてトレーニング。飲み物が出てくるところを目で確認しながら飲むことができるので安心。上手に飲めるようになったら、サポートを外して両手付きマグとしてコップ飲みの練習に。底が広がっているデザインなので倒れにくく、やわらか底面で滑りにくいのも安心。飲んだ量が分かる目盛り付き。フタを押しこむだけの簡単組み立てで、洗いやすいシンプルな構造です。
「コップ飲みの練習を嫌がらないように、大好きなアンパンマンを選んだ。フタ付きだったし、口を付けやすい形だったので」(40代・新潟県・子ども3人)
「飲み口サポートがついていたので、大幅にこぼすことも少なかったです。 大好きなアンパンマンだから、積極的に使いたがっていました」(30代・東京都・子ども1人)
リッチェル アクリア コップでマグ 直飲みタイプ
コップ飲みのトレーニング用に作られたマグの直飲みタイプ。口当たりが柔らかな飲み口付きで、成長に合わせてステップアップ。まずは、飲み口にためてスプーン飲みを。上手に飲めるようになったら自分でごくごく飲む練習を。フタを外せば普通のコップとして使えるので長く使うことができます。フタがオールシリコーンゴム製なので密封性に優れているのも安心。
「友人や口コミの評価がよかった」(20代・広島県・子ども1人)
つよいこグラス
子どもの小さな手にも持ちやすい形状のグラスで、口に当たる部分を強化加工しているので割れたり欠けたりしにくく安心。小さい頃からガラスのグラスを使うことで、物を丁寧に扱う心を育みます。にっこり顔の小さなグラスに赤ちゃんのやる気も出てくるはず。
ミキハウス ファーストコップ
トレーニンマグのセットでストロー飲みまでマスターした赤ちゃん向けのファーストコップ。赤ちゃんの小さなお口にちょうどいい大きさのコップは、コップ飲みの練習用に程よい重さがある作り。最初はお母さんが一緒に支えてあげましょう。
コップ飲みは便利なトレーニングマグを使うのがオススメ
コップ飲みのイメージは湧きましたか?家にあるものでトレーニングをすることもできますが、トレーニング用のマグカップを使うと便利な機能もたくさんあり、ストレスを溜めることもなさそうです。また外出先でもトレーニングができるので、赤ちゃんの気分も変わって成功したなんてこともあるはず。ぜひぴったりのトレーニング方法を見つけて、楽しくコップ飲みトレーニングにトライしてくださいね。
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文・構成/HugKum編集部