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「SMBC つなげるラグビープロジェクト」小学生ラグビー体験会に行ってきました!
「SMBCつなげるラグビープロジェクト」は、ラグビー体験会を中心に、日本全国各地へラグビーの魅力や面白さを伝え、ラグビーの輪を広げていくプロジェクトです。ラグビー未経験者に向けた体験会を活動の軸とし、次のラグビーワールドカップに向けてラグビーファンを増やし、より多くの人をラグビーでつなげていくことを目的としています。プロジェクト1年目である今年は、東京、仙台での体験会に続き、花園、熊谷など様々な地域で体験会を開催予定です。
イベントの豪華ゲストにも注目!
プロジェクトの特別講師を務める元ラグビー日本代表主将の菊谷崇さんがコーチ!ラグビー日本代表応援サポーター2023を務めたモデルの東原亜希さん、浅野杏奈さんも参加者と一緒にラグビーに挑戦しました。
未経験の子どもたちとパパママがラグビーに挑戦!
イベントの参加対象は、小学校1~3年生とその保護者。今回のイベントには35組70名の親子が参加しました。
運動の前にウォーミングアップ。全身を使ったじゃんけんや、負けたほうが勝ちのじゃんけんで頭と体を使ったトレーニングで楽しみながら取り組みました。体幹を鍛えるために動物のポーズを取るなど、普段と違う準備体操に子どもたちはとても楽しそうでした。
ウォーミングアップが終わったら、4つのチームに分かれて練習をしていきます。はじめに、1列に並んで隣の人にボールをパスする練習からスタート。まずは、コーチたちに見本を見せてもらいます。ボールをバシッとキャッチする姿は、かっこいい!
はじめて使う楕円形のボール、うまくキャッチできなくてボールを落とすと、丸いボールとは違っていろんな方向に転がってしまうので拾うのが大変です。
チームで集まって、どうやったらうまくパスができるようになるのかパパ、ママ、子どもたち、メンバー全員で話し合い。
「ボールを拾うのが大変なら落とさないようにすればいいんじゃない?」、「落とさないようにするには、どうしたらいいかな?」、「ボールをキャッチするときに手でここに投げて欲しいって合図をしよう!」
みんなで話して、アイディアをたくさん出し合いました。初めて会った仲間とも相談しながらチャレンジすることで、一体感が生まれていきます。
30分もすると楕円形のボールを投げるのもキャッチするのも慣れてきた様子。チーム対抗、ボールパスリレーなどに、チームごと協力して取り組みました。それぞれのチームが徐々にまとまっていきました。
パスに慣れてきたところで、ミニゲームに挑戦!ボールを持っていいのは3秒だけ!走りながらパスをつなげるなど難しい動きに挑戦していきます。
ゲームの合間に作戦会議を何度も行います。「ゲームをやってみて、自分がうまくできているかどうか考えてみよう。チームで良かったところは、どこかな?次のゲームで心がけたほうがいいことはどんなところかな?」と菊谷コーチが子どもたちに声を掛けていきます。
話し合いをする度に、チームワークが良くなっていきます。イベント開始時は、初めて会うお友だちと緊張した様子もありましたが、気がついたら、もうすっかりチームメイト!声を掛け合ってひとつのボールを追いかける子どもたちの姿はとても輝いていました。
あっという間に、2時間の体験会が終了。はじめは慣れなかったラグビーボールをすっかり気に入り、「もっとやりたい!」「またラグビーやりたい!」という子どもたち。今日、ここで体験したことは大切な思い出になったはずです。
参加者親子の感想は?
充実の2時間、参加した親子の皆さんはお子さんとたくさんの会話が生まれていました。
普段の習い事ではなかなか得られない、同じスポーツを一緒の目線で取り組む体験を通して、親子の絆がぐっと深まったようです。
お父さん「家族でラグビーを観戦するのが好きで、SNSでこのイベントを知って子どももやってみたい!ということで参加しました。子どもと大人が一緒にラグビーをできる機会はなかなかないので、とても良い経験になりました。」
お子さん「ラグビーをいつも見ているだけだったけど、やってみて楽しかったです。最後のゲームが楽しくて優勝できて嬉しかったです。またみんなでやりたいです!」
お母さん「ラグビーを観戦したことはあるけれど実際にゲームをするのは初めてで、試合になったら親子で夢中になっていました。思うようなパスができなくて難しかったですが、すごく楽しかったです。」
お子さん「ミニゲームの時にボールを持ったまま思わず走ってしまって、時間切れになっちゃうことが多かったけど、楽しかったです。みんなで正確にパスをするにはどうしたらいいかなど、話し合ってできたのがよかったです。またラグビーの試合もママと見に行きたいです!」
プロジェクトの特別講師としての菊谷さんの想い
体験会ではチームで話し合いをたくさんするので、初めて会う子同士でも団結力が深められたと思います。1人ではなくてみんなで考えてチームの力にする。みんなで考えて問題を解決していくことは日常生活にもつながることなので、今日の経験を活かしてもらえたら嬉しいです。
ラグビーは激しくて難しいスポーツなので、いきなりラグビースクールで体験するのはハードルが高いかもしれませんが、この楕円球のラグビーボールで遊んでみようかなというくらいの感覚でいいので、いつも使っているボールと転がり方の違いなどを楽しんでもらって、ラグビーがもっとみなさんにとって身近な存在になったらいいですね。
これから各地をまわっていきますが、「イベントに参加してよかった!」と言ってもらえるようにみなさんが夢中になれるコンテンツをつくっていきますので、楽しみにしていてください。
SMBC 「つなげるラグビープロジェクト」 についてもっと知る
ラグビーの魅力とは?東原亜希さんのトークセッション
キックオフイベントということで特別講師を務める元ラグビー日本代表主将の菊谷崇さん、ラグビー日本代表応援サポーター2023を務めたモデルの東原亜希さんによるトークショーが行われ、司会はラグビー経験がある浅野杏奈さんが務めました。
–ラグビーの魅力とは?
菊谷さん:やっぱり友達ができるということですね。海外でもラグビーを通じてすぐ友達にもなれるし、一緒にやってきた仲間もできます。ひとつのボールをみんなで一緒に追いかけるというのが、コミュニケーションになっていると思います。
東原さん:2019年のワールドカップを見てから影響を受けて、息子がラグビーをやっていました。親としてはチームスポーツをやってほしいという想いがあったのですが、チームスポーツは自分だけが活躍すればいいわけではないので協調性が育める場だなと。
それに、ラグビーはお子さんそれぞれの得意を活かして、すばしっこい子はオフェンスに、身体の大きい子はディフェンスに、必ずどこかに自分が活躍できるポジションがあるというのが本当に素晴らしい競技だなと思います。
浅野さん:私も小学生の時にラグビーをはじめたのですが、あんまり運動神経が良い方ではなく、足も遅かったんです。でも、足が遅いからポジションがないのではなくて、スクラムを組んでいました。苦手なことがあっても、これはできる!というポジションが必ずあり、それぞれで補っていく感じがラグビーの魅力のひとつだなと感じます。
「手形で作る巨大アート」の第一弾の手形捺印式を開催
SMBCつなげるラグビープロジェクトの開催を記念して、手形の捺印式が行われました。記念すべき手形の第1弾に、三井住友フィナンシャルグループ広報部長 森田高さん、日本ラグビーフットボール協会最高事業遂行責任者 山神孝志さんも参加しました。
イベントに参加した子どもたち、親御さんも一緒に手形を捺印していきます。これから、どのような巨大アートが完成するのか楽しみですね。
ラグビーでつながる人を増やしたい
森田さん:ラグビー憲章にも書いてありますが、ラグビーはPassion(情熱)、integrity(高潔)、solidarity(団結力)、そういったものを育むスポーツです。この3つは、私たちSMBCも大事にしていきたい価値観です。この価値観を共有できる人たちが増えていけば、より良い未来が作れるのではないかという想いを込めまして、このSMBCつなげるラグビープロジェクトを立ち上げました。
SMBCでは、日本代表チームをはじめ未就学児から大学生まであらゆる世代のラグビーに関わっている人たちを応援しています。これからも日本ラグビーフットボール協会様と連携しながらこの輪をつなげていきますので、引き続き皆さんもご協力をいただければと思います。
山神さん:私自身ラグビーをずっとやってきたのですが、続けていて良かったと思うことは、ラグビーをやっていると友達が増えるということです。イベントを通して体験会に参加していただいたみなさんが、ラグビーに親しむきっかけになったら嬉しいです。ラグビーは、走る・キャッチする・投げる・キックするなど、さまざまな運動の要素を持つほかにはないスポーツですので、ぜひ楽しんでください。
ラグビーで広がる絆の輪
親子でラグビーを体験している姿を見て、「ラグビーをすれば友だちができる」という意味がとてもよくわかりました。1人では、できないスポーツだからこそチームメイトと深まる絆。この輪が全国各地で広がっていくといいですね。
今後のイベントなど詳細情報は、公式ページからご確認ください。
文/やまさきけいこ 撮影/廣江雅美