離乳食に油はいつからOK?使える油の種類や量は?おすすめ油も紹介!

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こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。炒め物に揚げ物など、私たち大人の料理に欠かせない「油」。離乳食をスタートしたころは使うのはNGと何となくわかるけど、いつから使えるようになる?どれくらい使ってもOKなの?と疑問になるところです。今回は、離乳食に油を使う時の使い方や注意点など話します。

離乳食に油や油脂類はいつから?

離乳食に油を使えるようになるのは離乳食後期ごろからを目安にします。ただ、使えるようになると言っても「使う必要がなければ使わなくても良い」食品です。油を含む脂質は、肉、魚、卵、大豆などからも取ることができるので、わざわざ「油」から脂質を取らなくても良いでしょう。油を使う時は、メニューに変化が欲しい時などにして、使う頻度はごくたまに。量もごく少量にすることがポイントです。

離乳食で使える油の種類や量は?

「油」と一言で言っても、いろいろな油がありどれを選べばいいかわかりません。赤ちゃんに使う油ですので、できる限り安心できるものを使いたいところです。離乳食期におすすめの油は「オリーブオイル」。オリーブオイルにはオレイン酸と言って母乳に含まれている成分が含まれています。使いすぎは禁物ですが、風味に変化をつけたいときに使用してみましょう。また、「こめ油」、「なたね油」、「ごま油」もおすすめです。ただし、ごまアレルギーがある場合は「ごま油」はNGです。

量の目安

油の1食の目安量は、

離乳食後期 2gまで

離乳食完了期 3gまで

油を含む脂質は、肉、魚、卵、大豆などからも取ることができるので「油」を離乳食期に頻繁に、多量に使うことはおススメしませんが、脂質は身体には必要な栄養素のひとつです。もちろん、たくさん摂るとエネルギーを摂取しすぎで、肥満などの原因になることもありますが、炭水化物やたんぱく質に比べて1g当たりのエネルギー量が多いので、エネルギーが必要な子どもにとって効率の良いエネルギー源です。

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離乳食でNGな油の種類

離乳食におススメできない油は、サラダ油やマーガリンのような高温で化学処理されている油です。これらの油には「トランス脂肪酸」が含まれています。このトランス脂肪酸、悪玉コレステロールを増やして善玉コレステロール過剰に摂取するとがんや心臓病などのリスクがあると言われています。WHO(世界保健機関)はWHOは総エネルギーの1%以下にするよう勧告しています。一般的なサラダ油には、100g中トランス脂肪酸が1g。オリーブオイルには、100g中トランス脂肪酸が0.1g。健康のことを考えると、赤ちゃんだけでなく大人も油の種類や使い方を考えてみましょう。

また、ゴマのアレルギーがある場合はごま油はNGです。

ちなみにバターはいつからOK?有塩バターは?

少し加えるだけで、ふんわりと風味がするバター。料理づくりにもお菓子づくりにも大活躍します。バターも離乳食後期から使うことができます。目安量は他の油と同じ。離乳食期には、塩分が入っていない「無塩バター」を使います。もし有塩バターを使う場合は塩が含まれているので、バターを使ったら味噌や醤油などの調味料は使わず「バターで風味付け」をします。また、乳製品つながりで生クリームの使い方。生クリームは離乳食に使う時は「油脂」と考えます。1食の目安量は、

離乳食後期 5~6g

離乳食完了期 7~8g

程度にとどめます。

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離乳食にも使えるおすすめの油

ニーニョス オリーブオイル(OLIVINO)

個人的においしくておすすめなのがOLIVINOでお取り扱いのある、NOBLEZA DEL SUR社が作るオリーブオイル。ニーニョスはスペイン語で子どもの意味。子どものために作られた、強いにおいがなくあっさりしていて使いやすいオリーブオイルです。

https://olivino.saleshop.jp/items/11413118

    TSUNO  こめ油

    スーパーで手軽に購入できます。米油は、油臭いにおいが少なく、サラッとしています。

    カネゲン 圧搾一番しぼり国産なたね油

    菜種油は癖がなく、サラッとしていて離乳食にも使いやすい油です。

    九鬼 ヤマシチ 純正胡麻油

    胡麻の香りが優しいごま油です。1滴垂らすだけでメニューが中華風になります。

    油は、離乳食期には風味として使用し、幼児期以降も多量摂取は厳禁。上手に美味しく料理に取り入れましょう。

     

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    記事監修

    中田馨|離乳食インストラクター

    一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

     

     

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