目次
GPS機能付きのメリットとデメリット
GPS機能付きの防犯ブザーは、不審者から子どもを守るのに役立ちます。
希望する機能にぴったりの防犯ブザーを購入するために、どのようなメリット・デメリットがあるのか、まずは理解していきましょう。
不審者対策だけでなく、見守りもできる
防犯ブザーは、不審者対策のためのアイテムですが、GPS機能付きであれば、子どもがどこにいるのかの確認もできます。
子どもにGPS機能付き防犯ブザーを持たせていれば、保護者が自身のスマホやパソコンを使って、位置情報を取得できます。
夜遅くまで仕事をしていてお迎えに行けない場合でも、子どもが帰宅しているか、塾や習い事に行っているか、どこで遊んでいるのかをすぐに確認できるので、安心できる機能です。
端末料金や毎月の使用料がかかる
不審者対策や子どもの見守りに活用できる「GPS機能付き防犯ブザー」ですが、費用が高くなる点がデメリットです。本体の購入にかかる費用の他に、毎月の使用料も必要になります。
料金は、サービスを提供している会社によって異なりますが、一般的には、入会金や事務手数料・端末料金・充電式なら充電器の代金・毎月の使用料などがかかります。
月額1000円程度から利用できるプランもあるので、機能と価格を見て、自分と子どものライフスタイルに合ったプランを選びましょう。
GPS機能付きのおすすめ防犯ブザー
ここからは、GPS機能の付いた防犯ブザーについて見ていきます。より安心を求めるなら、大手警備会社が駆け付けてくれるプランも検討するとよいでしょう。
ALSOK まもるっく
まもるっくは、GPSによる位置情報検索、保護者との通話機能があるほか、緊急時にストラップをひくと防犯ブザーが鳴り、同時にALSOKへ緊急通報することができます。
通報を受けた際に保護者がすぐに対応できない場合でも、ALSOKが位置情報の検索や駆けつけを行うため、不測の事態にも備えることができます。
また、保護者のスマートフォンに専用アプリをインストールすれば、位置情報検索を行えます。どのキャリアでも利用できます。
セコム ココセコム対応 au mamorino6
「セコム ココセコム」では、防犯ブザー付きのGPS端末と、GPS端末のみのタイプがあります。
GPS付きの防犯ブザーを使用したい場合には、ココセコムに対応している端末、au「mamorino6」を利用しましょう。この端末なら、防犯ブザー用ストラップを引っ張ることでブザー音が鳴らせます。
ココセコム対応なので、別途料金にて現場急行サービスも利用可能です。GPSによる居場所通知機能では、5分ごと・10分ごとなど、連続して位置情報の通知を受信することもできます。
GPS端末のみのタイプは、本体中央に通報ボタンが付いているシンプルなデザインで、緊急時の操作のしやすさも優れています。位置情報の検索回数で料金が変わる点には注意しましょう。
セコムが提供する「持ち歩けるセキュリティ専用端末」ココセコム
音で撃退する防犯ブザーの選び方は?
防犯ブザーは、紹介したGPS機能付きの他、防水機能が付いたもの、音が大きいものなど、さまざまな商品が販売されています。
どのような基準で選ぶとよいのか、選び方のポイントをチェックしていきましょう。
音の大きさや防水などの機能性
防犯に役立てるためには、大音量の防犯ブザーを選ぶことが大切です。
地下鉄と同じくらいの音量である「80db(デシベル)」であれば、不審者をひるませたり、周囲に危険を知らせたりするのに十分といわれています。中には、飛行機のエンジン音相当の120dbが出る防犯ブザーも販売されています。音量が小さすぎるものでは、防犯には役立ちません。しっかりと音の大きさをチェックしてから購入しましょう。
また、防犯ブザーは、緊急時すぐに利用できるように、ランドセルの外側に付けている子どもが多くいます。外側に付けるなら、急な雨でも対応できるよう「防水タイプ」がよいでしょう。
いざというときにしっかりと使えるよう、付ける場所を考えて選ぶことも大切です。
子どもが使いやすいもの
防犯ブザーには「ストラップを引っ張るタイプ」と「ボタンを押すタイプ」があります。
「ストラップを引っ張るタイプ」は、長さのあるストラップ部分を引っ張るだけでブザーが鳴らせるため、操作が簡単です。ランドセルやバッグの外側に付けておけば、緊急時にすぐに使用できます。
まだストラップを引っ張る力のない小さな子どもが使うなら、「ボタンを押すタイプ」が向いています。
どちらにしても、子どもが防犯ブザーの使い方を知っていることが大切です。事前にしっかりと使い方を確認しておきましょう。
シンプルで使いやすい防犯ブザー
ここからは、子どもでも使いやすいシンプルな防犯ブザーを紹介します。音量やブザーの鳴らし方について意識しながら、ぴったりのアイテムを見つけてみましょう。
レイメイ藤井 防犯ブザー 生活防水
防犯ブザーに必要な機能をきちんと備えつつ、シンプルな使いやすさが魅力のアイテムを選ぶなら「レイメイ藤井 防犯ブザー 生活防水」がおすすめです。生活防水が施されているので、急な雨で傘を持っていないときでも故障しにくいでしょう。また、固定ベルトが付いているので、ランドセルに付けていてもブラブラと揺れて邪魔になることがありません。92dbの大音量であることもポイントです。シンプルでありながら、しっかりと防犯に役立ちます。
クツワ STAD 防犯アラーム SL022BL
丈夫で壊れにくい防犯ブザーを探しているなら「クツワ STAD 防犯アラーム SL022BL」がぴったりです。シリコンカバーで本体を保護しているので、ぶつかった衝撃を吸収します。豪雨に対応できるほどの防水性を備えているので、まだ傘の扱いに慣れていない子どもが持ち歩くのにも向いています。万一の故障や電池切れのときでも、笛が付いているので、音を出して周りに危険を知らせることが可能です。
夜でも安心なLEDライト付き防犯ブザー
習い事や塾に通っていると、帰りが夜になることもあります。夜道を歩くなら、LEDライト付きの防犯ブザーも検討してみましょう。
レイメイ藤井 LEDライト付き防犯ブザー
手元を照らすLEDライト付きで、暗くなってからも使いやすい防犯ブザーです。LEDライトのスイッチを押したとき、電池残量が少ないと、本体に内蔵されているライトで知らせてくれます。電池残量が一目で分かるので、常に使える状態をキープしやすいのもポイントでしょう。単4電池1本で使える防犯ブザーは、電池を入れてもわずか44gと軽いにも関わらず、衝撃に強い設計で作られています。
Hariti LEDライト付き防犯ブザー
大きなブザー音で身を守る防犯ブザー。緊急時以外でもライトとして活用できるので、防災としても便利です。万が一のときにはボタンをダブルクリック、またはキーホルダーを引くといった2つの方法でブザーを鳴らすことができます。LEDライト単体で使うときは、サイドのライトボタンを押すごとに、点滅と常時点灯の2つのモードが切り替わります。
Iseebiz 防犯ブザー
パトカーのサイレンを上回る140dbの大音量で、周りの注目を集めたり、不審者をひるませて犯罪を未然に防いだりするのに特化しているのが「Iseebiz 防犯ブザー」です。140dbは近くで聞くと、驚いてドキドキすることもあるほどの音量です。ピンが完全に抜けるタイプなので、緊急時には引き抜いたピンを投げてしまえば、鳴らし続けることも可能です。広範囲を照らすLEDライトも付いた、利便性の高いアイテムです。
子どもに人気のかわいい防犯ブザー
ランドセルやバッグに付ける防犯ブザーは、子どもが気に入るデザインであることも大切です。子どもの好きなかわいい防犯ブザーを選べば、アクセサリー感覚で喜んで付けてくれるでしょう。
ソニック 軽くて丈夫な防犯ブザー リアナティアラ
「身の回りのアイテムを、好みのデザインでそろえたい」という子どもにぴったりなのが「ソニック 軽くて丈夫な防犯ブザー リアナティアラ」です。ガーリータイプにはピンクとパープルの2種類が、車のキーを思わせるクールタイプにはブルーとブラックの2種類があります。引き抜く部分には、ストラップではなくラバーチャームが付いているので、防犯ブザーには見えないデザイン性の高さも魅力。子どもの手になじみやすいため、緊急時に引き抜きやすいという操作性のよさも兼ね備えています。
グルマンディーズ すみっコぐらし 防犯ブザー
人気キャラクターの「すみっコぐらし」をデザインした防犯ブザーは、キーホルダーのような丸いフォルムが特徴です。防犯ブザーを持ちたがらない子どもでも、キャラクターデザインであれば、きっと興味を持ってくれることでしょう。本体を引き抜くだけのシンプルで簡単な操作性も特徴です。
親子でしっかり防犯対策をしよう
大音量で緊急事態を周りに知らせたり、不審者を驚かせたりできる防犯ブザーは、いざというときに役立つアイテムです。保護者と子どものライフスタイルに合わせて、ぴったりのものを選びましょう。
保護者が夜遅くまで帰らない家庭では、GPS機能付きが便利です。緊急時の通報機能が付いているタイプなら、子どもを見守る機能が増えるため、より安心感が得られますね!
使用する子どもが、使いやすいタイプを選ぶことも大切です。ストラップを引っ張るタイプの他、力が弱くても使いやすいボタンタイプもあります。使い方や機能を親子でチェックしてください。
文・構成/HugKum編集部